2011/12/08

20年たって振り返り見る500Eの魅力ってなに? (2) どこまでも行こう♪

2.どこまでもいける感じ ≒   
         アクセル開度が低いときの盛り上がり
    とはなにか




アクセル開度が低いときの盛り上がり

卑近な表現ですが、こうアクセルペダルに足を軽く載せる
そうすると スルスルスルと滑り出す、それでもうちょっと載せるとさらに
ひょぉ~ と速度を上げていく、高速道路だったら
速度計をみると あれ こんなに出てたかな という車速感覚

もっと踏んだら 飛んでいくんじゃないかというような 感覚
上り坂なのに 下り坂に変えられるようなエンジンの魔法感覚だと思います


これは、ベンツの伝統だと思いますね
陸の王者ベンツの面目躍如です。

 皆さんも空いた道路で、周りの車の流れに影響されないときに
 試してみてください。惚れ直すと思います。
 
 具体的には、空いた高速道路巡航や、
 信号のない空いた道路では 体感しやすい魅力です。

 対して、信号がいっぱいあって、車線を選んでヒョコヒョコ動く
 空車の急ぎのタクシー見たいな動きでは本領発揮は出きません。
 ここ求めるなら、個人タクシー御用達のゼロクラウンのほうが良いです。

 つまり、ボンと踏んだときに、ドンと来るトルクという訳ではなく、
 アクセル開度がたとえば1/3程度で低くても、スルスルと前に出ていく感じ、

 これはスタートの2速からでも、シフトチェンジした3速、4速でも大排気量のおかげで一緒、

 次題に書く、自社開発の4速(3速)ATとコンバーターの組み合わせにもよるんでしょうが
 月並みな言い方すると実用回転範囲ではフラットトルクで、しかもEZLのセッティングからか
 アクセル開度別でマップがあるけど進角度がそんなに変わらない(笑)、つまり低開度での
 進角が相対的に大きいからか、昂揚感というか、こう盛り上がりがあります。
 純正で2.82というボンネビル最高速チャレンジ並みの減速比によるレンジの広さと相まって、
 どこまでも行ける気がします。

チューニングカー乗り風に例えると、回転数に関係なく
過給計だけで乗る感じですね

ここはエンジンのトルクカーブ見てもわからない、ベンツ独特の味付けだと思ってます。
M100、M117の頃からこんな感じですね、高級車はこうでなきゃという本領なんでしょう
特にM119ではアイドリング時より上、トルコンのストールポイントとあった可変バルタイのタイミングや
高速時のバルタイ遅角も妙味として役立ってるんでしょう

私が思うに、ここの魅力を最大限に活かす、助長するチューニングには、ローフリクション化は欠かせません。
低回転、低速域では相対的に効果があります。

前にも書いたハブベアリングの磨きや、ドライブシャフトの磨き、オーバーホール、
AT内部の磨きやエンジン内部の磨き、補機類低減による摩擦摺動抵抗の軽減は、
特に低い回転数での盛り上がり感を増します。

がさつかない感覚、雑味がなく、
軽い一蹴のスケーティングでスィーと前に出る、二蹴目で加速する、三蹴目でさらに加速する感じです。
軽自動車なんかでも、低いギアで、アクセル開度を上げる、ドンと全開でいけば、トルク変動があり前に出る感じがあるのですが、ギアが変わって、速度変わると続きません。
これを低い開度で、ギアがあがっても出るのが、大人の余裕がある色気、艶っ気です。

オーディオに例えると、ボリューム絞っても、バイオリンの鳴きを表現する情報量の多さ、
A級アンプの色気です


実際、どこまで行けるというと、アクセル開度が1/3程度では、走行抵抗より大きな見えない空気抵抗の壁が出てくるため、4速、3000回転、そこからアクセルを開けて行っても、同じような感覚で続くのは5000回転、5800回転位までで、実のところ全開にしても、横に並んだアクセル全開の高過給ターボ車はエンジン負荷によって高くなった排気熱を過給圧に変えて、スルスルと空気の壁を抜けていきます。

NAだと、こうはいきません。ここを補うにはカムやバルタイで高回転型に振るか、排気系の脈動を活かして、
上に振るという選択になりますが、上を補うと下が抜けます。そうするとガバガバのアクセルになって
下から中間域の大人の色気が無くなります。

ですので、この魅力を活かすには、排気脈動を無視したスカスカの排気管、マフラーやフロントパイプ、
タコ足は いただけません。
連載でも書きましたが、純正の鋳物タコ足で×のものを、わざわざ左右非等長のフロントパイプで
帳尻合わせしている純正を、そのままストレートにすると、スカスカになります。

そうすると、この大人の艶気は賞味できなくなっちゃいます。こういう訳なんですね


どこまでも行ける感を活かして、ローフリクションが得意な低速度、低回転域意外を、
チューニングで補えるとすると、

アクセル開度を100%とできるように電スロを調整するか
(テスター繋いで見ればわかりますが100%-αしか開きません。アクセルの固着防止のためのフェイルセーフです)
高速で走行風活かして低温吸気、ラム過給がかかるようにする位でしょう

もしくは、空気抵抗ドラッグを低減させて空気の壁をすり抜けるしかありません。
(ボンネットのダクト化による滞留空気抜きや、リアのスペアタイヤハウスのフラット化、床下フラット等でしょう)

 こう考えると、この車の魅力とチューニングの方向性がわかりやすいでしょうか?

つづく
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