アルミフィン付オイルパンとATFパン

写真はヘアライン号のアルミフィン付エンジンオイルパンと同ATFパン、装着した下回り写真。
ご覧のように、といっても、良く見ないとわからないですが、
冷却フィンのピッチ、10mmで揃え、また、オイルパンの角度の並行を出して、フィンの角度、
すなわちグランドから見て垂直角にそろえてあります。
どっちでも、いいことなのかもしれませんが、私のこだわり、美学です。
先にエンジンオイルパンを作って、次にATFパンでこれをあわせようとしたときに、とても苦労しました。
口でいうのは簡単ですが、振り返れば、
長年の経験に基づいた貴重なアイデアをいただき、”厳しく”指導いただいた えちごやのミナグチさん、
こんなめんどくさい仕事の実現化と我儘に、おつきあいいただいたエスコートの塩原さん、
試作会社のエンジニアの諸兄、
手間のかかる分割型を製作していただいた木型屋さん、
小ロットを割り込ませてもらった鋳物屋さん、それに熱処理屋さん、
治具から作成していただいた機械加工屋さん、
めんどくさい部品調達に加えて、
今日送れ、今送れ、すぐ送れ 等の 無理難題に辟易しながらも、
最後まで協力いただいた
SJのスタッフのみなさん、
そして、こんな道楽に格別の支援と評価をいただき、
応援していただいた御同好の先輩方、みなさんの顔と名前が個々に浮かびます。
現代の大手自動車メーカーが自動車を生産して、ディーラーで販売するという形態が世界標準の自動車において
自動車の補修部品なんてのは、そもそも反主流、
しかも流通経路が複雑で、その範囲は世界中から、しかも社名、ブランドはあっても、
造ってる人の顔や、生産者もわからず、しかも買う人がだれかわからない、匿名性が高いという特徴があります。
数万点ある部品ですから、まあそれは当たり前なのですが、
そのような、どこで、だれが作ったかわからないものではなく、
アンチマスプロダクション、大昔の地域手工業や、ギルド団体の分業みたいに、
関係していただいた、すべての方がわかって、しかも、お買い求めいただいた方の
お名前や顔までも浮かぶ自動車のアフターマーケット部品、
なんてものに、かかわれたのは、望外の幸せであります。
まだまだ、やらなきゃならないこと、するべきこと、解決したい課題はたくさんありますので
もうしばらくおつきあいください
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