2014/11/04

ATIフルードスーパーダンパー 試作(2) ”非力な500Eをまともにしたい”

写真は、取り外した純正の金属・ゴムダンパー 119 030 01 03 定価74,600円 3.92kg(ハブ含む)
純正クランクプーリー 8山は 119 03 00 168 定価13,600円(1.24kg)
後期6山は  119 03 00 168 定価20,800円






 ATIのアルミニウムシェルの7.04インチプーリーには、大きく分けると2つ種類があります。
 一つはダンパー内部のOリングが3本のもの、もう一つは2本のものです。

 3本のものには、さらに二種類あって、
 
 単体重量単体が、6.25 lbs/2.84kg 5.45 lbs/2.47kgの二つがあります。
ちなみに2本のものは、5.0lbs/2.27kgです。
 イナーシャウエイト(慣性重量)は、それぞれ、4.50 lbs 、 3.70 lbs、 3.40 lbsです。

 回転部の重量は原則、軽いに越したことはないのですが、
 クランクプーリの重さやフライホイールの重さ、クランクウエイトの重さについては、
 ”はずみ車”という重要な役割、つまり回転エネルギーをためておく必要性もあるので、
 一概に軽いほうがいいとはいえません。

 ATIのリングの数というのは、あとで説明しますが、
 振動を吸収するゴムダンパー(リング)の数で、2本より3本のほうが、ダンパーの数が多いので、
 振動吸収能力が高いことになります。

 純正のゴムダンパーまず、振動をプーリーの重たい鉄ウエイトで受け止めて、
 その振動をゴムで吸収する、熱に換えるという構造です。
 ですので、経年劣化でゴムと鉄が剥離したり、プーリが”振れる”ようになる。
 そして、最終的には剥離して、プーリーとゴムが分離して飛び出るか、
 ベルトが鳴く、外れるなどのトラブルになります。

  このトラブルは、W210や202では、対策品が出る位頻出したのでご存じの方も多いと思います。
 また、古くなったW124、W201でも4気筒、6気筒でも良く聞くトラブルです。
 
 エンジンの振動の原因は、
 クランクの回転速度ムラ、つまり点火(燃焼、爆発)からすぐでは勢いが強いけれど、排気、吸入、圧縮では
 遅い、
 また、ストロークとコンロッドの長さによって、ピストンの加速度が、ストローク最初から、中間、最後まで
 一定ではないこと によります。

 6リッタモデルでエンジン振動が多いのは、これ、ストロークが増えたのに、コンロッド長さが変わらない
 ”連竿比”が悪いことにも原因があります。

 ここらへんの振動トラブルを解決して、エンジンを滑らかにムラなく回転させる。その結果、チェーンも暴れない、
 点火タイミングも滑らか正確になるというのがクランクダンパーの目的です。

 ここ、さすがアメ車では進歩していて、フォードやGMのLS7なんかのハイエンドモデルだと
 純正でATIダンパー採用していることから、その効果がわかります。 
関連記事

コメント

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: W124

Tさん

お問い合わせのダンパープーリーですが、
クランクと接続するボスの製作と、ATIダンパー、それに、それに合わせたプーリー(ジュラルミン切削加工)
のセットが必要になります。
M119用で製作していますが、試作して、一定期間以上、実装試験してみないとリリースできないので
もうしばらく、お待ちください。