2010/01/08

ベンツにLSDは必要か?




500Eには、FR車のスポーツ走行には必須といわれるLSD(リミテッド スリップ ディファレンシャル ギア)は、装着されていません。オプションも設定がありません。
これも同じく、AMGでも、ブラバスでも、カールソンでもそうです。(ここでも、さすがレンテックはオプションでLSDを装着してます。)

ベンツで、私が知りうる限りでは、大昔のW126の並行輸入車には一部LSDが装着されてました。

それ以降の140にも、129にも、210にも装着されてません。
推測ですが、おそらくベンツがASRや、ASD等のパッシブセーフティコントロール装置の装着が普及したため、
意図的に左右後輪スリップさせて走るというLSDに必要性を無視していたのだと思います。

しかし、スポーツ走行、FUN to DRIVE には、必須なのは流石に知っていて、
W211のAMGでは純正で搭載されています。
ちなみに、このLSD、BMのM5用と同じ製品という話です(笑)


つまり、メーカーもLSDの必要性をやっと今になって認めたということでしょう。


私も「500Eのモディファイ(もちろん性能重視の)で何が一番効果的だったか?」と聞かれれば、
間違いなく「LSD」と迷わずに答えます。

ドラッグスタートや、ドリフトでなくても、高速道路の法定速度程度でのレーンチェンジや、助手席に人を乗せての
ドライブ巡航でも、ハンドリングの差、楽しさを5割増しにさせます。

さらに体感するのは、高速の横風や、雨の日の運転です。

まっすぐ走っているようでも、左右に曲がれば、そのときにデフが作動して、タイヤにトルクが伝達しないノーマルと
ことなり、LSDはアクセルを踏んでトラクションを掛ければ、デフが直結になるから、走行が格段に安定します。

私は、最初は純正のLSD、W126の560SECの並行用についていた210mm用の機械式純正LSDを
解体屋で入手して装着していました。
これでも、まあご機嫌なのですが、トヨタの昔の2ピニのLSDみたいというか、あまり効かない。
終わりの頃になってやっと繋がる感じだったのと、OS製のLSD(スーパーロック)の出来に惚れて、2~3ヶ月で
再交換しました。

OSのLSDは、非常に出来が良く、というか、500Eに併せて、えちごやの皆口さんとOSの岡崎さんが苦労を
重ねただけあって、アクセルオフでフリー、ONでロックの具合が俊敏で、意のままに操れます。
それでいて、嫌な作動音やギコギコは無く、何の不満もありません。

このLSD、ハイエース用がすごく売れているという理由も、この作動音の無さと、高速走行時の横風等の
安定性なんでしょう。

考えても見てください、横風で振られて、斜めに移動するときには、リアのトラクションが抜けている状態です。
安定なんかするわけないですよね

だいたい、前に重たいエンジンを載せていて、トラクションが不足するFR車、更に高速走行時には
空力上リフトが発生するセダンでは、いかにトラクションを稼ぐかが安定した安全な走行をするかの肝です。

LSDつけてないFR車は山にはいなかった80年代の峠ブームに青春期をすごしたオヤジドライバーには
ぜひとも楽しんでもらいたい部分です.

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