2009/10/23

ドライブシャフトのオーバーホール(1)


 
ドライブシャフトのオーバーホールは、雑誌の記事でも書いたこともありましたが、誌面の都合で細かい箇所までは書けませんでした。地味な部分でもありますが、真面目に維持していくにはメンテが必要な部分なので、何回かにわけて書いてみようと思います。

500Eのドライブシャフトは、同年代のV8、12気筒モデルのW140(S600)や129(SL)と同じで、
通常使用なら10~20万キロ以上の耐久性があるものです。

ただし、パワーが出ている車輌や、500でも車高を下げてドラシャがバンザイ(V)をしている車では、
特別にパワーが出ていなくてもトラブルが生じやすい箇所です。

具体例としては、パワーが出ている車では、ハブ側のスプラインのところからシャフトがねじ切れます。えちごやのお客さんで、真面目に6L載せてる人は実際に何台か、ねじ切ってます。
原因は金属疲労ですから、対処としては、新品に交換するか、新品にショットピーニング等の表面硬化処理をして強度あげるなどで対処しています。

次は、ユニバーサルジョイント(CVジョイント)部の破壊ですが、写真は、エスファクトリーで分解した、500Eのドライブシャフトのインナー(デフ側)を洗浄してみたものです。ご覧のように、ボールベアリングがあたる部分に段付磨耗というか、へこみが生じて色が変わって焼きついています。

ここまで来ると、手で動かしてスムーズでなかったりゴリゴリするので抵抗になっており、
実際の比べて乗ってみると低速からわかりますが、ずっとのっていてだと音がでるまで
わかりづらい部分です。ここまで焼きついていても、ゴリゴリ感はあっても
異音は出ていなかったとのことです。

ところで、ドライブシャフトのユニバーサルジョイントは、グリスを封入したブーツでカバーされていますが、長時間の走行により、グリスの粘度がなくなったり、磨耗した金属粉で初期の性能が発揮できなくなるのでそれを予防するためには、定期的なメンテ、グリスの詰め替えや、分解OHが必要です。

グリス交換だけだったら、バンドを外して、ブーツを捲ってインナー、アウターとも入れ替えができます。
これが、お手軽で費用もさほどかかりません。

かじりや焼きつきの防止にはお奨めです 続く

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