2014/10/23

オイルクーラーコアのこと、すごく重要なコアの厚さと向き-風抜けと気泡-(1)序論



 写真は、今はなき 幻の”M&Sオイルクーラー”、10段 私の秘蔵品(笑)
 人間長く道楽やってますといろいろなものがたまります。

 前から書こうと思っていて、書いていなかった、このオイルクーラーについて、
 良い機会ですので、記しておこうと思います。

 バイク乗りの間では著名な M&Sオイルクーラー、
 ミクニ&サンデン のM&Sです。

 このオイルクーラーの開発、商品化をした千明さん、熱交換機が専門で、
 モータースポーツ界では、”変態科学者”として有名な方です。
 こちら、氏の情熱からか、
 オートバイの世界では、氏の熱交換器、手作り品、は非常に評判が高く、
 ヨシムラファクトリー、ワークスとの交流からマル秘採用されていたり、
 平選手から福島弁で直接に依頼が来るなどの優秀な製品を作り出しました。
 
 市販品は、ロードモデルでも評判が良かったのですが、製造会社の経営上の判断、
 その原因は数量、高コスト他の事情により製造中止となって久しいです。

 実は、この千明さん、私の故郷の群馬県の北部では有名な名家一族の出自で、
 千年来の遺伝なのか、ものすごく頭が良い、恐るべき記憶力と集中力というか、気になりだすと他のことができない、
 間違いなく天才型のアスペルガー症候群傾向の方です。
 きっと、社会人、組織での生活は大変だったと思いますが、
 その情熱のおかげで、まわりが調整してくれるくらいの能力がある方です。

 そんな氏は、豪胆な見てくれからは想像できないのですが、
 新人サラリーマンのくせにポルシェに乗って通勤するし、大型バイクも乗る、エンジンもミッションも弄るけど、
 たしなみで、馬も飼う、乗るという血筋の方で、
 私も縁あって、同じ倶楽部に馬を預託していて、同じチームで
 障害競技にも参加させてもらったことがあります。
 
 氏のこだわり、元勤務先の会社、サンデンで、ものすごい情熱で製作したのが、このM&Sオイルクーラー、
 なんてことない、私から言わせれば、氏の情熱、のっていたスズキの大型バイクで
 市販のどのコアにも満足できなかったので、
 情熱と(おそらくは)苦手な根回し、職権濫用にちかい強引さで、自分の理想を商品化したものだと
 想像しています。

 自分ひとりでやるのは道楽ですけど、周りを巻き込んで、事業化して、設計する人、実験する人、
 材料、加工する人、販売する人、問屋、お店、ユーザーに富,財貨を介して、
 そこにかかわる人の誇りと雇用と満足を保つわけですから、
 ここは何段か段違いですね、私みたいな数寄モノとは格が違います。

 ここの会社も、円高とバイクブーム、経営多角化を模索していた時代でしたから、
 時代も良かったのでしょう、ともあれ、たった一人の天才肌のエンジニアの思い込みと情熱で、
 すぐれた製品ができました。

 群馬の伊勢崎のサンデン、カーエアコンや自動販売機、熱交換器、インタークーラー等では有名な上場企業ですが、
 よくもこんなものを作りだしたものだと思います。
 現在の自動車用熱交換器の礎、スバルSTIのインタークーラーの基礎はここからきてるんだろうな!

 つづく、

GS1000と日々の日記 オイルクーラー装着 その7(M&Sのオイル通路構造)へのリンク

 ちなみに、こちらのブログにも”変態科学者”、氏のこと書いてありますので、ご参照ください。
 とても、こだわりのある、私と同じ匂いのするブログです。

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