2012/06/19

円高を通じてEZLを考える



ギリシャEU残留が決定しても、相変わらず円高が、続いてます。
国力以上に、消去法的に高く評価される通貨は輸出には不向きで、海外への投資や、移転を促しますが、国内で暮らす消費者にとっては、輸入品が円高で安く手に入るというメリットがあります。

旧き良き時代の名車を維持しようとする心意気の500Eオーナーから、
「この円高を利用して、まず何を買えばいいでしょうか」と聞かれると、
私は「EZL!」と答えます。


EZL 

015品番のEZL(2)


理由は、
①性能が良くなっていること
現行の015品番のEZLは純正品の中でも、コストパフォーマンスが高く、お買い得です。旧いモデル使ってる方は買っておいて損はありません。
前にも書きましたが、AMGのE60に装着してあった、今では製造中止となったHWA品番のEZLより、安くて、性能が良いです。

②いつ欠品になってもおかしくないこと
回路設計が古いので何時欠品になってもおかしくない80年代の部品です。
EZLといっても電子部品の集合体で、その部品がなくなってしまえば、作れなくなってしまいます。内部のパワートランジスタやICチップなんかは、もう作ってないものも多いです。
もう10年以上も過ぎたことで忘れてしまってる諸兄も多いと思いますが、HWA品番のEZLが無くなったときには、結構な騒ぎになりました。信頼できる新品が入手できるうちに予備でも買っておくことをお勧めします。

③オーバーホールができないこと
最近話題のLHユニットや、GMユニットと異なって、EZLはオーバーホールが出来ません。
樹脂で固めてあるし、分解するとバキュームユニット他が壊れるので、オーバーホールができないんです。

④中古品の信頼度が低い
EZLは、エンジンルーム左側の熱溜りに設置してあるため、エンジンやラジエターの熱による経年劣化で、内部のコンデンサーやパワートランジスターがやられてしまいます。コンデンサーの寿命からすれば、3000時間です。中古品の性能、劣化を外観で評価することは無理です。イグナイターの試験テスターなんて未だ見たことありません。高い掛け金はらって、リターンの少ないギャンブルでゴミを増やすよりも、新品が手に入るうちに確実なものを入手して、安心したほうがお得です。

⑤予告なしに突然壊れる
 程度の良い車だけを売るのが看板のお店でも、EZLを新品にして販売することはしません。なんでかっていうと、壊れていれば変えますが、壊れてなければ普通に動いてしまうからです。しかし、ある日、突然故障しますし、叩いたり冷やしても、リカバーしません。部品単体の値段も高いから、動いていれば、あえて交換しないんですね
 くどいですが、予告なしに、突然壊れます。走行中、遠出しているとき、出先の駐車場、冠婚葬祭、祝儀不祝儀、プライベートでもビジネスでもかまわず突然壊れます。
 そういえば元ゲンロクの田中さんも、海外取材で成田空港に向かう途中でEZL故障して大慌てしたり、M市の某お医者さんも往診だか急患に向かう途中で、車が立ち往生したりしました。仕事やゴルフ、遊びの予定がキャンセルになった例は数知れずでしょう(汗)

 さて、壊れてもないものに、高い値段払うのは勇気がいることです。実際、私も今年の春まで、そろそろ、そろそろ、思いながらも交換してませんでした。
しかし、ほうっておいても一年に2度価格改定があって、値段があがる部類の部品です。

なんか、予兆があればいいんですがね…。実際は、徐々に劣化して電圧の立ち上がりが悪くなったり、ドエル角制御がずれたりしてるんでしょうが、テスター当てた程度では、経験豊富なプロフェッショナルでもなかなかわからないところです。
シャーシダイナモ回して、負荷かけて、何度まで点火時期が変わっているか、
負圧で進角してるかをタイミングライト当てたり、入力電圧変えたり、オシロで波形みれば、わかるのでしょうが、そこまで試験しているところはあまりないようです。
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