2014/02/08

映画「そして父になる」 DVD4月発売予定 -撮影、邪魔してごめんなさい-



 映画館には、ほとんど行くことがないのですが、
 遅ればせながら、
 先週、名古屋のえちごや行き、セントレア経由で帰国する2月春節休暇明けの飛行機の中で見ました。

 是枝裕和監督の「そして父になる」です。

 このロケ地、私の住んでる新宿のマンションでした。

 以前に、このブログでもヘアライン号の写真を紹介していますが、二年前に引っ越したばかりの当時は、
 未入居世帯が99%以上で誰もすんでなかったため「東京的鬼城」と呼ばれていた我が家のマンション。
 ヘアライン号を泊めている地下駐車場と、我が家の3~4階上の空き部屋で撮影をしてました。
 そのため、見慣れた駐車場のエントランス、入り口、
 部屋、室内の窓からの風景や室内は我が家といっしょ(笑)です。

  近況報告 修理しながら考えること 2012版

 ここの画像の駐車場ですね↑

 で、映画見て気が付いた、思い出したのですが、

 この映画の地下駐車場のシーン、上のブログの写真のところね、

 私の未明の帰宅時か、早朝の出発時に駐車場でのロケ隊の撮影シーンとぶつかってしまい、
 私の車のV8の爆音とHIDの閃光のライト、大排気量、大容量インジェクターの排気ガス、
 アイドリング時で撮影の邪魔、中断させてしまったことを思い出しました。

 撮影隊の皆様、役者さん、その節は、事情知らずに文句言ってすみませんでした。                
 でも、それを推して、撮影しただけのことがある、とても、出来の良い映画だと思います。


 映画に登場する、黒のレクサス600が止まって、証明、レフ、
 レールでカメラ回してましたから、間違いありません。

 私、芸能人には疎いもので、役者が歌手?福山雅治さんとは知らず、付き人やら
 スタッフのみなさん相手に、理屈、正道となえて、悪態ついてしまいました。

 でもね、名誉のために一言、言わせてもらうなら、他人が借りてる駐車場封鎖して撮影したいなら、
 「事前にきちんと挨拶に来なさい!」です。


 さて、その映画の内容は、子育てが苦手で、仕事にかまけて、
 可愛い盛りの子どもとも、うまく接せられず、父親になりきれなかった自分には、
 とても、考えさせられる場面も多く、いやがおうにも、それと重ねて見てしまいます。
 
 また、現在、過去、住んでいる場所のあちこちが
 登場しているので、デジャブのようでもありました。


 さらには、私の育った出身地、前にも何度か紹介してます、
 群馬県の前橋市なのですが、
 ここも、もう一つのロケ地で使われており、
 
 前橋の旧市街で、琴平町(住吉町)の古い電気店、
 小学校の学区内のご近所で、これも親近感わきまくりです。

 明治時代からの赤レンガ倉庫、日本有数の
 さびれ度のアーケード通りの、「弁天通り」や、

 これも、雑誌連載時の写真とった石倉町の群馬大橋の鉄橋から、
 利根橋に向かう二段の桜並木、利根川の流れや、
 エンディングのアングルに出てくる橋林寺の屋根、ケヤキの大木、おそらく冬の榛名山の午後、
 子供のころに見慣れた風景で、自分のことのように感じる映画です。

 映画の中では、北関東のさびれたシャッター通り商店街、
 抜けるような冬の青空と、麦畑、田んぼ、電源群馬の送電線、
 経済的には決して豊かではないものの、
 身の丈で幸せそうに暮らす、リリーフランキーの演ずる一家族と、

 都会で、無理してる専門職が、仕事に忙殺されて働く、少しは経済的には余裕がある、
 人がうらやむような生活かもしれないけど、
 実はまったく空虚な福山雅治の家族との対比に共鳴するように、
 
 落ちぶれた故郷の前橋の商店と、今住んでる妙に豪華な新宿のマンションとの対比とが
 デフォルメされています。

 両方に根っこがある私とすると、
 まあ、心理、生育分析されているような気がしてきます。

 妻役の二人、子役の演技も素晴らしく、匂い、風、水の音を感じさせる映画です。
 
 デティールに拘って、なお大きな流れをとらえた良い出来だと思います。
 ハリウッドでも評判、米国で再製作が決まったというのもうなづけます。

 4月にはDVDが発売されるらしいですから、ご興味のある方は
 ぜひご覧ください。

 駐車場のシーンのさみしさ、
 画面から、前時代の大排気量エンジンのガソリン臭さと
 もの悲しさが伝わってきたなら、それはヘアライン号の生ガス(笑)由来、
 大した能力もないのに、肩肘張って眉間に皺寄せてもがく、私の悲哀からだと思います。 
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