2012/03/07

ECU他ユニットの修理、交換について

なぜか、私のところにベースモジュール、LH、ABS、E-GAS等のオーバーホールについて
お問い合わせをいただくことが多いので、個別ではなく、まとめてご回答させていただきます。



最初から、厳しいことを言いますと、
私の知りうる限り、W124036、いわゆる500E、E500の、ほとんどの車両は、
これらユニットが経年劣化で寿命が来ています。 
少なくはない数の500Eを見ている経験上、ほぼ断定できます。

程度、外装、部品交換履歴の差ではなく、ユニットの中身のコンデンサー等の電子部品の設計寿命と
熱害による部品の損傷が原因です。

車両の程度によらないというのは、たとえば、程度の良い車両のみを販売することで著名な自動車店で
販売されていた車両であっても、また、徹底的に車両の基本性能の良さを追求する最右翼の
えちごや、ミナグチさんがメンテしている車両であってもそうであるからです。

前にも書きましたが、時間の経過というのは誰にもどの個体にも等しく訪れます。
3000時間を過ぎればコンデンサーは耐用年数を超えますし、エンジンルームの熱害と
ちいさなブロアモーター1個のみで冷却しているECUユニットは、熱で劣化します。

これでは、いくらエンジンハーネスを交換していても、POSケーブル、スロットルアクチュエター、
EZL、コイル、デスビコード、キャップ、クランク角センサー、センサー類等の消耗品を
交換していても、同じです。

クドイですが、これらの部品類がきちんと交換してあって、
エンジン、オートマ、デフ、プロペラシャフト、補機類がきちん整備されて動く車でも、
ユニットの寿命は訪れます。
逆を言えば、そこまでやっている車だから、これらユニットの不具合が顕在化するわけですし、
ユニットを修理、交換するメリットがあるわけです。

ハーネスボロボロ、ヘッドガスケットから冷却水もれでツララ状態の車だったら、
ユニット修理する以前の問題です(笑)。

さて、現実にありとあらゆる部品を交換、修理しているヘアライン号も昨年、ユニットのオーバーホールをすませました。
ここまで手を加えてある車でも必要でした。部品交換整備は前提であって、ユニット延命の免罪符ではありません。
同じ苦労をしています。

ちなみに、えちごやの皆口さんのところは、ユニット自体を普通に新品交換してます。
やっかいなのは可変バルブタイミングの制御も、ベースモジュールユニットで行っていますから、
ここがおかしくなると、走り出してすぐのバルブタイミングの進角と、高回転時でのバルタイ遅角が
なくなりますから、走り出してしばらくすると進角しなくなるから、もっさりするし、高速でも遅角しないから、
バルブが早く閉じてしまい、慣性を期待している吸入空気が充分に充填されません。
そうなると、もっさりしたトルクバンドから外れた感じのドライブフィールになります。

しかも、ここはリレーでのオンオフという制御ですから、DASではなかなか正確な不良が表示されません。
ミナグチさんなんか、排気温度計の温度変化から探り当てて、
判別のために、執念でここからLEDを配線して、可変バルタイのタイミングをLEDの点滅で見て
それで判断してました。

そういう私も、ここにいたるまで、手探りで、まだ使えたかもしれない高価なスロットルアクチュエター(しかも、拡大研磨済みトホホ)
交換したり、エンジンハーネスやASR関係のスイッチ類を交換してます。

無理に交換、修理を進めるわけではなく、情報共有という意味で改めて皆さんにお知らせしたいと思います。

振り返って思うことなのですが、普通、ここまで手を加えていて、ここ一番のドラッグコースでエンジンがなぜかふけない
等となれば、頭にきて車捨てる人もいると思います(笑)

高価な故に交換が後回しになっていたユニット、自分のダケは大丈夫だと思っていた反省もあります。
ですのでシツコイですが、ここも経年劣化で交換や修理が必要な時期が来ているということを覚えておいていただきたいと思います。

ただ、くどいようですが、他の部品が全部正常に機能していることが前提で、POSケーブルやエンジンハーネス、スロットルも
交換していないような車は、先に、もしくは同時にすることがあるということは覚えておいてください。

ただ、そこまでやっても、乗る価値のある車だと、私は今でも思っています。

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