2016/09/25

JISベアリングの等級 精度 研磨と二硫化モリブデン  二硫化タングステン処理

何度も書いていますが、同じエンジンで、同じ出力馬力、同じ出力トルクでしたら、
抵抗(フリクション)が少ないほうが速く走れます。
国産チューニングカーと違って、アフターマーケット部品のすくないベンツ、NAの場合、
タービンキットくっつけて(そもそも、そんなものない)、ぽんと100馬力、200馬力上がることはありません。
なので、細かい、非常に細かいところを詰め、煮詰めて、フィーリングの向上であったり、
メーカーができなかったこと、やれなかったことを、あとから追い込んでいるわけです。
その一つに、フリクションの低減があります。
えちごや ミナグチさんの真骨頂、最近でこそ、自動車メーカーも、低燃費競争でやってますが、
もう20年も前から、ローフリクションを追いかけてる一人です。
私も、回転精度マニアの端くれで、
ベアリング、軸受けを受け売りでWPC処理したり、高精度のベアリングを入手したりして、
つかってます。
ミナグチさんのところで、丁稚したメカニックも、同じように、フロントハブのベアリングの当たり面は
ピカールで、顔が映る位に磨いていると思います。
それで、ベアリングの精度、等級ですが、JISでは以下のように規定されています。
ちょっとややこしいですが、
>1.軸受形式と適用精度
>転がり軸受の精度には、主要寸法精度と回転精度があり、JISB1514に規定されています。(JISはISOに準拠)
>精度等級は並級の0級から始まり、6X、6、5、4、2級の順に高精度になります。
ラジアル軸受の精度(円すいころ軸受を除く)=JIS B 1514=
つまり、0級が並みで、2級が最高精度。 です。
DINやISOだと別にありますが、国産ベアリングの信頼度が高いのは、
この規格精度が高いためといわれてます。
自動車のハブベアリングなんかで、一般的に使われるのは,
せいぜい6級程度、コピー品だと、この規格0等級も満たしてません。
ご存じのように、ベアリングは、日本メーカー名、SKFでもTIMKENでも、
コピー品がとても多く、こればっかりは、信頼できるところで買うしかありません。
私は、最高等級のベアリングをなんとか入手してつかってます。
通常ですと、これの当たり面をピカール処理、
WPC処理するのですが、
今回は、2級のグレートのものが手に入ったので、これをさらに電解研磨して、
二硫化モリブデン処理(ドライコート)と二硫化タングステン処理をしてみました。

ごらんのように色が黒っぽくなっています。
写真は、ころ軸なので、今のレベルですと、セラミックというわけにもいかず((あるにはあるらしい)、
これが現実的な妥協点だと思います。
自転車やスケボーや、マシニング旋盤類は、みなさん、セラミックベアリングですから、
まあ遅れているといえば、遅れています。
これで、PRIショーなんかで出てるように、ハブ回転させて、ずーっと回る位のレベルに近づくかなと思っています。
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コメント

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SLD-MAGICにいいかも

日立金属が発表した炭素結晶の競合モデル(CCSCモデル)という境界潤滑理論は破壊的にイノベーションの一つと思われる。
 なぜなら、いままでボールベアリングを人類はせっせと作っていたが、それがナノ結晶レベルの自己組織化能力により、等価の機能を有するGIC(グラファイト層間化合物)結晶を生成させる特殊鋼からだ。
 これは明日の機械産業の在り方を変えてしまうかもしれない革命と思う。この理論、ダイヤモンド理論ともいうがそれ以上のものだと思う。

Re: SLD-MAGICにいいかも

 いつもコメントありがとうございます

> 日立金属が発表した炭素結晶の競合モデル(CCSCモデル)という境界潤滑理論は破壊的にイノベーションの一つと思われる。
>  なぜなら、いままでボールベアリングを人類はせっせと作っていたが、それがナノ結晶レベルの自己組織化能力により、等価の機能を有するGIC(グラファイト層間化合物)結晶を生成させる特殊鋼からだ。

 こちら、私も拝見して精読しています。

 引用等をリンクしていただければ、これを見る他の方にも役立つと思いますので、
 よろしくお願いします