2012/02/22

動弁系のローフリクション化(1)

DSC_0184[1]


写真は、えちごやで撮影したOH中の6リッターのヘッド。

どこが違うでしょうか?

先に紹介したNC加工というわけではありませんが、良く見るとポイントを押えてあるヘッドであることがわかります。

1つ目は、インテークバルブの当たりを外あたりにして、バルブを追いこんでいます。
これにより、ビックバルブを組んだのと同じ効果があるわけですね。これはAMGの6リッターでもやってる手法です。
そんなに珍しくありません。
シートは写真では見えませんが球面形状と手がかかっています。音速で空気が通るわけなので、ここの形状は肝でしょう

2つ目は、バルブの色をご覧ください。
バルブ全体を研磨してピカピカにしてます。これによりバルブガイドとバルブステムの摺動抵抗が減り、カーボンの付着も減ります。
旋盤で加えて磨いてる訳ではなく、バレル研磨で仕上げていますから、全部ピカピカです。
動弁系の抵抗は、低回転時で多いのでこの部分のローフリクション化はNAでは効果的です。スプリングリテーナー、バルブスプリング、
タペット表面も徹底的に研磨することでフリクションを下げています。
えちごやのエンジンが油温、水温が上がらない、フリクションが少ない感じで滑りが気持ちいいというのは、
こういった小さなポイントの積み重ねもあるわけです。

ターボで過給を掛ければいい、圧縮を上げれば良いという、●●すればいいという足し算(収入増加)ではないですが、
フリクションを抜くために磨くという摺動抵抗(費用の減少)は、すべてにおいて効果的です。
自分でもできる部分ですから、エンジンオーバーホール時にはお勧めです。

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