2015/07/07

722.6 Conversion Study 2





722.6 と型式で言っても、一部のマニアっくな方でもないと、
なんのことだかわからないと思います。
メルセデスベンツのオートマティックトランスミッションの型式で、
我々、500Eに使っているセミ電子制御、機械式4速ATが722.3.
古くはW107,126の頃から使われている自社開発品。

これの小型版で4、6気筒モデルに使われている722.4。
それの進化版の5速の722.5。

722.6は、フル電子制御の5速オートマで、スモールが、722.6 (W5A330)
ビックが722.6 (W5A580)と、上の4ケタは一緒で、紛らわしいです。
一般的に、722.6というと、ビックサイズのW5A580のことを呼ぶようです。

前述のとおり、ダイムラークライスラー時代にC300やチャレンジャー、ダッチチャージャーにも積まれており、
米国ではNAG1と呼ばれています。
ベンツでは、他の呼称としては、5G TRONICと呼ばれ、
モトロニックのM119が乗った、SLやSクラス、W210にも使われているほか、SCモデルのE55AMG等のティプトロ、
ステアリングシフトもこのATです。マイバッハもそうですね。

トルク伝達力が非常に高いのと、丈夫なためツインターボのSL65は、7速の7Gでなく、722.6使っています。
ジャガーSCモデルやポルシェの5速ティプトロもこのATですね。

この722.6、何が良いかというと、丈夫なこと、アメリカでドラッグレースにも使われているため、
強化部品も出ていて、トランスブレーキ、ハイストールコンバーターも沢山あります。
これならトルク100Nm以上、1000馬力超対応です。
ヘアライン号、今でも60Nm出てるので、これくらいは必要になります。

セミ電子式の722.3は、
ニュートラルスイッチ、スターターロックアウトスイッチで、スターターのONを出すという原始的な他、
オーバーロードスイッチで、油圧をモニターして、変速時のショックを減らすためや、過度負荷時に、
点火時期を遅らせる信号を出したりするほかは、
基本、エンジンの回転でオイルポンプを回して、
機械式の遠心ガバナーや、スロットル負圧、キックダウンスイッチで変速タイミングを制御する
ノンロックアップの機械式+セミ電子です。

大して、722.6は、エンジン回転でオイルポンプを回しますが、
変速の制御切り替えは、電子ソレノイドで行い、そのために車速、回転、アクセル開度、それにATF温等を
モニターして、それに基づき、信号をソレノイドに出し変速します。
電子ロックアップで、制御系がわかれば、変速タイミングも回転も自由にコントロールできます。

あとは、スーパーロー+3速の722.3と比べて、直結4速+ODなため、
クロスした1速から、2,3,4速とフルに使えて、オーバードライブの5速がついていることでしょう。

ステアリングスイッチでパドルシフトも可能にもなります。


でも、これ、500Eでやるには、
純正のLHコンピューターのままでは、おそらく無理。
フルコン(燃料+点火)+トランスミッションコンピューターか、
車体配線、メーター、コンピューターごと、W210やSL等のM119モトロニックの
ものと総入替することになるんじゃないかと思います。

続く人いたら嬉しいな!

下の動画は、TCU作製したデンマークのOle氏のSLと、TCU。






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