2015/03/01

500E、M119のモーテックコントロール MOTECH CONTROL FOR W124036,500E,M119




 準備作業を進めていました、モーテック、フルコン制御、
 それこそ、山のような配線図、関連資料、現物をつきあわせて、ようやく目途が立ちました。

 エンジンをかけること、アクセル全開で走るという特定条件でのセッティングは、
 誤解を恐れない言い方でいえば、難しくない。

 500Eでいうと、これに、
 1)電動スロットルとアイドル制御、
 2)車速センサーと4輪のホイールスピードセンサーのASR、ABS
 3)燃料制御メインのLH
 4)点火制御メインのEZL
 5)電源制御メインのGM(ベースモジュール)
 6)そしてこれらをつなぐ初期のCAN
 7)機械式+セミ電子制御の722.3
 
 が、加わるとだんだん難しくなる。

 普通、フルコンでも行う

 点火系、MBT狙って進角させる
 低水温での進角。高水温での遅角。水温補正。
 回転。吸気温度補正 まあ、ここらへんまでは大したことないレベルなのですが、

 モーテックでは、ノックセンサーモジュールはオプションなので、
 これ足して、MBT探して、さらに純正でやってるような、
 ノックセンサーで、ノッキングがあった場合に、3°遅角する。1°戻す。
 ノッキング連続で10°遅角。
 AT変速のときに、オーバーロードスイッチからの信号で、遅角させて、変速ショック減らすこと
 なんかいれるとだんだん複雑になってくる。

 燃料系も、
 無効噴射時間と、噴射タイミング、
 KEのときみたいに同時噴射やLHのグループなら簡単。でもシーケンシャルで、バルブオープンの前噴きで気化狙いなのか、タイミングあわせての中噴きか、後噴きか.... これ、燃焼安定が水温で大きく変わるから、大変に成る。

厳密にやるなら、回転とアクセル開度で噴射タイミング変えるとなる。

しかも、インジェクター替えて微粒子化出来るとくれば、ここを活かすには壁流少なくするのに、
霧が筒内に入るタイミング考えるとなるともう無理。
 
 モーテックでは、A/Fフィードバック、クローズループにするには追加オプション。
 これ、左右でツインラムダ。
 回転、スロットルポジションとDジェトロ(圧力センサー)で詰められるところまで詰めて、
 さらにエアフロで吸気量補正しようとすると、二度手間。

 さらに、エアコン入力、電動ファン入力・出力や、
 吸気側カムのバルタイ進角、高回転での遅角。これに合わせて、噴射タイミングも変えると、また大変。

 これ、全開が前提で、さらにここまでやって、実際の80%以上のパーシャル、アクセル開度は低い段階をセッティングするのはもう膨大な作業。
 コールドスタートは、一日、一回位しかできないし、
 ホットスタートも、クランキングもポストスタートエンリッチメントもまあ、詰めようとすると結構大変。

 さらに、M800得意の気筒別シーケンシャル噴射は純正LHより賢いけど、
 これ実際に気筒別に、チェーンの伸びで左右バンク考えて、活かそうとするとすごく大変。

 マツダの直噴アイドルストップ見たいに、ピストン位置見て、圧縮工程で噴射
 0.3秒で始動なんてのは、ものすごーく大変。というか、現状では無理。

 純正同等、純正より賢くしようとして、
 大気圧センサー、燃圧補正、燃料温度補正、車速補正、ギア補正は722.3だとギアポジションでないので、
 トルコンスリップ考えるか、センサー追加しないとだめ。

 せっかくだから、ビリオンのファンコントロールに入力していた、
 油温、ATF温度、水温ロア入れて、さらに排気温度などとやっていると、
 もうモーテックのアナログ温度入力数とデジタル入力を軽くオーバー。
 ダッシュロガー入れれば可能入力数増えますがと、まあ結構な頭の体操です。

 しかも、マップ多面でもてるんだから、レギュラーガスマップはいらないけど、市販のハイオクマップと、
 ドラガス用のマップ、まあ、こっちは全開セットだけでいいんだろうけど、作る、
 などと考えると拡張性が高い分、することが、とても多いです。

これに、純正並みのフェイルセーフ入れるのは、特定分野でなら高い能力を発揮できる人に、一般社会常識や応用性を求めて、角を貯めて牛を殺すのと同じ事になってしまうような気がします。

 自分で実際にあれこれ考えてて、思いますが、
 素人が、少しわかったようなことエラそうにいえば、
 おそらくこれまで500Eでフルコンに行く人が少なかったのは、
 この車のオーナーの嗜好もあると思うのですが、

 上述、500E固有のフルコン化の障壁の他に、
 ここらへんのパラメーター、オープンループや、ハーフスロットル、徹底的に詰めないことに
 よる、未完成度さもあったんだと思います。

 多くのチューニングカーは、使い方、要求される内容は、特殊。
 まず、全開でパワー出せるかですから、ハーフスロットルは、
 きちんと依頼しなければ多くの場合徹底的に詰めるということまではしないでしょうし、
 モーテックの場合、AFやノッキングのフィードバックがオプションなので、費用もかかるし、これなしでやるには、
 シャシダイで回して、ノッキングが出ない範囲でクローズループのセッティング(NAだと特に)で
 妥協することになる。
 
 その結果、AFは、パワーレンジの12±α;1で固定等なんではないかと思います。
 燃費用の燃料マップ作るのもいいけど、ストイキとパワー空燃比だと、燃焼速度も違うから、
 ノック信号のクローズループなら、点火も変わるでしょうが、オープンならいらないのか??
 
 まあ、ここらへんは、これから詰めて、やってみないとわからないでしょう。
 
 今、ついてるものを活かそう、さらに良いものにしようとすると、まあ大変なことです。

 ちなみに、写真のダッシュロガーは、栄えある日本上陸1号機です!
 


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