2015/01/04

古めかしいディストリビューターを廃止するには(1)

新年あけましておめでとうございます。

一年の計は元旦にあり、もとい、多くのことにおいて、
行き当たりばったりや、人様が描いた絵図を追いかけるより、
できる限りの勤勉さと集中力で、先を見据えて、いつまでにどうしよう、何をどう解決しよう、ダメな場合にはどうしよう、
その順番はどうしようと考えるのは、余百の利があります。

道楽、趣味においても、同じことで、
過ぎゆく時間の短さは、幸い存じていますので、残り時間を無駄にしない、
有意達成を目標にしています。

委細は、昨年、非力な500Eをまともにしたいで記載した

「1. 制御系 ① 点火時期を最大MBTの上死点前35°前後まで進められるようにする。」から、
 に書いたとおりです。

それで、まず、いろはの「い」、色は匂えど散りぬるを、の「い」の一番は、
点火系、

500Eに搭載される中期M119エンジン、ローデッキ LHのV8エンジンの点火系は、
前期ハイデッキのKEのそれを引き継ぎ、各バンク毎にディストリビューターを備えて、それが
片バンク、4気筒に順次、点火エネルギーを放ち、爆発させています。

その前の、M117やM100のV8と比べると、一つの分配器で
8気筒分のスパークをコントロールしなくて良いので、
寸法的には、コンパクトであり、またそれ故、隣接気筒へのリークも少なく、
コイルのエネルギー量も倍、大きいというメリットがあります。

ではありますが、ディストリビューターが2個あるために、消耗品は倍、
定価ベースで、ディスキャップ、ローターと、裏の保持で5万円超、プラグコードも11万円超、
コイルも二つで3万円、トランジスターの、イグナイターにあたっては、定価で56万円とくれば、
下手な中古車の車両代超えます。

3000時間程度は持つEZLは別にしても、
それ以外のものを車検毎、何年か置きに交換するのは、納得できない、得心も行かない。
本音を言えば、何世代も前の信頼性も低い点火系に、何十万円も払いたくない。無駄銭は一円でも使いたくない、
もっと高性能で信頼性の高いもの、納得できるものに対価を払いたいという強い思いがあります。

M119も、その後のM156も、M159も、
この道理に従い、後期、MEには、ダイレクトイグニッション、気筒別点火となっており、
コンピューターの処理スピードの進化により、
吸気も気筒別制御、シーケンシャルとなり、排ガスも低減、省燃費、高出力になっています。

すなわち、メーカーに習えば、
ヘアライン号の適正化も、遅れた点火系制御の現代化が定石となります。

これに従い、百害無一利の厄介者のディスビを廃するため、
ダイレクト点火をする方法として、
純正のM119後期のヘッドカバーと各個のイグナイター、コイルを流用することも考えましたが、

わざわざ手をかけてチューニングするのに、
E50でも頻発するイグナイター、コイルのトラブルでおなじみのように、信頼性の低いコイルを使う必要もなく、
ここは“定石”通り、実績のある日産のイグナイター、コイルを使うことにしました。

点火時期は、先に紹介したとおり、VH45のクランク角センサーに、DOOKIES 込谷さん製作の
アルミビレットのアダプターを製作して装着。
ヘッドカバーへのコイルの固定は、アルミ板金と溶接で作ろうかとも思いましたが、
せっかくなので、FJ20の様に、ESCORTの塩原さんに、5000番台の
ビレットで削り出しで製作してもらうことにしました。


写真では、仮合わせの下製作の段階ですが、これから、さらに削り込んで、Rをつけたり、
リブとコイル固定のボスを掘り込んで、硬質アルマイト仕上げの予定です。

切削痕を残して、ワンオフ風を強調するか、ショットピーニングをかけて艶消し処理とするか、
バフをかけるか等は、それぞれの趣味になると思います。


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コメント

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No title

500Eはボアが大きいので
ダイレクト点火は効くでしょうね。

私が20年以上前に930ターボをフルコンにした時も
点火系の強化は非常に効果的でした、、、

それとコイルについては何を使うか迷われてる様ですが
コイル自体の性能によって 流せる通電時間(ドエルアングル)が違うんです

ベンツのコイルは性能が低く、長い通電時間を流す事が出来ない性能が低いコイルです。

最新制御を使い、ちゃんとしたエンジンにしたいなら 7ミリセック位流せるコイルを選択して
ECU側でちゃんとセッテイングをしてあげると、ただダイレクト点火にしただけの
エンジンとは全然違う結果が得られますよー

