2015/10/02

純正コンピューターと比較して LH? D-Jetro?500E、M119のモーテックコントロール15   MOTECH CONTROL for W124036,500E,M119 XV

実際にモーテックで動く、
楽しく走れるようになったので
帰国時のわずかな時間、
約300kmの道中でしたが、
それを踏まえて、フルコンと純正LHの比較をしてみました。

シャシダイ廻して、
自分で乗ってみて、
実際に運転してみて、
市街地、高速、超高速、渋滞、田舎道と乗ってみて、

「なんで早くこれにしなかったんだろうか」と思います。

 (いや、ただ、できなかっただけなんですけどね)

それくらい、普通です。

デメリットが感じられません。
もし、あるとすると、点火時期、大幅にすすめたので排気音が大きい、
地下車庫で冷間時始動だと、最近のマセラティのアイドリング位の騒々しさです。

それで、日本では、フルコンの代名詞のように言われているモーテック。
オーストラリア製の汎用、レース用の車両制御用コンピューターです。

フルコン化検討比較 2012年3月 今から約3年半前の記事です(汗)

フルコン化検討比較2

モーテックのメリットは、日本ではシェアが多いのと日本語サポート、
AVOに部品在庫があり、すぐに取れるのと、判らないことを聞けること、高橋さんや檀崎さんがいること(笑)

また、オーストラリアなので、
英語で直接に情報交換できるので、私はものすごく重宝しています。

あとは、なんといっても、M119、500Eに装着した実装例が最も多いことでしょう。
私の知りうる限り、M119、500EでMOTECコントロール以外の例を聞いたことがないです (もし、いたら教えてください)。

なんでもそうですが、経験値の高いところ、あるところに頼むほうが、失敗リスクを減らし、
作業時間の大幅節約になります。特にスペース、パッケージの厳しいベンツ500Eだと、
どこに配線を通すか、モノを配置するかの苦労はやった人でないとわかりません。

そりゃそうでしょう、以前より簡単になったとはいえ入手し辛い配線図、英語マニュアルを
広げて、オシロスコープやテスター片手にあーでもない、こーでもない、
やばい、元戻せるだろうか!の時間がありません。

前述のセンサー設置位置や配線、レイアウトも経験済であれば、
二台目以降は樂に作業ができます。正確にいうと、1台目は、メイクアンドトライ、
ぶっ壊し覚悟のリスクに、膨大な時間かけた試験開発作業です。
ちなみに、ヘアライン号、ここまでに、約1年かけてます。

二台目以降は、
基本のセッティング用マップも出来ていますし、ヘアライン号で培った経験値、
インジェクターの基本数値だけ入れ替えれば、おそらくこのデーターで
ノーマルの500Eでも、A/Fフィードバック数値で自動学習してくれるレベルだと思います。
ドラガス、ハイオクやその他データーも豊富に(笑)あります。

きっと、皆さん、そんなことをお見通しなのでしょう、問い合わせをいただいているので、
まずは純正との比較をお話しします。

SJのLH他オーバーホールのページ






写真の純正コンピューター(LHユニット、燃料)+EZL(点火)のメリットは、
フェイルセーフと想定条件の多さ、経験に基づく作りこみ量です。
でも、処理スピードがすごく遅い。容量少ない。壊れる(壊れている)。部品高い。部品供給不安定。

純正のLHとEZL、大人に例えますが、
その実は、現役引退した余生、残りの人生、風前のともしび
新しいことを全く、覚えられないガンコなお年寄りのLHとEZLの『老々介護』コンビ、
しかも高額医療費。病気がち、片方死んだら残りも即死。

言い方わるいけど、すでに寿命超えを、臓器移植での延命治療か
棺桶に片足突っ込んでるか、寝たきり状態か
御臨終間際、路上停止、廃車予備軍、解体車スタンダードです。

大して、フルコンは、もともとレース用なので、
全開優先、処理スピードは速く、自由度高いけど、
想定条件増やすには、作りこみが必要。でも容量多い。速い、
苦手は、経験値の少ない、パーシャルやハーフ、踏み返しなど、
これはセッティングで詰められます。
しかも安くて、新品。

たとえると、教育次第で、これから可能性、成長余力のある能力の高い頭の良い未来ある「こども」
しかも、「燃料」と「点火」制御他の仕事を、一人で全部できる。若くて元気なので医療費いらない。


純正コンピューターは、物凄くコストかけてるというけど、
所詮、プログラム量、容量が少ないので、遅いし、荒い。
プログラムだけの量でコスト計算で積算すれば、大した金額じゃないと思います
(そのためのノウハウや、試験は除く、でも所詮過去の「使い回し」です)

32ビットのフルコンは、頭がいいので、処理速度が速く、容量多く、自由度も高い、
それをいかせば、ロムチューンとは別格の性能、フィーリングが味わえます。
可変バルタイの時期、(2000-4200rpmの進角時期、4200rpmからの遅角、6350,6000rpmでの再進角時期を変えられます)、

現仕様は、エアフロレス、Dジェトロ+α+Nですので、レスポンス反応が良いです。
EZLでないので、点火時期も自由に弄れます(後述)、噴射時間だけでなく、噴射タイミングも変えられる。
無効時間も基本定数もいじれる。
エアフロがなくても、8ビットコンピューターより処理速度が速いためか、低速、パーシャル時の
ざらつき、反応悪さもありません。

つぎに、どれだけ空気をエンジンが吸い込んだか、の吸気量の制御方法、
ベンツ純正はLH、ホットワイヤ方式です。現在は、フルコン、ヘアライン号はDジェトロとアクセル速度α+Nで動かしています。

私も、始めはエアフロでセッティングしようと思ったのですが、
塩原さんらと、相談の上、Dジェトロで詰めるところまで詰めて、
苦手な低速、パーシャル域で問題があったら、その上で、エアフロにしようということにしました。
でも、結局、なんの問題もないので、Dジェトロのままです。エアフロはただの飾りになっていす。

ただ、まあ、
そんなフルコン、
すべての人に広く薦められるものではありません。

オリジナル重視、純正指向はそれで意味がありますでしょうし、
速さや、機能、セッティングの自由度にそれほどの価値を見出さない人もいると思います。


気筒別シーケンシャル制御の色気、パワーの誘惑とはいいますが、
色気むんむんの、そんな超ウルトラマニアックなスケベ心、
フェチズム、物神崇拝心に大枚を嬉々として払える人ばかりでは、世の中ないと思います。

オーナーの経済状況は人それぞれですし、
それにかかわらず、経済社会の残酷な現実で、相応の金額がかかります。

それでも、80年代の旧いICやLSI、トランジスタが製造されなくなり、部品供給が途絶える中、
選択肢が増える、できなかったことができる、ということは、クルマにとっては
いいことだと思っています。

お仕着せのガチガチのLHのROM、EZLで、すっげー苦労した身、伸び悩んで
指くわえて夢見て、ウツウツとした時代を振り返ると、

デスビレスで、点火時期も開弁時間も、噴射タイミングも
無効時間も、、インジェクター基本設定も、おまけにカムタイミングも弄れる。
気筒別リタードなんかできるのは、

好きな時間に、好きな服着て、好きなもの買い、すきな処に行って、
すきなモノ、俺だけが、食べたいだけ食べる、
制約のない自由と幸せに比類するものだと思っています。


つづく



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