2010/11/04

ATF温度/ Before and After of ATF Temp  Cooling Modification Project for W124036 500E 6.0

コピー ~ IMGP0097

Before and After regarding ATF Temp issue,
The long run Cooling Modification Project for W124036 500E Mercedes


お問い合わせのありました、ATオイルの温度センサー取り付け位置の写真です。

ご覧のようにオイルパンの横に1/8の溶接用のアダプター(KINOKUNI)を溶接して、ビリオンの汎用センサーを取り付けてあります。

ATFの温度は、理想でいえば、80℃以下に抑えるべきで、油温が上がると油圧低下、劣化やシール、フェーシングの焦げ、剥離等につながります。
しかし、現実は、ノーマルの500Eでも、外気温0℃前後の真冬を除いてATF温度が安定走行時に80℃以下に抑えられることは、
ほとんどないでしょう。そのためか、電子制御ATになってからのモデルでは、油温を見てシフトタイミング補正をしてます。

さて、ATFの温度については以前にも書いておりますが、
ヘアライン号は、サーモテープや走行直後に非接触の温度計での測定で誤魔化しており、
正確な温度上昇カーブだとか、特性がつかめておりませんでした。

もっともドラッグスタートや真夏の全開時には、それでも130℃超の状態であったため、1年を待たずにオイルは真っ黒、ATF油温があがるとシフト時の変速遅れがわかる状態でありました。

そのため、その対策として、今回、少しでも熱(エアコンコンデンサ)の影響を減らそうとしてコンデンサーを移設するのと同時に、ATFの正確な温度を把握するために、センサーをつけることにしました。
ビリオンのファンコントローラーには、水温の他、追加で2つのセンサーが接続可能となっており、例えば、水温、油温、ATF等とすることが可能です。

センサー接続した後の状況をモニターしてみますと、第一には外気温が20℃以下であることや、
ACコンデンサーのスプリットマウントの効果もあり、

1) スタート時には外気温とおなじ、
2) エンジン始動後、暖気時や軽負荷走行で、水サーモスタットが全開(71℃)になる10度前位(水温ロアで61℃)までは、ATF温度のほうが高い傾向
3) 水温が上がって、水サーモスタットが開かない状態で、アッパー水温がメーター読みで80℃になっても、ATF温度のほうが先行して高い(50~60℃)
4) サーモの開閉で水温が安定した後は、ATF温度と水温はほぼ近似値となるが、ATFクーラーがラジエター前においてあるためか、2~5℃低い。
なお、水温サーモスタットがあるため、負荷時にはATF温度があがってから、サーモの開閉がある。仕事してるね!! サーモスタット!!


総括:
水温については、現在の気温、日中の20℃、夜間10℃位だと、市街地でも走行していれば、電動ファンが廻らない(ロアで89度超えることはなし、アッパーで示す温度は80℃、点火時期、燃料の水温補正が入らない下限に近い)

・ATFは、この状況では、市街地でも50~70℃
・高速巡航時の水温は、風の抜けがよくなったためか、ロアでサーモスタット全閉、開くを繰り返し60~70℃、アッパーで80℃で常時安定。ヒーターは快適に効く。
ATFは、冷却風を受けるためか55℃~67℃で安定。

 これ以上、気温が下がるとオーバークール対策で、ATFラインへのサーモスタット装着やマスキングが必要になるレベル

ターゲット温度は、水温はロアで70℃±10℃ であるため、合格レベル。
ATFのターゲット温度(オイルパン)は、50℃~80℃ であるため、これも合格レベル。

スプリットマウント前より、水温、ATF温度ともに、下がり、目標値に収まって、喜んでいます。
一冬越して、夏になって気温が上がった状態でどうなるかが楽しみであります。

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