きっと世界発!? AMG レベライザーショックのオーバーホール 3 Rebuilt SACHS absorber with a Levelizer
きっと 世界初、w124 500Eのレベライザーショックのオーバーホール、第3弾です
シェルカップリングを外したら、中のオイル室と外気とを仕切っている
ボトム(アッパー) ベースプレート(ロッドガイド)を押し下げて、Cクリップを外すことが
必用になります。

ボトムのベースプレート(倒立なのでボトムとしています、ロッドガイド)を押し下げる、
つまり作動オイル室の容積を少なくする、
縮めるために、 ロッドガイドを下げる必要があります。
ロッドガイドを押し下げるためのカラーを、 製作します。(白いz樹脂製のもの)

ベアリングプーラーで、ジュラコン製のガイドカラーの下を押さえて、ロッドガイドを押し下げるようにします。
プレスを使いますが、油圧がかかっているわけではありませんし、高圧ガス圧がかかっているわけではないので、
気が楽です。新品のためもあると思いますが、キツイです。

プレスで押すと、ロッドガイドを押さえているCクリップが出てくるので、それを外します。

アウターチューブの内側に溝が掘ってあって、ここでロッドガイドをクリップリングで押さえてます。
傷をつけないように外します。

クリップリングが 無事に外れたところです。

ロッドガイドと、アウターチューブ内側の嵌合は、油圧が漏れないクリアランス、ガイドやシールで密閉保持されているので、
そのままでは出てきません。
引っ張り出すために、ピストンロッドの頭にナットをつけて、スライディングハンマーで引き出すための、
プレートを造ります。
もしかしたら、レベライザ―の油圧ホースから、エアなり、油圧をかければ、出てくるのかもしれませんが、
作動油が漏れて飛沫が飛ぶのもいやなので、今回は、無難に、スライディングハンマーを使います。
ただし、ショックアブソーバーのセッティングは、おそらく作動させて温度が上がった状態でしょうから、
常温ではキツイです。新品のせいもあると思いますが、フリクション大で、スライディングハンマーでも
苦労します。

スライディングハンマーで、苦労して、引っ張りだしますが、
ハンマーのストロークと、ショック全長、ロッド長さ、ストロークが
あるので、長くなり、作業スペースが必用になります。
あとから、写真を見ると 、そんなことか という話に見えますが、
実際にばらしてみて、ショックの構造から考えて、治具カラーを製作する、プレスで押す、Cリングを取るということは
私レベルですと、とても考えつきませんし、思いつきません。
経験値にもとづき、分析し、推測し、行動に起こして、実行、完成させる。という
作業は、一朝一夕ではできることではないと思います。
大げさですが、これまで過ごした自動車求道の大成だと思いました。
やり方を見てから説明してもらえば、そういうことかとなりますが、
ファーストペンギン の偉大さを感じます。
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