2009/11/20

倍音考 排気音に惚れて車を買う!(2)



写真はサクラム、宇野さん撮影


それで、気持ちのいい音、格好良いと思う音というものに一定の法則があるという話はしました。
倍音、三倍音、4倍音というやつです。
これね、心地良いというか、わくわくさせるというか、疲労を軽減させる効果があると私は感じています。

一定の周波数、高音「だけ」が格好よく感じる、気持ちがいいのではなくて、
2倍、3倍、4倍と、重なって音がでるから、良い音に聞こえます。

歌唱方法でいう、モンゴルのホーミー や、読経の声明も、これと同じようで、専門外なのでわかりませんが、感覚でいうと、人間には、すごく気持ちよく聞こえる音、があるようで、それが倍音を使っているというか、含んでいるもののようです。

オペラ歌手の鈴木慶江さんの声なんか、特に生で聴いていると、マサにこれに溢れているように感じますし、例えるのも、罰があたるのかもしれませんが、連座して読経するときや、声明の高揚感もこれだと思います。
パイプオルガンの音もそうですし、オーケストラや宗教音楽もこれに関係があると思っています。

たぶん、この高揚感を上手く使って、幸福感や 信仰の対象としているのでしょう

排気音の話にもどりますと、なぜか、心地よく感じない、低周波のこもり音、
倍音につながらない音、帯域を減衰させて、
特定の周波数帯を二倍、3倍、4倍と出していけば、この良い音になるのでしょうが、
けっこうというか、相当難しい、音量規制やスペース、熱などの問題があるようです。

さて、今回の996のマフラーですが、このスペースと熱、レイアウトは結構、大変だったようです。
流石だなと思うのは、マフラーに3箇所のベローズ(蛇腹)を入れているところです。

水平対向エンジンは、熱で左右方向に伸びるので、動かないようにするとマフラーやタコ足が割れる
ことが多いです。空冷モデルで、独立吸気スロットルをつけても、リンケージの取り回しやガタに工夫
しないと、スロットルの動きが渋くなったりするのはこのためです。

市販のポルシェのマフラーでこれ入れてるのあんまり見ないですね、サクラムさんでは、
型起して、ステンレスで蛇腹造ったそうです。やるなぁ!

ちなみに、私がつけてるえちごや謹製タコ足の左側もベローズが付いていますが、これは純正のタコ足を分解して取ったものです。
型までは起していません。M119だと、特に運転席側の冷却が厳しいので、フランジに割りと、べローズの両方で対応しています

それと、「良い音」の「音量」も大事なポイントで、一発で聴くときや、ミーティング等でのインパクトなら、直管や、サイレンサーなしで
倍音が出るのが、刺激的で、印象が強いのですが、正直長時間乗っていると疲れます。
近所迷惑を気にしなくても、運転者が疲れます。

そのため、音量を減衰させるんですが、この加減も難しくて、旧 騒音規制数値を目安にするにしても、
できるだけ大きい音、がいいのか、小さめの音がいいのかは、車の格というか、グレードや、
車の室内の吸音材や密閉性にもよります。

つまり、誰が聴くか、聞かせるかにもよるわけで、ベンツなんかは、吸音材もドアやフロア、屋根までどっしりで、鉄板も厚い、密閉性も高い車だと
室内でガラス閉めて聴くと小音量になります。ヘアライン号なんかは、トンネルの中で窓開ければ、倍音のシャワーですが、乗って窓しめれば、
苦にならない音にしてあります。対して、後続車両にのって聞いていると、結構大音量です。
これなら、2時間、3時間連続でのっても疲れません。

996ポルシェの場合、スポーツ風の味付けですので、アイドリングでも騒音規制内で大きめ、乗って聴いた音量もベンツよりは大分大きめです。
まだ試走してないですが、2時間、3時間のった後の疲労感がどうかを確かめてみようと思います。

アイドリングは、少々大きくなったが、さほど気にならない程度、ブリッピングの音は、結構大きい音、廻すと2000回転少し前から啼きだして、4000回転超では、夏の蝉時雨状態、
倍音のシャワーというか、滝行の飛沫状態です。
宇野さんにいわせれば、若干のコモリ音と、上での倍音が出すぎとのことで再チューニングになるようですが、私としては、高音、真夏の蝉時雨状態のほうが、
ツーリング時の仲間受けがいいかなと思っています。

これなら、ツーリング後に音が気に入らなくって、フェラーリにいくというオーナーへの有効なストッパーになると思います。


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