2012/08/04

冷却風の入り口と出口



人が持っていて、自分にないものは羨ましく見えるもので、えちごやコールドエアスクープなんか
その一例です。(前回のブログ写真参照)


これは、どういう理屈、作用かというと、ラジエター(コンデンサー)前面に装着して、グリルから入った走行風(冷却風)を逃がさずにラジエターに導くというものです。
効率良くラジエターに走行風を当てること、ラジエターにあたった冷却風を効率よく後方に抜くことが、熱交換のためには必要です。

エンジンファンや電動ファンはこの補助、走行風が冷却風より小さいときに、加勢するといったものに過ぎず、
走行風が全く入らない、後ろから風が抜けないのに、電動ファン、エンジンファンでいくら頑張っても、冷却風は
ラジエターを通過できないから、熱交換効率は下がります。

つまり、入口の箇所で、走行風を逃がさないのが、ラジエターの熱交換効率を上げる第一歩です。
そして、後方に抜くことが必要になります。後方に抜ければ、自然に前から空気が入りますね

写真のえちごやUFCDは、そのためのもので、「これでもか」という位、ダクトが空いています。
「最もコストパフォーマンスが高い製品」というのも、この後方に冷却風を抜く、同時にダウンフォースを発生させるというコンセプトからできています。

つまり、コールドエアスクープ(入口)と対になる「出口」側のものです。

何度も、お話ししていることですが、狭いエンジンルームに大型のV8、DOHCヘッド、補機を押し込んであるので、冷却風の抜けが悪いのが500Eの致命的な弱点です。
ここを直さないと、いくら電動ファンにしても、ファンを高速回転しても上手く機能できません。

また、W124自体、エンジンルームの空力解析が進んでいない時代の製品であるので、
ラジエター前にコンデンサーを置き、その前にオギジュアルファンがある。グリル越しに隙間はあちこちにあるという塩梅です。
空気は、抜けやすいところから抜けてしまうので、1CFCMでも、多くの空気をラジエターに当てて、通したい。
そのため、この隙間をできるだけ塞いで、後ろに風を抜いてやるというのが、このコールドエアスクープのコンセプトであります。
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