2011/12/24

20年たって振り返り見る500Eの魅力ってなに? (4) 吸収ボディじゃない故の頑丈さ、




吸収ボディじゃない故の頑丈さ-他者への配慮とトレードオフ-

写真は衝突安全テストの比較、
W124と現行のW212

車重も違うし、大きさも違う、Aピラーからのハング長も違う、そもそも衝突試験自体が同じかどうかも判りませんが あえて絵を見て比べてみます。

両写真比べて、W124はフロントタイヤがさほど動いていないのに、
W212はフェンダー後端までめり込んでいるのがわかるでしょうか?
キャビンはW212の方が頑丈なんでしょうかね?ただリアまで押してる感もあります


ベンツではW202以降、W210もクラッシャブルボディ化が更に進みました。
ご存じの方も多いように、このあたりでベンツのドライブフィーリングが大きく変わりました。

以前は正面衝突しても生存空間が残るようにということで出来るだけ頑丈なキャビン空間、
そのオーバーハングはクラッシャブルボディだったのですが、それがさらに進んで、
小さい車と衝突して相手を傷つけることがないようにというセーフティ化が更に進みました。

その結果、ボディ、特にフロントのAピラーからバンパーまでの間は更に華奢になりました
そりゃそうでしょう、小さい車並みに強度落とすわけですから、これで高入力が入れば
歪みます、振動します。

加えて、コストダウンというより、考えれば「まともな」生産工程管理で、
エンジンをエンジンメンバーと一緒に組み付けてボディの下から上げるようにした。
つまり、タイガー戦車仕込みの電気スポット溶接の頑丈なボディ一体の溶接メンバーでなく、
衝突した際に、折れるトルクスボルト4本で薄い鉄板を曲げたエンジンメンバーをボディに固定してます。

衝突した際に、このボルトが折れるか、ゴムのエンジンマウントがちぎれるか、わざと華奢につくった
エンジンマウントステーの先端が折れて、エンジンが車体の下に潜るようにしているんでしょう

万が一の安全に備えるために日常のドライビングの楽しさをトレードオフしたわけです。

この剛性感の差は、実際に高速道路や一般道走るとテキメンに感じます。
ここがW124、500Eの魅力の真骨頂でしょう 本ブログが、この車が良いと思う筆者が書いてる訳で、
ことによっては、多少は判官びいきではありますが、あえて厳しくいうと

500Eは、小型車への配慮=運転者の生命身体の危険性と運転の楽しさを
天秤にかけて、今では許されない、前時代の鎧纏うことができてるわけです。

だから、500E運転する人はここを忘れずに他車への配慮を忘れないでいただきたい、
集団で暴走するようなことは、どうか控えられたいと思う由縁です。

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