2015/04/01

DLCソリッドタペット M119

日本は今日から新年度、こちらは、イースター休暇前の慌ただしさと、エイプリルフール。
 櫻の季節の卒業入学は、日本風の美学ですが、世界的には珍しいですね

 さて、





 写真は、DLC加工済のM119用ソリッドリフター

 カムのベースサークルが小さい加工用と、ノーマルベース用で2種類用意しました。

 すごーく昔、連載後半のカムの頃だか、DLCのタペットで
 お話しした記憶があるのですが、やっとできました。
 
 油圧自動調整のHLAは、製造精度の向上がなされた、今となっては時代遅れ、
 メンテナンスフリーを唄ったように聞こえますが、その実は、
 エンジンラインの生産性向上のために採用された技術であって、
 エンジン性能にとっては、メリットはありません。

 現代のエンジン部品の工作精度が向上したので、
 熟練工がシム調整なんかしなくても、
 カムとタペット、バルブシートの高さ、セット長が合うような寸法精度で作っているから、
 HLAがいらないんです。
 
 最近のトヨタのビッツのエンジンなんかは、そもそも、シム自体ありません。
 タペットと一体です。シートリングもなく、アルミに金属溶射です。

 こんな時代に、HLAをベースに考えた制約の多いカムを新規に作ることは、
 賢くないので、また、困難な道をゆく毎日であります。
 
 とはいえ、直打カムプロフィールの設計もしなければならず、
 ベースサークル小さくしたくないので、加工カムというわけにもいかずで、
 時間が過ぎ、そうこうしているうちに、残念ながらM119用に流用できる純正の2.3-16や2.5-16用のソリッドリフターが生産 中止になってしまいました。
 
 重量は、純正のHLAが旧タイプが重量級で82g(笑)。
 後期のHLAが64g
 ソリッドだと大幅に軽くなって、写真のように50gと45g。
 これにキャップタイプのシムが入りますから、少し重くなりますが、HLAもオイルが入るので、
 どれくらいになるでしょうか?

 一番重たいものと、軽いものの差は、37gこれが32個ですから、同弁系で1184g
 軽いものでも、608g

 これ、無負荷レスポンス上がるだろうな(笑)
 
 HLAと比べてオイル脈動でバルブを押さなくなるので、圧縮が良くなることのメリットもあると思います。
 
 HLA用のカムはプロフィールが、最初、油圧の押される分ランプがあって
 そこから立ち上がる、ゆっくり閉まるという特性で、ソリッド用では、当然に異なるので、そのままポンでは使えませんが、 カムの準備用に小さくですが一歩前進しました。


 ていうか、仕事がおせぇよ
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