2012/07/25

エアコン放談(3) コンデンサー編 良いものを長く使うには




 良いものを長く使う という自動車文化を応援したい と思っています。

 何が、良いかは人それぞれの感性、趣味によるものですし、快適さや
 楽しさも人それぞれに異なりますが、自動車の快適装備であるエアコンも
 そうなのかもしれません。

 ただ、その前提が、日本での日常使用で、街乗り、ストリート使用なら
 500Eには、やはりあったほうがいい、エアコンが利いた方が気持ちよく乗れる
快適装備だと私は思っています。

 チューニングっていうのは、家計のやりくりと同じ、
 もしくは、目的のための取捨選択であるとすれば、
 私の使い方では、
 ストリートナンバー付、AT、パワステ、PW、エアコン、オーディオ付の高速巡航500E
 には、良く効くエアコンは必要だと思っています。

 写真の500Eの純正エアコンコンデンサーは、一昔前の横に曲げパイプが出ているタイプで、
 現行車のサブクールタイプといわれる高性能タイプのものではありません。
 しかし、開口面積が広いのと、エンジンファンに加えて、直前にコンデンサーファンを2個ならべているので
 水温さえ低い(ここも難しいのですが)等の条件が整えば、コンプレッサーがカットされることはなく、
 外気温次第ですが、日常使用には不便がないレベルだと思います。

 さて、500Eの場合、電動ファンの第一弾、低速側は、ラジエターファンの補助、水温コントロールではなく、
 エアコン冷媒圧力でON/OFFですから、
 ファンの動作から考えると、コンデンサー冷却が主目的であると思います。

 つまり、その後の高速ファンは、水温が高温になって初めて、高速作動するのですから、
 エマージェンシーモード的であるといえます。
 常時作動用には、電気容量や配線からしても、考えてないんだと思います。

 この電動ファンについては、前にも話してありますが、
 30年前の設計であり、性能も現在のものと比べると低く、作動音を消すために、抵抗をかませて、
 ニクロム線で電圧をさげるという、これも40年前のベンツの設計思想であります。

 ここを現在の技術水準に適合するレベルにしようと思うと、えちごやでやっているように、
 純正コンデンサーを排して、より軽量高効率のサブクールコンデンサーを製作する。
 オギジュアリーファン、機械式エンジンファンを取り外して、
 電動ファン一機でコントロールするというものになると思います。

 現行車だったらこうするを実現するとこうなるんでしょう

 しかし、ここは、趣味性の問題でもあり、オリジナル指向とは相反するところです。

 それでも、日本の夏は、最近の気候変動で、亜熱帯、熱帯のレベルとなっているので、オリジナル指向の方に
 とっては、結構悩ましいところなんだと思います。
 私の感覚的には、外気温が30℃以下で、渋滞等の過酷な状況でなければ、きちんと作動するオリジナルでも
 乗れるのだとは思いますが、コンデンサーから発生する熱で、あがる水温にはやはり、悩まされるところだと思 います、5リッターモデルで限界ですね
 (私の経験上、6リッターだと、やはり純正冷却装置では無理だと思います。)

 なら、ここは割り切って、最善を求めて、冷却効率優先、パフォーマンス優先で、改造するか、
 オリジナルを尊重して、加減しながら様子を見て、苦手な夏を過ごすかのどちらかになると思います。
(その中間で、コンデンサーをラジエター同様にボロン加工して放熱効率を良くするという手もあります)

 ここは、オーナーの腹三寸ですが、でも、どうかクオリティの低い部品や改造はご勘弁いただけるよう
 お願いしたいと思います。

 良いものを長く使うには、良い部品を使うこと、修理にも経験と技術が必要になります。
 そういう私もいくつも失敗をしていますし、今でも正直、試行錯誤です。

 その経験からすると、やはり、故障、不具合で、目先のコストだけに気を取られるのはさけるべきと思って
 います。
 繰り返しになりますが、目先の安さにとらわれても、結果として、そのクオリティが低いと
 それが原因で大出費になる。
 二次不良、三次不良の連続になるということは、避けるべきと強く思っています。

 これ、心が挫けて、車手放したくなりますよね

 そういう意味で、オーナーには、まず高い眼力と、胆力が求められるわけです。
 
 しかし、その果報として、幸せなのは、今はもう手に入らない珠玉を楽しんで悦に入れること、
 昔はあんなに気になっていた現行車、新モデルが気にならないことです(笑)
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コメント

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No title

カップリングファンを捨てたくて、
電動ファン化を次の一手(コンデンサ関連も含め)と考えてました。
後日、お知恵を拝借しとうございます。

Re: No title

谷中さん
> 電動ファン化を次の一手(コンデンサ関連も含め)と考えてました。

500Eで電動ファン化は奥が深いですよ、まずは発電量、風量に、シュラウド、エアの抜け、全部できてないと
ギリギリのバランスで動いてる6リッターは真夏の40度超えの水温下げられません。