2013/01/30

ATFパンスタディ(11)



写真は
 エスコート塩原さんのページ から

遅れていますATFパン、前述のとおり、紆余曲折ありましたが、結局、
エンジンオイルパンのときと同じ木型屋さんで、多分割で製作してもらうことになりました。

同じ鋳物屋さんで砂型製作、鋳込みの予定ですから、
同じ質感、統一感でエンジンオイルパンとATFパンが床面に存在することになります。

先に二回ほど航空機ネタが登場したついでの余談になりますが、
エンジンオイルパン、ATFパンのフィンピッチは、中島飛行機の空冷エンジン開発時の
資料も参考にしてます。
戦時中の日本の航空機は、一部の例外を除いて空冷で、エンジン冷却はカウリング内の通過風に
よっていたため、フィンの設計による温度管理は大事だったようです。

フィンのピッチを詰めれば放熱量が上がるのですが、空気は高速では粘りがでるので、詰めすぎると
かえってフィンの中を通過する空気量が減り、冷却効率が下がるとのことでした。

当時の航空機の最高速度は約500~600Km/hですが、最高燃費の速度はその半分の約250km/h台だったそうですから、
自動車の高速速度域と重なります。

無理やり感はありますが、和魂洋才の伝承で参考にさせていただいた拘りの部分です。
ちなみに、これらの資料によれば零戦の適性油温は65℃だったそうです。

さすがに500Eで水温65℃というと理想ブロック温度の70℃からは低すぎますし、
飛行機と比べて高回転のためか、エンジンオイル油温の適性温度90℃台とも、離れます。
でもATF温度とは重なりますね

これで試作品が首尾よくできれば、お待ちかねの装着テスト等のステップにすすめます。
関連記事

コメント

非公開コメント

No title

今の時期なら。。。。って感想です。

フィン付きオイルパンが必要な外気温度域が、零戦が飛ぶ高度の温度域とマッチするのか?

空気粘度を考慮するなら、気圧差の空気密度は?

なんて意味無いかも的な事に空想を巡らせてます。

フィンピッチは実用的なところで、8耐参戦の空冷油冷あたりが参考にならないのかな~ってのが正直な感想です。
そのころのバイクの設計が幼稚であれば問題がいですが。。。

皆口さんが詳しそうな領域ですね!
先日キングタイガーの尻に萌えてた位ですし(爆)

Re: No title

b200長岡さん

 飛行機と陸上用のフィンピッチは、端折ってますので、突っ込まれるかなと思ってました。
 長くなりますが、解説します