2016/04/18

カムの肉盛り  志とリフトは高く! 気は長く

   カムシャフト 今使ってるのが、AMGのカム、インテークがベースサークルがφ37でリフトが10.5mm 。

2mmリフトの作用角はATDC30/30BTDC   @遅角時 がAMG整備書から

整備書にも出てこないので、実測したバルブのセット長が33.2mm  % スプリングシートなし

測定して気がついたんだけど、純正スプリングだと11.0-10.5mmで線間密着しちゃうから、AMGのヘッドはバルブシート0、7mm沈めてるんだね。

AMGのマニュアルにはそう書いてあったので、ビックバルブ効果出すのでバルブ外当たりにするため
と思い込んでいたけど、これ、セット長上げるためがメインですね。

これやらないと、AMGカムの10.5リフトだと、スプリングのマージンが0-0.5mmで線間密着するから、
使わない数値です。

ちなみに、M119普通のヘッドは、セット長32.5mm.  

KEのカム  インだと、中心角5°違い 早く開いて遅く閉じリフト2mmで 25/35. 同じく、整備書から  
これもカム単体でバラして測定すると  作用角で240° 2mmリフトだと188°

いわゆるMY 92の92カムだと  これが可変バルタイの角度増20-25°に合わせてか、30/40  同 

リフト9.5mm インテークの線間密着までの距離が純正スプリングで11.0から10.5mmだから、
純正9.5mmリフトなら1.5-1.0mmのマージンで適正数値。

でも、10.5mmリフトのAMGカムだと、スプリング、リテーナー変えるか、バルブシートあたり位置をかえて
セット長上げないと、クリアランスが0.5mm-0.0mm. スプリングが密着します(笑)

解体屋やヤフオクでAMGカム@10.5mmリフト買って、純正のダブルスプリングで素の500Eに乗せている人 いるかどうかわからないけど(身近には幸いいない)、ギリギリ線間密着してるんだろーな!

HLAで油圧の沈み込みで余裕見ても、物凄く危ない数値だね。
特に、インテークはラッシュキツイだろうね 。
おそらく、すぐにラッシュがパンクするか、運が悪いと、線間密着でカム曲げることになると思います。

さて、良い機会なので、それ以外のカムプロフィール他、ヘッド周りの各寸法を測定して、データ取りしました。

カムの数値見てもやっぱり、うーん。大昔のL型輸出用カムのレベル(笑) 

まあ、オートマで、トルコン、ストール1800rpm。Kジェトロのフラップ式からの発展形のため、スロットルの直上にエアフロの形式だから、妥協品でしょーがないといえば、しょーがないんだろうけど、少し真面目に内燃機やろうとすると、ここは、外せない肝の部分。

そこで、ハイカムを作ろうとした場合、方法は三つ。

⑴  素材から、もしくは素材カムからの研磨

⑵  加工カム。ベースサークル小さくして、リフトと作用角を弄る

⑶  肉盛カム。

ベースサークル小さくしたくない、作用角の自由度高くしたいときに、高硬度の金属を溶射する  。

最初は、昔AMGから譲ってもらった素材カムで⑴と思ったんですが、倉庫のどこを探しても見当たらず、
先方に問い合わせるも在庫なし。と言われたので、やむなく⑶に挑戦して見ることにします。

⑵は、加工カム、現在でも入手可能な油圧タペット用のシュレック、Diblasなんかもあるけど、
ソリッド化したかったのと、
ベースサークルを小さくしたくない(35φ)こと、
ストリート用のプロフィールなので、
今回プロフィールも最初からソリッド用で自分用に設計してもらうつもりで始めたので、⑶となりました。



こんな感じで、ステライト粉末溶射して、カム山を盛り上げて、これを削ります。

どうせなら、左右非対称で、タペット計35mm、油圧フィードホールの穴
ギリギリまで追い込んで、カムノーズ逃げ加工が必要な12-13mmにいってみたいです。




ご興味持っていただくのはありがたいのですが、残念ながら、フルセット用なので、ポン付けできません。
セット長変えますし、バルブシート位置も、リテーナーも、スプリングも、ステムシールも変更になります。

ポン付け希望なら加工カムを進めてます。

ヘッド開けて、ガイドとリング変えて、圧縮比変えて、VPクリアランス見るのが前提です。カムプロフィールも、
複数作って、256、264、272、288、リフトも11-12、できれば13mmも試したいので、

