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2018/08/26

あと何年乗れるかな?(6) トヨタも2025年に内燃機関専用モデルを廃止! 自動運転と内燃機関

今夏、自動運転について書いたのは、
昨年夏に書いた内燃機関エンジンの廃止と同じベクトルで、
今後の自動車の楽しみ方に、非常に大きな影響を与えると思うからです。

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 今年2月には、我が国の経済を支える トヨタ自動車も、2025年に内燃機関専用モデルを廃止と宣言しました。
 つまり、内燃機関だけの動力で動く、自動車が主役の座から降りるわけです。

 そうなると、当然のことながら、縮小する部門への開発費や
 開発人員、生産設備への投資を抑えることになります。斜陽です。
 もう、パワー、味のある市販4輪用エンジンはでてこなくなるでしょう。

 こう考えると、私は「自動運転」「EV等」と「自動車を運転することの悦び」「内燃機関」は、
 その多くの部分について、相反するものがあると思っています。

 自動車、パーソナルモービルの、目的としては、
 長中短距離高速移動の自由、空間の占有、快適さや、利便性、荷物の運搬や、
 移動にともなう疲労の軽減等があるでしょう。

 また、アクセサリー的な判りやすさだったり、
 車種によっては経済的成功者風アイコン、ステイタス、

 同じ車種グループ内では、差異を設けること、同じにすることによる、カテゴリー区分、
 マーキング効果も出てきます。

 私なんぞ、なんかこう、自動車に対して、特別な思いがある世代、
 自動車、エンジンがついてることが当たりまえだった時代に青春を過ごした世代です

 土曜の夜の集会、暴走が、人生のすべてだと思っていた世代、

週末、深夜のストリートレースの一時に、大げさにいえば、青春の多くを費やした方、
 峠に通いつめて、ドリフトに明け暮れた方 等々

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 たしかに、自動運転が可能になれば、
 こんな馬鹿げたこと、しなくなると思います(笑)

 移動にともなう疲労感は明らかに減少するでしょう。
 ヒューマンエラーが無くなれば、事故の危険性も減少することでしょう
 制御の点でも、スロットル、燃料、点火時期等で間接的に出力をコントロール 内燃機より、
 モーターのほうが、自動運転に関しては、明らかに制御しやすいです。

 その、他方で、「自動車を運転することの悦び」については、馬齢を重ねたジジイには、忘れがちなことですが、
 徒歩や走ることでは味わえない、加速感、スピード感、風を切って走る感覚や、加減速G,コーナリングGに加えて、
 操舵して、グリップとドリフトをコントロールする楽しさ、
 危険と背中合わせの、時速300km/h アウトローの楽しさ、競争する楽しさ、もあります

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 内燃機の爆発に伴う振動やビート、
 排気音、吸気音、過給音、メカニカルノイズ、不協和音 倍音 等の内燃機由来の音、
 それに、エンジンオイルの燃える匂い、カストロールの香り、ガソリン、タイヤの焦げる匂い、
 そして膨大な排気、冷却熱量

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 人によっては、ドラッグガス、アブガスの匂い、ドラッグバイトの甘い香りや、バーンアウトのタイヤのスモークであると
 思います。


 内燃機が無くなって、EVになっても、加速感、スピード感、風を切って走る感覚、操舵コントロールの楽しさは、
 EVでも同じように味わえます。普段、テスラを転がす私でも、これらを感じてますし、
 低速からの加速感、0-100㎞/hに関しては、
 ほとんどの市販の内燃機関車両のよりも、そして、寂しいですが、是だけ手をかけたW124 500E、
 ヘアライン号をも軽く凌駕してます。S65 v12のツインターボなんかでも厳しいです。
 それでいて、高速はレベル3の自動運転、ガソリン代ゼロ(笑)
 
こう書きだすと、「自動車を運転することの悦び」の多くは、
内燃機由来の慣れ親しんだ昔の記憶を含む、特異なものであることに気が付きました。

 ですので、EV化が進み、内燃機関車両が販売されなくなる、自動運転化が進むとはなって、
 残る内燃機関付自動車ってのは、
 振動、音、匂いの部分に特化して残る、んじゃないかと予想します。

 おそらく、これらが楽しめる場所っていうのは、
 自動車間の双方向通信が義務づけられるであろう遠い将来は、
 クローズドサーキットやドラッグストリップ等に限定されて、
 古い自動車は、高速道路、公道から締め出されるようになるのかもしれません。

現実に、旧規格の360ccの軽自動車等では、すでに120km/h巡航は難しく、
近場での旧車ミーティングは自走だけど、遠路は積載車で運ぶ等になっています。

そもそも、高速道路をこんなに軽自動車が多く走るなんてことは、ETC割引普及以前や、
新規格の軽自動車登場前はありませんでした。

こんな形で、どんどん、環境が変わっていき、やがて、
旧車ミーティングに参加するために、500Eを積載車で運ぶ、
いずれは、今、奇特、変り者の私がやっているように、
馬でのハック、外乗を楽しむために、環境が整った場所に出かけるってようになってくるんだと思います。
(昔は、馬は外で乗る、道路で乗るのが普通だったので、馬場の外で乗る「外乗」なんて言葉はなかったって聞きます)

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 小淵沢の道の駅から、信玄帽道に向かって山道を行く 2018年晩夏


おそらく、我々の世代は、自動車に乗ることの悦びを過去の記憶や思い出と重ねて楽しむことのできる後期、最後の世代に近いんでしょう

ミニバンの後席で液晶モニター見ながら育った世代、
ゲーム機やスマホを与えられて、移動時間には、SNSを楽しむ世代には、
運転しない快適な移動に慣れ親しんでいるので、
残念ながらスポーツカーへの胸がドキドキするような感覚や憧憬、
喰うもの喰わずにアルバイトをして自動車のために生きるってことは
しないんだと思います。

そんなことをまた、今年も、初秋の小淵沢で、少し前、何十年か前なら、普通にできた騎馬での移動を、
八ツ岳の限られた場所で、何百年前かにつくられた武田の騎馬軍団の遺跡の棒道への道程を
楽しみながら、移りゆく日を寂しく考えています。
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