2009/12/11

鬼門のEZLを考える

015-545-6132[2]


ベンツ、500Eのロム弄る 

といいますと、具体的にはECUの中の何世代か前の8ビット(笑)ROMの燃料噴射時間を
16進法で、00~FFまでで、コントロールするわけです。

ポンプ、インジェクターのところでも書きましたが、ポンプとインジェクターの吐出量以上は、いくらロムを弄っても出ないのと、
仮に吐出量、時間変えたとしても、λ補正のクローズドループなので、フィードバック殺すか、λ補正の数値を変更するかしないと、
噴射時間だけ変えても、補正範囲内なら一緒です。

とても賢いO2センサーで、原則 λ=1にもどります。

λ1から、パワー空燃費の1:12前後にするのもいいですが、他はというと、肝の点火時期。

ECUではない、別のEZL(イグニッション コントロール モジュール)がメインで制御しております。


つまり、燃料はECU、点火はEZLとわけてあります。

伝統的に、欧州の車は、FIAの陰謀かどうかわかりませんが、点火と燃料系は別制御です。
なんでも伝聞で聞いたところだと、大昔、トヨタの量産DOHCエンジンの2TGが欧州レースを席捲したのを契機に
アンチトヨタで、このようになったとか聞きます。

そういわれてみれば、ポルシェもフェラーリも、アルファロメオも、Kジェトロの機械式インジェクションのころから、この手の点火と燃料の分離ですね。
どなたか詳しい方がいたら教えてください。特許ライセンス問題なんでしょうかね?



さて、ベンツ500Eのチューニングの最大の障害は、このEZLと電子制御スロットル、です。

このベンツのEZLというのは厄介な代物で、燃料系のECUの様に、ROM交換で簡単には中味のプログラム変更はできないようです。
放熱のためか、樹脂で固めてあって容易に分解できません。
おまけに、経験上、だいたい3000時間位で壊れます。(エンジンルームの熱か、コンデンサーの時間経過で飛ぶんでしょうか)
しかも高価で、定価254,740円!(今年の3月調べ)。

10年くらい前までは、ボッシュのOEM製品があり、半値位で買えましたが、今は純正のみで供給はなし。

中古を買っても、ほぼ間違いなく、時間経過でほぼ壊れるようで、信頼性と安定性に欠けます。

つまり、イグナイター故障、やむえずヤフオクで中古@万円で買って、まもなく路上エンストでレッカー代@万円もかかる、ついでに修理代もかかる、予定も狂う、信用も無くなるetcという、貧乏人のドツボパターンに填まる確率も高い。。。。

まさに貧困の固定化、再生産です。

予備でイグナイター積んでおくと良いなどというマヤカシ記事も読んだことありますが、中古予備を積んでおく
のもナイヨリはいいですが、それ位なら、最初から新品に換えたほうが安心です。
雨の夜、高速道路上で交換を強いられることや、一張羅の洋服や手が汚れることもありません。

じゃあ、お前ならどうすんだよ との問いに答えられる、明確な代替案はありません。
やはり、純正品、新品で買うのが王道ですが、やや面白みに欠けます。 

さすが 王道、Kings Road これが、俗に言われる「金持ち、損をしない」の定番でしょう。

私が見る限りでは、お金はお金のあるところが大好きで、確かに特定の場所にあつまりますが、
別にお金持ちだから、得をするのではなく、金持ちは、ストックとフロー以外に
インテリジェンス、有用な情報を持っているから、お金持ちになって、維持できて、
結果として「金持ち、損をしない」になるのだと思います。
それを損した人から見れば、得をしている様に見える。これが多くのケースだと思います。

言い方換えれば、金が無いなら頭を使え! ってことでしょうか

話もどって、AMG品番のEZLは欠品で生産中止。プラグのレジスターの番手弄って点火時期を進めるという程度しかできません。
これですと、Revが6250rpmで終わり、「なし」のままですから、AMG品番のEZLのように6850rpmまで廻ることはありません。
(もっとも、4速、減速比2.65で6850rpm、318km/hまで廻しきれるNAエンジン載せた車は、そうはいないでしょう)

キモの点火系が弄れないこと、部品がないこと、壊れること、これが、納得いかないんですよね....
現代のテクノロジーで云々の枕言葉が泣きます。

あんまり悔しいので、せめて点火系だけでも先に、EMSでフルコン組もうかと思っています。EZL買うより安いしね!

EZLに行く配線、見てみると、クランク角センサーのほか、
左右バンクのノックセンサーからの信号で遅角、オートマの変速時に遅角、スタートのセル回転で遅角、
水温で遅角、バキュームホースがついているから、吸気で進角などをしているようで、初期のCANですが、ECUからの信号も入っています。
レジスターの番手は、オクタン価か仕向け地なんでしょうかね?抵抗値かえると点火時期が変わります。データーをまだとってないですが、おそらく、回転数ベースで、そんなに複雑な係数制御しているんじゃなさそうです。

これを、トレースノッキングがでる前まで点火時期進めて、MBT上げれば、もうちょっと平均圧縮圧力があがるでしょう。

カムやクランク等も弄らなければ実効性はないですが、6250rpmまでしかない点火マップに足せて、上までパワーついてきてまわせれば、AMGのイグナイターように6850rpmまで(または、それ以上)楽しめる仕様になるでしょう。
(もっとも、上まで全域トルクバンドにするにはボトルネックの270°ターンの吸気マニホールドやカムも考えなくてはならないでしょう)

つづく
関連記事

コメント

非公開コメント