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2019/01/24

PWM ファンコントロール Report by EXE Factory./W124 500E PWM Fan Control report By EXE Factory Japan

ATIダンパーの装着レポートで触れました 社外PWM制御の電動ファン W124 500E用

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私の知りうる限りですが、W124 500Eで、やっている例としては,
日本では、初めてだと思います。

R129のSL 同じM119エンジン搭載の車でDERALEのファン、PWMコントローラーで
なさった方はいらっしゃいますが、日本初、いや、もしかすると世界初なんじゃないかと思います。

さて、今回、ATIダンパー装着時にあわせて作業となったのは、
ダンパー装着のために、クランクプーリー、純正ダンパーを取り外す必要があり、
車両の狭いスペースの関係や、装着時の角度等に制限があるので、
電動ファン、ラジエター、コンデンサーを外して、正面からの装着作業といった
大掛かりなものになる、そのときをあわせようというわけです。

この好機を利用して、タイミングをあわせて、
大阪のエグゼファクトリーにて、オーナーの武内さんは
同時に、社外のPWM制御の電動ファン装着をしました。

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依頼するレイバーレート、工賃を節約するために、
二重作業省くというのは、実に、有効な節約手段、
実は、誰も得しない安物買いの銭失いと違って、三方よしであります。

さすがですね、やりますねー

オルタネタ―は電動ファン装着前に、
ボッシュの150Aにして、配線も引き直しているとのことで、発電量はOK。


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さて、ここで問題の純正の電動ファンについて、

純正装着されてるのは、ラジエター前の二つの電動ファン、
オギジュアリーファン、日本語に訳すと補助ファン。

地球温暖化が進む前、70、80年代の古い古典的な設計です。

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風量も少なく、騒音考慮や、羽の形状も数値解析がすすむ前の製品、
もちろんブラシ式のモーターで、軸受けもベアリングでなくメタル軸受という
今では、残念なクオリティ、
言い方悪いですが、前時代の遺物、骨董的製品です。

21世紀では、国内の軽自動車、商用車、新興国向けの廉価モデルでも使っていないでしょう

なので、これだけを頼りに、ベルト駆動の機械式ファンを廃して、
純正ファン単独で代替するには、明らかに役不足なわけです。

そもそも、補助ファンの仕様は、エアコンオン時の冷媒ガス圧力スイッチ制御で弱風がメイン、
115℃でオンの強風モードは、エマージェンシー用です。

考えてみれば、わかることですが、
弱風、エアコン時、低速回転がメインで、高速回転を常用するようには出来てません。

そういう私、自身、この仕組みを理解、問題点に目をそらさずに、
正面から、真摯な心で、正確な評価をできるまでには、
長い時間がかりました。
目の前の、水温の高さの辛さから逃げたいために、
手近な”お手軽さ”に手を伸ばしてたこともあります。

IMG00073-20100725-1701.jpg


今更の懺悔ですが、
水温センサーに 1.1kΩの抵抗を噛ませて、高速回転で使っていたことも過去にはありました。
なので、あまり偉そうなことはいえません。

タイムマシンがあったら、真っ先にいって、胴回し蹴りでも浴びせて、
説教したいレベルの恥ずかしさ、アホさです。

これも、前にも何度も書きましたが、
憎きは、おなじみ、ファンレジスター

fan resistor

ファンを低速で廻すために、電熱機レジスターのニクロム線を通して、
その電気エネルギーを抵抗で熱に代えて、電圧を下げてファンスピードを下げるという、
冷却水を冷やすために、電気エネルギーを捨てて熱にする、
ニクロム線を加熱するという、冷静に考えれば、まったくもって、おかしな方法を、メーカーも取っています。

当時では、PWM制御なんて、半導体、集積回路の値段も高かったからか、
車載での熱、振動やノイズからか、モーターとの相性かわかりませんが、採用できなかったんでしょうね

そのため、レジスターコイルは高熱を持ちます。
夏の夜、暗いところで、ボンネット開けて、見れば赤く焼けてるニクロム線が見えますので、見てみてください。
長く使っていると、こうなります

ダウンロード (1)


この憎き高温、これが配線、銅線経由の熱害となり、
配線が被覆のプラスチックだけでなく、芯線の銅まで熱で硬化、緑青吹いて、
酸化してくる、
この状態で、もともと常用することがない程度の細芯線のスケアを廻すと、過加熱で
配線やリレー、ヒューズが溶ける、最悪、車が燃えます。

いくら、ここの配線やりなおしても、ヒューズを変えても、
がんばって、ヒューズボックス交換しても、
もちろん、リレーを変えても、電磁リレーにしても、
レジスターをラジエター前に移動しても、それはもう、程度の問題、
焼石に水なわけで、
ニクロム線経由の発熱の熱量はかわらず、根本的に熱エネルギーを
無駄にしていることには変わりません。

