2013/01/28

熱田二十一型原動機とダイムラーベンツ

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遊就館に展示してある航空機で、500Eに縁のあるものというと「彗星」艦上爆撃機があります。

大東亜戦争時の航空機では珍しい水冷エンジンが搭載された機体で、
エンジンは、枢軸国であった、ドイツ、
我らがダイムラーベンツDB601のライセンス版の水冷V12気筒の「熱田21」が
搭載されています。
陸軍の飛燕に搭載されている川崎の「ハ40」や、メッサ-シュミットに搭載されたDB605とも
同系列のエンジンです。

板金製のエキゾーストパイプ(ヤマハ製らしい)の1番最初に被弾の痕跡があります。後ろの大きいカタツムリは
機械式加給機、スーパーチャージャーですね。プラグはNGK製でしょうか

こう見ると、戦後の自動車メーカー、内燃機メーカーはこの時代から競っていたわけです

星型のエンジンよりは見慣れたV12エンジンですが、倒立のためVというよりΛになっています。
こちらもボアが150mmとガソリンエンジンの燃焼限界ボアを懸念してのツインプラグです

かつて東洋のデトロイトと呼ばれた東海地区ですが、自動車産業の集約の前段に
戦時下、航空機レシプロエンジンの競争があったわけですね

ベンツには戦争のイメージがあるといったのは小説家の五木寛之氏だったと思いますが、
W124のいかつさのイメージは戦車に通じますし、その心臓のエンジンも然りですから、
戦争のイメージがあるのというのは、的を得ていると思います。
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