燃圧計 Fuel Pressure Gauge

写真は、GM用燃圧計
FUEL INJECTIONで、燃圧(fuel pressure)はとても重要です。
燃圧が重要なのは、フロートに燃料を供給して、油面を安定させるのが主目的のキャブレターでも同じですが、
フュールインジェクションの場合は、燃料ポンプで加圧した燃料を電磁弁(Injector)でon/offしているだけなので、
燃圧と吐出量は、√α/βで比例する。よって、燃圧管理は極めて重要です。
インジェクター吐出量と馬力
http://mercedesbenznetcom.blog81.fc2.com/blog-entry-5.html
で書きましたが、燃料圧力が変動すれば、同じ開弁時間で、噴霧されるガソリン量も変わってきます。
そこで、不具合の究明やチューニングの際には、燃圧のモニターをするわけです。
これも、先に書きましたとおり、燃圧の変動要因は、
燃料ポンプを動かす電圧、燃料の温度やガソリンタンクの内圧、フィルターの詰まりや、ポンプのへたり等
といった他の要複数要素がかかわる
ので、何が原因かを推定、把握するためでもあります。
実際に使ってみると判りますが、アイドリングから、
アクセルを開けて、負圧から正圧域になると、
フュールプレッシャーレギュレターのダイヤフラムが作動して、
燃圧が高くなる(純正だと約3.8bar)のがわかると思います。
本当は、常時確認できるログが取れるのが一番ですが、
シャーシダイナモ等に駆けてロードを加えながら、モニターする分には、
写真のGMのアストロなんかに使われてる燃圧計で充分です。
特に配管加工がいるわけでもなく、カップラーでのワンタッチ接続で、手間もかかりません。
(ただし、大事なのは工場でのアイドリング時だけではなく、電気使用量の多い状況での、全負荷時です。)
これも、使ってみると判りますが、途中まで3.8barでいたものが、
ライトつける、ファンが廻る、エアコンが動く、回転が変わる等で、電圧が変動し、
ベーシックモジュール、LHで補正できないと、あわせて燃圧がバラツク、変動するのが
わかると思います。
500E、前期中期モデルが優れているのは、燃料ポンプ直列2機がけで、この変動を
押さえているところですね
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