2013/03/12

ATFパンスタディ(15)仮組み



写真はエスコート塩原さん提供

試吹、熱処理、機械加工が終わって、ATミッションケースに装着してみました。
実際に装着をしてみると、設計時と完成品が違っていることも、ごくまれにありますが、
今回はクリアできました。

今回は、せっかくなので、油漏れやにじむ等のトラブルが多い、純正の「黒うどん」状のATFパン、シールパッキンを廃しての、
新方式を採用しました。
具体的には、オイルパン側に溝を切って、Oリングをダブルで挟み込むという、ロータリーエンジンの
ローターハウジング方式を採用したため、その加減、面圧やボルトの締め込み具合が気になりますが、
アクリル板で面圧、つぶれを見ていた通り、問題なくOK!

ここ、ベンツのATFやフィルターを交換した方でしたらわかると思いますが、
ATFパンの歪み、油もれはベンツATの鬼門、弱点です。

浸透性が高く、オイルが常時、バシャバシャと流れるATFオイルパンの固定が、
わずか、ねじ6本、で、「黒うどん」状のゴムパッキンの挟み込みのみの面圧で保たれています。

フィルター交換後、新品のパッキンを使って、規定トルクで占めるとほぼ確実にATFがにじみ、もれます。
その後、パッキンのなじみをまって、再度の締め込みが必要となるケースが多いです。

そりゃそうですよね、アクリル板挟みこんでパッキンのつぶれから面圧をみると良く判りますが、
厚いゴム全周を6本のボルトで固定するのは無理があります。
かといって、一発で大きいトルクで締めると、鉄板プレスのオイルパンが曲がります。
そうするとさらにATFが滲んできます。無理やり、シールガスケット等でごまかしている車も
多くみますが、オイルパンの歪みや、ゴムパッキンの面圧が原因です。
温度が高くなって、圧もあがるAT内部を、ゴムパッキンと6本ボルトだけでは、ちょっと
足りないと思います。ATレベルゲージなんか、ダブルのOリングとロックで圧が逃げるのを
予防してるのに比べるとややもとないです。

これを、アルミフィン付ATFパンでは、ダブルのOリング方式で対策したというわけです!
別に私が委細指定までしたわけではなく、エスコートの塩原さんの経験からです。

他にも 講釈がありますが、それは追ってのお楽しみ!
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