2009/09/16

減速比、蝸牛ベンツで ゼロヨン12秒フラットを目指して

TOROFULI

ヘアライン号、おかげさまで昨年のJDDAでは13秒クラスでシリーズチャンピオンを戴いています。

ラウンドでのベストが13.11(オーバータイム対策でアクセル抜いて)。0-100KMはGPS計測で4.8秒。
実用車では、現行モデルの他車種(M3やIS-F)とまあ同じ位にはなっています。
(スポーツ走行タイム計測で本気で踏むと12.88でした(笑))

しかし、その上の12秒クラスで勝負する、つまり12秒フラットに近いスピードでゴールするには、
パワーアップもそうですが、ファイナル等の変更が必要です。

500Eの純正は、ファイナルが2.82、ATが3.871 / 2.247 / 1.436 / 1.000
の直結4速といった3世代前の2速スタート、スーパーローの実際は3速。
ベンツ自社開発のモデルの進化系、最終版で、伝達効率は良く、損失は少ない。
ロックアップなしでガンガン踏んでいけます。

難点は、メジャーなGM製と異なって、強化パーツはほとんどない。というか、ない。
あるのはJMOのハイストールコンバーターだけ。
ギア比やポンプ、ピストンやバンドの強化品が無いのがとても痛い。
できることといったら、純正の組み合わせと、スプリングいじくって、油圧アップ、
ディスクやポンプのWPC処理くらいと 強化は非常に地味。フリクション抜く位しかない。


組み合わせるエンジンのトルクバンドは、このATとハイギアのファイナルにあわせた、
ワイドバンド、フラットトルクのM119。
所詮V8のダブルプレーンで、8000rpmまでというような高回転仕様のエンジンではないし、
タペットもハイドリックの自動調整だから、常用回転はせいぜい6000rpm位。
カム弄るにもハイドロだとプロフィールで制約あるから、ここもコークボトル。

つまり、2000(~2500)から6000rpmまでの回転をどう楽しむかによるわけで、
ATのコンバーターのストールポイント(流体継ぎ手が直結となる回転数)と
最終減速比のファイナルがポイントになります。
(今は、ストール回転が3000で直結のハイストールです。)

具体的には、0-400で、13秒フラットなら170km位の終速ですから、
ヘアライン号の2.65という最高速にでもでるようなファイナルですと、
3速5000rpmちょっと、笑われるかもしれませんが、4速に入りません(笑)
オーバータイムの12秒終盤でも終速180km/hでも5500rpm位

という 寂しい現実というか、とても 12秒クラスで勝負できる世界ではないです。
JDDA、アムクレイド、数多くのドラッグの大会でも
3速でゴールしている車は、たぶん、日本でこの車だけでしょう

まあ、2.65、4速でレブカットが入る6250rpmまで廻しても、300kmメーターに
やっととどくかどうかの、290km/h程度ですし、270超えるとほんとにカタツムリみたいな
加速で最速ランナー名乗るにはこれも極めて寂しい数字ですが、
エアコン効いて、楽に長距離移動できる、
4人移動も快適な通勤快速の実用車では、まあ及第点のレベルでしょう。

ドラッグでこれより上、今のエンジンの仕様でいくには、ファイナルを
W210の3.06や、他モデルの3.4、3.67なんかにしないと、厳しいです。
現行の722.3のATの駆動限界が450馬力位、特にドラム&バンドだけで繋いでいる3速ですと
今でも2→3速へのチェンジの時は、すべりが怪しい感じです。

直結、ディスク増し(5→6枚)加工した4速でしたら、500馬力位は
辛うじて大丈夫かもしれないので、4速でしたらNOS噴射は可能(だと思う)。
3速では現状でも、怪しいところなので、とても無理だと思います。

となると、ファイナル、ローギアードにして1000ft位で、4速入ったら、NOS噴射、
そのために、ファイナル3.Xとかにすると、アメ車のマッスルカーみたいな感じになっちゃって
ウイリーはするかもしれないけど、高速巡航、楽しくなくなっちゃうんだろうなぁ

12秒フラットねらうには、3.0で4速5000rpmの200km/h、3.6で6000rpm、
NOSで50馬力ショットか、新エンジンで480~500馬力(フリクションロス低減、圧縮とカムだけだと、ちょっと苦しい、慣性過給狙うにはインマニ製作が必要....)を狙えるとすると現実的な数字ですが、これだとやっぱり町乗りにはあと1速、欲しくなりますね(汗)

車重はノーマルが1730kg、今はボンネット、トランクがFRPで、
シートがくそ重い純正からレカロのAM19で、たぶん90kg位は軽くなっています。

でも、オーディオ、アンプもついてるので、それでも1650KG位

屋根カーボンにして、サンルーフとっても1620kgがいいところ、
軽量化は、効果あるけど、エアコン、オーディオはセオリーから外せない......

それ以外にも、笑い話みたいですが、
ブレーキディスクが最速仕様のφ390の19インチなので細いホイールとタイヤがありません。
リアも17インチが限界のφ340ですので、15インチのドラスリは履けません。

フリクション減らすにも、電動水ポンプで、どうがんばってもあと20馬力くらい、
後半の車速の伸びが過給車と比べると圧倒的に悪いので、空力は効果的でしょう。

突き詰めると、エンジンルームや床下、ドラッグウィングになるんでしょうね

どこまで効くかな~ 非力なマイナー車種ならではの悩み、改造費用というより、開発費用です。

これ、国産のSRなんかだったらタービンと補機で比較的簡単に手が届くんでしょうけどね
過給でなくて 蝸牛ベンツだからな....
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