2013/02/01

フィンのピッチについて-偉大なる航空機エンジンとの比較-

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写真は 先の零式艦上戦闘機52型、靖国神社 遊就館の原動機 栄二一型の写真、ちょっとピンボケはご容赦ください。


こちらの拙文、雑文のブログをわざわざお読みいただいている諸兄、
おそらく自動車好き、500E好き(嫌い)だったり、私の知己であると思います。

読み手対象が定まっている商業誌と異なり、読者対象は絞ってません。
また広告主に気遣う配慮、バイアスも、校正や編集会議もなく、
非常に無責任な言い方になりますが、とりとめもない雑文を、ある程度ゆるやかな基準で書いています

 そのため論文とは異なって、引用、サイテーションもほとんどしてませんし、
脚注も設けない、私が日常にいう厳しいスタンダードとしては、きわめてお恥ずかしいというか、
門前払い、落第,除籍レベルです。

 それより、さらに、極めていい加減な話で、
起承転結の中間部分や、比較検討部分、経緯をはしょったり、事情で割愛している部分もあります。
 そうすると、ご質問、ご意見をいただいたり、コメントをいただきます。
 それは、とても励みになりますし、自省となるので、とても感謝しています。

 で、最近の記事、言い訳になりますが、
忙しさにかまけて月末、移動中や隙間時間に書いたので、大幅に端折ったり、割愛したところがあります。
 早速コメントいただいたので、長くなりますが、何回かにわけて、補足いたします。


 冷却フィンのピッチ決定までの流れを、話そうと思ったのですが、すごく長くなるので、
 端折っていました。

 私の頭の中の構成をお話すると

 冷却フィンどうしようか?→ A:パラレル、シンメトリーが好き→αオイルパン、ATFは統一
      ↓

 1.好きな空冷星型エンジンのピッチ参考にしたい、アルファロメオは?、バイクは?
      ↓
 2.どうも細ピッチは製作が難しいらしい→最新技術なら可能みたい?
      ↓
 3.放熱効果の論文、特許広報を調べる      ↓
     ↓
 4.どうも、空冷バイクなんかでは細ピッチじゃないほうがいいみたい(それより剥離とか空力か?)
     ↓
 5.結論は、砂型粗ピッチでいこう! カッコいいし!

 となってます。ここを順に説明していきます。

      
 で、空冷エンジン、冷却フィンのピッチですが、写真の通り、中島飛行機の栄二十一型の空冷エンジンの冷却フィンのピッチは狭いです。
 シリンダー部分が細ピッチで、ヘッド部分は荒ピッチです。フィンの高さが異なりますが、
シリンダー部は5mmピッチ、ヘッド部はどう見てももう少し荒いようです。
自動車で標準のBタイプのプラグの二面幅21mmと比べると、7mm,7.5mm位なんでしょうか?
  (ここで私がいうピッチというのは、5mmピッチの場合、フィンの厚さ1/2+フィン隙間+フィンの厚み1/2、つまり1mmフィンの場合で、隙間4mm。です。)


 というように、航空機の場合には、コンベンショナルには5mmピッチの冷却フィンが使われてたようです。
 これ見ますと、自動車用、ヘアライン号の10mmピッチは、これより広いです。なぜそうしたかは次回以降に示します(フィン高さは別の話としてます)。
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コメント

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No title

重箱の隅をつつくつもりは無かったですよ!

ちょっこっと航空力学と戦闘機の整備をかじっただけの脳で、色々と思いつくことをコメントしたまでで、本心はどういった感じで設定したところに辿り着いたのか気になっただけです。

鋳造アルミだってADC11と12で熱伝導率は変わりますし、一概には言えないところが大きいです。

粗めピッチと聞いて、ちょっと安心した程度で良いものができるんだろーなって想像してます。

残念ながら私めには高値の花の500の話。
皆口さんとこで、そのうち拝見できるのかなーって期待してます!

Finピッチ

長岡さん、コメントありがとうございます。

ご専門の方が結構いらっしゃいますので、それが励みになります。怠惰な自分の喝になります。

今お話しているのは、設計時に最初に躓いた放熱フィンのピッチをどうやって決めたかの冒頭部分です。
実は、この他、厚み、抜き角度、材質、それに重要な高さ、と熱境界、冷却風速度幅、空気密度、外気温差、
さらには、空力、剥離とまあ、それはそれは、考えると超えなくてはならないものが沢山有りました。
多くの方からの貴重な情報をいただき、また論文を拝見して、結局、もっともコンベショナル、ピッチになりまして、私はそれをお願いしただけです( 笑)

出来上がりましたら、皆口さんには試験してもらいますので、査閲してみていただければと思います。