銅線の熱伝導率は鉄なんかよりはるかに高いのは、みなさんもご理解の通りです。

レジスターのニクロム線、夜見ると赤く焼けてるわけで、温度、600-800℃でしょう。
その先に、直結で、銅線があるわけです。想像すると、もう、おそろしいです。


みなさんも、すでに、お聞き及び、ご存じかもしれませんが、
何台も、この部分、電動ファン、ブロアファンの過加熱で貴重なw124、500Eが燃えてます。
この前時代の出来損ないのしくみのせいです。

今なら、PL問題なんでしょうが、10年以上たっている車なので、リコールもないというのが
リコールをしないので有名な、ベンツながら、相当、残念な話です。

そういえば、純正の補助ファンをPWMコントロールしようとしてた人、
チャレンジした人もいましたが、
私が聞くところでは、
残念ながら、車は全焼にこそ、ならなかったようですが、
配線等が溶けてボヤにいたったようです。


市販のアフターパーツは、徹底的に試験してから売り出すべきだし、
それをしない、車載だけで試験したのか、
使った車が特殊な状況、だったのかはわかりませんが
チャレンジする姿勢は良いものであっただけに、とても残念なお話しです。


こういったトラブルを予防、するために、電動ファンごと、最新のブラシレスのファンにして、
PWM制御、パルスで車速をコントロールする、
チャレンジして、試験してみようというのは、大変に理に適ったものであり、こういった車両が
さらに増えることはとても喜ばしいことです。

とはいえ、そこいらの部品交換屋や、車両ノウハウのないところでは、
簡単にできる作業ではないものだと思います。
こういった作業をできる、オーナーの無理な願いをかなえてくれるところが、
実際にある、存在するということは、とてもありがたいです。

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こちらが、DERALE製の電動ファン、PWMコントローラーとシュラウドのセットの画像
(もちろん、このままじゃW124,500Eにはつきませn)

オルタネーターの増量等も必要、ファンシュラウドの作り物も必要で、配線も引き直しとなるので、
決してお手軽ではないですが、外気温が25℃超えて、初夏、盛夏、晩夏に
前時代のW124 500Eに乗るには、必用な作業だと思います

エンジンのファン駆動ロスも下から減るので、体感で20馬力位アップ(当社比(笑))した
感覚が味わえると思います。

何度も書いてることですが、500Eで最もコストパフォーマンスが高いのが

電動ファン化、②OS技研LSD、③UFCDアンダーカバーだと思っています

ちなみに、前に紹介した、
 
純正W203,204用ファンのpwmコントローラー
 とは別なものです。 
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コメント

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くやしい~

ども!

EVO2も、いろいろ苦労の末、SPALの
電動ファン、PWMコントローラーで、
PWM制御をしていたのですが、
前橋の例のショップで、
ラジエターを外す際、水温センサーの配線を、根元から、引きちぎり、変な、
ハンダ付け修理をしたため、ショート、
コントローラーが、壊れました。

今は、motecで、ON,OFF制御しています。
PWM制御ほど、スムーズな、水温計の
動きでは、ありませんが、キッチリ、
制御出来てます。

なんか、頼むところを間違えてばかりで、
自分が悪い、勉強代とはいえ、考えると、嫌になります。

Re: くやしい~

 nohoさん

 
 そうだ、spalのファンでpwm制御してましたよね
 なんか記憶にあったので、ベンツで初めてとかかかなくて良かったです。

 確か、あれこれと苦労されてたとお聞きしてましたが、
 壊しちゃったんですか? 回路自体は修理ができると思いますが、
 まあ リレーのオンオフ二段階でも ファン自体は動くので、
 それは、それで目的が達せられるならヨシとでいいと思います。

 ただ、できれば、失敗を糧にするで、よりよりPWMに向けてみてください。
 日本一暑い、暑い群馬ですから、冷却は大事です
 

> なんか、頼むところを間違えてばかりで、
> 自分が悪い、勉強代とはいえ、考えると、嫌になります。

 それもわかっていて、頼んでるわけですから、
 でないパチンコ台にあたるようなもんですし、
 別れた性悪女への悪口と 同様で、文句いっても男を下げるだけですから、
 
 身ぐるみ剥がされなかった、クルマが帰ってきた だけでもよし 
 ダメだということがわかったで さらにヨシで

 それを次に活かしてくださるよう期待してます。

 私もそうですが、ベンツはノーマルが最高!ベンツは特別 マンせー
 水温が高くなるように設計してある!!とか いう
  
 訳のわからない、ものすごく幸せな人ではないわけですから、
 
 ここは、踏ん張って、改造上等の意地を見せていただきたいと思います

 それが財産になりますし、文化になるんだと思ってます。