2009/10/14

DLC処理のカムその2




こちらが、先の写真で紹介した、神奈川産業技術センター内の不二WPCの釜でDLC加工したM119カムシャフト。

不二WPC

神奈川県産業技術センター

先述のとおり、DLC処理には表面の平滑さがとても大事との加納論文を参考にして、表面処理の前にバレル研磨してあります。


今回は、カム部のみにDLC処理をしてあります。カムメタル部分にはマスキングをして表面処理が載らないようにしてありますので、色の差が良くわかります。黒い色がダイヤモンドライクコーティング、白っぽい色が地金です。 黒色のチル加工をとって金属の色がでていので、色の差がよくわかります。

理由は、色々あるのですが、経験のない処理なので、まずは実績のあるFe+DLCの相性を見てみたいという意味と、カム山のフリクション減「だけ」を比較してみたい、カムメタルの入らないヘッドとの面接触するジャーナル部のAl/DLC+Feにオイルの流体潤滑中心であるケースの相性はどうなんだろうという細かな理由等もあります。

本当は一度にやってみたいのですが、一度にやると、どこが良いのか、また悪かったのかわからなくなってしまいます。 
方程式はXが一つだとわかりますが、YやZの代数が更に加わると、解が複数~∞になって
しまうといった理由でもあります。

 過給でないから、蝸牛の歩みですね

 オイルも出光のDLC対応のものを使うことになるんでしょうね...って、でも今のエンジンの油膜、クリアランスの設定が、40Wだから、その粘度のDLCオイルなんて果たしてあるんだろうか(笑)
  GTR用でいいのかな?省燃費だと、0Wとか5Wですよね(汗)

 とり急ぎ、現在のチル加工のAMG製のカムから、DLC処理のAMGカムに換えて、DLCのローフリクションだけで、どれくらいの効果があるのか、結果はおってご報告します。

 しかし、L型やメカニカルタペットのハイリフト、四角いカムを見慣れた人に言わせると、写真のAMGカムのは、ショボイ、もとい、おとなしいカムだなという感じです。

 
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