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2018/04/29

北京モーターショー、中国の中小部品メーカーによるインホイールモーターEV車の計画とNTNとのライセンス

メーカ―からは、おそらく世界でもっとも注目されるようになった 北京モーターショーが開催されています。
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すでに世界最大の自動車マーケットとなって久しい、中国の首都、北京で開催されるモーターショーは、
いうまでもなく、世界最大であり、我が国とトヨタもレクサスやSUV、VW、ベンツやBMW、米国のGM他
十数台が新車発表です
日本の感覚でいうと、小規模な万国博覧会みたいなものです。
どこのホテルも飛行場も一杯です。
かかってるお金や気合、短中期の経済に与える威力はそれ以上だと思います。
日本の自主選択型 職業契約奴隷(サラリーマンともいう)
(書面がない労働契約を締結して、使用者が一方的に定める就業規則は、その内容が合理的であれば
“約款的“効力をもつので、それに拘束されて、
しかも国内外、世界中異動、職種変更や、契約相手さえもほぼ勝手に変更されて、
かつ、賃金体系も内容も良くわからないのに異議をとなえない社畜は、
奴隷専用運搬船(運賃制旅客機)での移動ですが、
海外メーカーの悪党の親玉、奴隷頭は、顧客や資本家から巻き上げた金で、自家用ジェットで来ます(笑)。
なので、日本からも多くの自動車会社、部品メーカー等の関係者が中国にこの時期いらっしゃってます。
トヨタが新型プラットフォームのSUVを北京で発表したとか、レクサスが等が日本でも大きく語られていますが、
今回、私が一番注目しているのは、何年も前の店晒しの商品の焼き直し版とはいえ、
NTNのインホイールモーターが中国の新興自動車部品メーカーの长春一汽富晟集团有限公司
子会社である長春富晟汽車創新技術有限公司(Changchun Fawsn Auto Tech Co.,Ltd)に採用されて、
来年には完成車として発売される予定であるということです。
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インホイールモーターの自動車自体は、ガソリンエンジンが普及する前から実はありまして、
ドイツかぶれオタクの皆様が敬愛する(笑)ポルシェ博士が特許とっていたことでも有名です。
既存のEVは、既存の内燃機自動車のプラットフォーム設計を流用する、パッケージレイアウトで
エンジンの代わりにモーターを置く、操舵装置をレイアウトする等いう“見えない因襲の足枷”があるので、
どうしてもモーターをドライブシャフトで駆動する方式になってしまいます。
リーフは他車種プラットフォーム流用だし、テスラであっても、設計を外部メーカーに委託しているから、
ゼロ開発ではない部分流用のプラットフォームになります。
その点、インホイールモーターを使うことを前提にシャーシを設計すれば、自由度も更に広がっているんでしょう
その結果か車重1300キロという、W201並みの重量で、大きさはw202のcクラスに
トルク45Nmのインホイールモーターの2丁掛けです。
要はトルクだけだったら、W124、500Eの倍です。
遊星ギア使っているにせよ、0-100m 3秒台前半~2秒台後半の瞬発力で無敵だとおもいます。
職人がエンジンを手作りしている(笑)らしい 35GTRより速いでしょう
普段テスラ転がしていますが、モーターのトルク特性で、0-100はガソリン車より当然、速いです
スリップ、トルク制御も、ブレーキやエンジンの爆発エネルギーをコントロールするより、トルクの出方を自分で
コントロールできるので、人知、能力を超えたレベルでのトラクションコントロールです。
さて、NTNのインホイールモーター自体、おそらく数年以上前に発表されていた空冷の遊星ギアでトルク増大するタイプの
モーターの進化系発展版でしょうか?
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こちらが、今回のモデル、省スペースか、コストダウン化わかりませんが、作りやすい、ストラット形式になってます。
17インチホイールにしたのは、スペースと、美観訴求なのか、既存モデルの使い回しかはわかりません。
車重1300キロでいけるなら、タイヤの空気量増やして、インチサイズ下げてハイト増やしたたほうが、トラクションや
乗り心地からは 詰めやすいと思います。
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ハブベアリング自体は、分解図からみるとアンギュラー2列のオーソドックスなもの、
45キロのトルクですと、ハブのスタッドボルトがM12の4本、留めだと、もう無理なレベルでしょう
モーターだと大丈夫なのか? もっとハブサイズは大きくなるのが理想だと思いました。
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こちらは、日本の別メーカー、NSKが昔試作でつくったインホイールカーですね
この発展系できてるので、17インチ、4穴なのかもしれません、FFですが、リアのサスペンションの
アンチダイブ(スクワット)や、当時なので電制ダンパーでない汎用品の使用、取り付け位置、
床下バッテリーのために異常に高い、乗用車シートの位置高さ、なのか
モーションコントロールや、制御系、ロールケージの構成、位置も私からは、やや気になります。
さほど目新しいものではないのでしょうが、すごいのはこれより数段進化版を量産させること、
契約して中国で量産車に組み込むことにした先見の明でしょう。
どのようなライセンス契約になっているのか、単なる部品供給先の一つで終わるのか、これを嚆矢として、他のメーカ―への
売り込みをかけるのかはNTNの経営陣にかかっていますが、私は大きな一歩になることだと思っています。
70億円のライセンス料というと、小規模のNTNにとっては魅力あるものなのかもしれませんが、
海外送金の問題や、為替、実効性を考えると、私だったら、株式を貰って配当とのコンビネーションかオプションが
よかったと思います
よく言われるバネ下重量の増加のデメリットは、ここ数年の高級SUVや大パワー車の爆発的増加による影響でしょうか?で、
ものすごく発展した電制ダンパーや、マグナライド等で乗り心地や振動はどうにでもなるでしょうし、
トランスミッションやドライブシャフトを使わないフリクションロス低減や重量減のメリットの他に、
サスペンションの設計自由度や操舵コントロールの自由度が大幅にあがるでしょうから、
回転半径が全長の半分、2m台になったり、車輪を90°横に向けての、横移動ができるようになります。
車速センサーと舵角センサーでトルク、回転制御も可能なので、低いロールセンターを活かして、
物凄いコーナリングマシンが出てくると思います。
何年か前に、慶応大学の8輪自動車に乗せてもらったことがありましたが、あんな車が街中に出てくることを期待しつつ、
やや寂しくもあります。
おそらく、わが遠祖は、馬、馬車から、内燃機関の自動車への移行時に、こんなことを考えていたんだと思います。
などと、おもいつつ、ショーにいってもブースもまともに設置してないような
実際には中国の田舎のブレーキパッドやら、パワステポンプのコピー品もどきを
造っていたような会社の子会社が、こんなことを計画して、実行に移すスピード感とすごさに驚きます。
心配なのは、意思決定の遅さや前例踏襲、責任回避にいきがちな、
日本のベアリングメーカーが、苦手な契約面やそのエンフォースメントの点で、しかもアウェイの中国で
してやられる もってかれて、活かさず殺さずになるんじゃないかという点です
これまで、さんざん懲りて、しっていたはずの中国の競争法違反でも、反龍断(得意の談合で)20億円の罰金取られてますし、
プライド高い割に、発注元には、下請け根性というか、卑屈な狡さを持ちつつも、
大局が見れないというか、極地戦の戦闘は勤勉さと努力時間でこなすんでしょうが、戦術、方向性が劣っているのは
外野で見てても、いかりや長介の気分です。
ただ、持ち続けた夢が、場所を変えて、実現するということは、これはうれしいことでもあり、応援をしています。
なので、売り出されたら、ご祝儀で広東省用に一台買おうと思います(補助金が出るうちに、笑)

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