結局試験するのに専用のエンジンベンチがいるなぁ-  と  話まで盛って見る。

志とリフトは高く、気は長く ((笑))
関連記事

コメント

非公開コメント

No title

何時もためになる記事をありがとうございます。
実は、私もSpeedJapanさんの記事を参考に、E50のエンジンをヤフオクで落札して、カムだけを92前期のエンジンに交換しました。
仕事の合間を見て無事に交換しました、先生の記事にある通りHLAの音がガチャガチャと出るようになってしまいました。ガイドレールにはキズがありましたが、脱落まではしてなかったので、そのまま再使用した事が原因かと思っていました、原因がわかったような気がします。

結局、外したカムをE50エンジンに組み替えて、エンジンE50 のカムは92年で、フロントカバーとカムカバーが前期のデスビ仕様。ベルトは6山仕様でエアコンプレッサーは8山といったハイブリッドにして動かしています。

記事を参考に音が出た古いエンジンを今度確かめてみます。E50のカムカバーが閉まらない理由も先生の記事で勉強しています。

私ごとですが、定期検診で癌が見つかり放射線治療を受けています。幸い放射線治療の権威であられる先生のお父上?に治療して頂くことになり、車だけでなく身体も面倒を見てもらっています。
長文すみませんでした。今後とも宜しくお願いします。

Re: No title

検査員さん

 はじめまして、コメントありがとうございます。
 放射線の元G大の大先生は、同姓ではありますが、ものすごく遠い一族であったと思います。
 現役で治療されてるとすると息子さんかな? 高校の後輩です。
 私は全くの門外漢でわかりませんが、非侵襲の治療がうまくいくことをお祈りします。

 私も、無理、無茶、刹那的な生活を繰り返して、今にいたりますが、まさか、この年まで生きられるとは思っておらず、
 残りの人生は戴きものだと思っています。ブログにも書いていますとおり、同世代の友人が先立つのを送ると、
 有限の時間をいかにつかうかと、さらに詰め込む、毎日です。
 癌は人が長く生きれば必ず起こる遺伝子プログラム起因のもので、それまでうまく生き延びた証拠、機能した証拠と
 いう先生もいます。悲しみ、驚き、不運を恨み、覚え、理解し、受け入れる。治療を受け入れる、
 もしくは、代替治療がうまくいくのではないかと模索する、妥協する、悟る。また不安になる、というようなループ、
 過程を得る場合があるというようなことを家内から聴きました(一応、その分野の専門職のようです)。
 貴殿がどの段にいらっしゃるのか、わかりませんが、朝に道を聞いても、夕には白骨となることもある世に
 生きているという自覚がありますと、やがて行く道。事前にさき、目途がわかることの有難さをうまくいかされることを
 祈念します。

 さて、ははは、もう試されましたか、
 組み込んでも、カムが当たるところまでは、きつくないようですので、カムは廻り、クランクもまわり、セルもまわります。
 エンジンもかかるけど、クリアランスが廻したときにキツイのでしょうね。
 うまくいったという人の話があるかわかりませんが、まあ測定結果からすると、キツイ数値であるのは間違いないようです。

 ネームからすると、おそらく、相応以上のご経験をお持ちの、ご専門でしょうから、ご理解いただけると思いますが、
 まあ、厄介なエンジンです(笑)。車載だと、セット長なんか簡単に測れないんですよね(笑)
 タペットサイズの丁度良い、ハイトマイクロゲージがあれば楽ですが、そうでないと、難しいです。

 ハイリフトのカム利用するには、線間密着しない、スプリングに変えるか、リテーナー変える、
 エンジンをバラスついでに、バルブシートを外あたりにする。
 バルブを変える等が必用になるのかと思います。昔は、全部測定してチューニングしたんですが、ポンカムなんて言葉が
 出る世の中ですから、まあ、古い世代の部類にはいったんだと思います。

 次にでも書きますが、せっかくなされたなら、インテークのカムをエキゾーストに流用すれば、リフトも増える、
 作用角も増えると思います。オイル穴、バルタイ調整はいりますが、エンジンの特性は中高回転よりになるので、
 排気管変えてあるのであれば、試す価値あると思います。

 まあ、限られた人生ですから、私もできるだけ後悔のないように過ごそうと思っています。
 とは、いいつつも、毎日できたことは少なく、ごらんのようにかくたる進歩のない日々です。