2009/06/15

サーモスタット温度

で、SPJの北村氏が書いてますが、

SJブログ

M119エンジンの標準のサーモスタットは、80℃。

他方、M117用のサーモを流用すると7170℃のローテンプ.
AMGの6Lモデルではこれが標準装着されています。
(私のも、ローテンプにしようと思ってポンプ開けたら、7170℃だったので、LLC無駄にしました。)

水流を開閉するサーモスタットには、ヘッド側のアウトレットについているもの、つまりエンジンからの出口制御(OUT、アッパーホース)と、
ブロック側のインレットについている、つまりエンジンへの入口制御(IN、ロアホース)ものがありまして、
ヨーロッパ車では、「IN」コントロールのロアホース、ブロック側、インレット、ヘッドの冷却水が早く温まるのでヒーターの効きがよい等といわれてます。
昔の国産車は、「OUT」コントロール、アッパーホースでヘッドからの熱い水を出す側でコントロールしてました。


さて、私の少ない経験からすると、メーター水温計の針が80℃以下ってことはローテンプサーモいれてないと真冬でもむづかしい。常時80℃ってことはまず無理だと思います。
つまり、70℃で水がブロックに入っても、走って動いて熱を発生させるヘッドを通ると10℃は水温が上がると経験上、考えるからです。

という私は、ビリオンの水温計をロアホース、つまり戻り側「インレット」(IN、ロアホース)に置いてあるので、
「アウトレット」(OUT、アッパーホース)側のメーター水温計、つまりヘッドのVバンクの出口の温度、
ラジエターで冷却される前と後との差を把握しています。


ご存知と思いますが、メーター水温計(OUT、アッパーホース)は、ECUやEZLに、水温補正と点火時期補正のため等にいっています。
ここの温度が高いと点火時期を遅らせたり、また水温が低いと水温補正で燃料を濃くしたりする場所です。
この数値は、ダイアグテスターを当てれば、デジタル表示で温度が出てくるという仕組みです。
私のメーターパネルの水温計の数値とダイアグテスターで見るデジタル数値はずれがないので、ほぼ正確でしょう。

それで、問題の水温ですが、夏の停止時の良い写真があったのでアップしますと
1枚目は昨年の夏、外気温31度、で水温がメーター読みで約8590℃くらい、
2枚目は、同じ時刻でとった、ビリオンの水温、INロアホースで83℃、電圧が13.6Vの表示。


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ちなみに電動ファンのみの冷却なので、この段階だと電圧が示すとおり、電動ファンは廻っていません。

機械式ファンの場合とちがって、設定温度説明しないと意味がないので書きますと
夏季の通常仕様モードは、
スイッチがオンになるアップサイドでは89℃(IN、ロアホース)でファンが低速で回転をはじめ、100℃(IN、ロアホース)になると
さらに高速に廻って、風量を上げるように設定してあります。


スイッチがオフになるダウンサイドの設定は、
95℃(IN、ロアホース)で高速回転が低速回転に、84℃(IN、ロアホース)に下がると低速回転も停止するように設定してあります。
これが、ビリオンのファンコントローラーの仕事です。賢いね。
(もちろん、エアコンの冷媒圧での低速回転や、車速があがると抵抗になるファンをカット、停止させる機能もつけてあります。)

そのほか、エアコンがONになって、冷媒圧力が一定圧より高くなると水温にかかわらず、ファンが廻ります。
さらに加えて、車速センサーをつけておりますので、100km以上になると空気抵抗になるファン動作をカットしてフリーフローとなる
とても賢い仕様です。

で、この設定で、動作状態は、
サーモスタットは70℃以上ですから全開で開いて、冷却水をラジエターからブロックに、ヘッド、ラジエターへと循環させていますが、
戻り水温がファン停止の84℃以下になっているので、電動ファンは停止しています。
大体、この位の水温の時期ですと、89℃(IN、ロアホース)でファンが廻って、水の流れのタイムラグで92℃(IN、ロアホース)位まであがって
84℃でファンが設定温度で停止して、タイムラグで80℃位まで下がる。その後、水温がだんだんあがって、84℃でまた動くの繰り返しです。

これを水温メーターで読むと、写真の通り、~90℃の間ですね。

つまり、70℃全開のローテンプサーモでも、
私の設定だと、水温計がメーターで80℃(OUT、アッパーホース)とするには、ファンを低温から廻さないと無理です。
エアコンが入っている軽負荷、停車時等ですと、水温が75℃(IN、ロアホース)さすときもありますが、
それでもメーター水温は、せいぜい85℃くらいです。


前提条件が異なりますが、私のイメージでは、
純正機械式ファンで、80℃サーモだとメーター読みで90℃~100℃が普通だと思います。

80℃のブロック水温度(IN、ロアホース)だったら、ヘッド水温度(OUT、アッパーホース)は少なくとも85℃~にはなります。

まあ、見ての通りの状況ですが、ここまで来る道の如何に遠かったことか......

ここまでやっても、高速走行直後に渋滞になるとメーター水温が100℃を指しますし、
真夏の昼間、外気温35℃とかで、ちょっと好いた高速で、
4速6000回転ですとメーター水温が100℃超えます。これは、エンジンオイルクーラーの容量が
もう足りていないので、ここの放熱量をアップしなければいかんと思っています。
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コメント

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Re: No title

> すばらしいです。大変参考になります。

お褒めいただき ありがとうございます
 不定期ですが続けていこうと思いますのでよろしく!