チューニングショップはコイルの変更によるパワーの変化とかには余り詳しくは無いみたいですから、必要なら教えてあげますよー

私は400Eをマニュアルにしてるピアッア好きの方の家から徒歩3分です

コイル

かわばた@400Eです。

私も同じことをやろうとしていますが、写真の状態では最後に大ハマリするかと思います。
この取り付けではエアクリーナーが付きません。

純正のプラグカバー?+1cm位が限度です。
エアクリーナーケースも加工するのでしたら問題ありませんが、そうすると吸気経路に余計な出っ張りが出てしまいます。

その分エアクリーナーを浮かせればいいんですが、この車は大容量エアクリーナーが付いていたと思うのでそれも難しいかと。

私も背の低いコイルを探してみます。

Re: No title

 黄色い蛙さん

 お久しぶりのコメントありがとうございます。

> 最新制御を使い、ちゃんとしたエンジンにしたいなら 7ミリセック位流せるコイルを選択して

 12V?で7msecというと、相当大きなコイルでこれに対応できるイグナイターも大きなもの
 ですね? DOHC用のペンシルタイプでなく、
 OHV-V8用などのコイルオンタイプのものや、オートバイ用のものになりますでしょうか?

 特に低回転は、ドエル時間の長いものは効果的と思いますが、
 経験数が少ないので模索中です。
 ぜひ、ご教授いただければと思います。
 かわばたさんの家のお近くとのことですので、御礼といってはなんですが、一席もうけます!

Re: コイル


かわばたさん

情報ありがとうございます。
ボンネットとのクリアランスは、FRPでインシュレターなしなので、少しは余裕があります。
エアクリーナーボックスとコイルの隙間は、スペーサーで対応、
エアフロとボックスはゴム対応でできるかな?と思っています。

切削跡、磨いたあとなので、ゴチンだと辛いな.....

作り直しや、純正流用もありですが、準備中の8連スロットルにした際には、
スペース明きますので、そのときに使えばいいかと思っています。と前向き....

No title

かわばたさんとは近所で昨日も話しました、、、

私が夜1時位にラーメンを食べて帰る時も未だガレージで作業をされてました、、、
頭が下がります、、、

コイルはとあるメーカーのリーンバーンの物ですよ。
かわばたさんのガレージで昨日説明を受けましたが、ヘッドの上側が余裕が無いとの事なので
そのコイルが上手く使えるかは解りませんが、今時のコイルと言うのはベンツの古い時代のコイルとは性能が全く違います、、、、

RBやVG用のコイルは純正で2ミリセック位で制御してるコイルです。
それが今のVQに成ると4.5ミリセックも純正で流して居ますから性能が全く違うコイル何です。
それがリーンバーンとかだと6ミリセックは最初から流してたと思います。

私はターボが好きなのでNAは余りやらないのですが、周りにJTCCのプリメーラのエンジン開発をされてた方が居ますから、 興味が有るなら、彼が遊びに来てる時に来ませんか?
最近はM3の4気筒をツインインジェクター制御にして噴射タイミングを変えて見たら馬力が予想より上がったとか言ってますし、 彼から色々習う事は多いと思いますよー

私が今から500Eの改造をやるなら 最新の社外ECUに変えて、ダイレクト点火、マルチホールインジェクターを使い、最新エアフロをスロットル手前に置いて(最新のは吹き返しを拾わない物が有るので、位置が変えれます)
回転数ごとにマフラーの径をECUで変更してトルク特性を変えるとかは最初からやると思います、、、 

Re: No title

黄色い蛙さん

アトキンソンとかの高圧縮、希薄燃焼の条件悪い奴用だと
コイルも進歩してるんですね。ポイント式に毛の生えた程度のデスビに
苦労しているとウラシマ太郎です。

私も、本当は、ターボにあこがれるのですが、
その前に形にしないと先にすすめないので、もう少し頑張ります。


>興味が有るなら、彼が遊びに来てる時に来ませんか?
 帰国時に万難廃してお邪魔します。

> 私が今から500Eの改造をやるなら 最新の社外ECUに変えて、ダイレクト点火、マルチホールインジェ>クターを使い、最新エアフロをスロットル手前に置いて(最新のは吹き返しを拾わない物が有るので、位置が>変えれます)回転数ごとにマフラーの径をECUで変更してトルク特性を変えるとかは最初からやると思いま>す、、、 

 私も、なんとかM800、ダイレクト、12穴のデンソーインジェクターにたどりつけそうです。
 エアフロ位置変更は、次のステップ、
 マフラー径は変更ではないですが、バルブで可変長変更は、
 すでに試作品ができているようなので分けてもらえる段取りをしています。
 これにあわせてのモーテック制御です。

 いやー、ためになる、刺激になるなー!