2010/10/27

エアコン三昧(5) コンデンサー移設のメリット



画像は、「CFDによる自動車エンジンルーム内の熱環境予測」小森谷徹(2007)から

インプレッサ CFD汎用ソフト熱解析の論文へのリンク

 * 推測ですが、汎用ソフトのため温度表示幅が狭く、タービン付近も80℃上限で止まってます(笑)
   ここらへんがスバルの辛さ、予算少ないところで、頑張っている努力が伺えます。   
  
エアコンをオンにすると、コンデンサーの温度上昇によるエンジンルーム内やラジエターの
温度に影響があるということは経験上からも良く知られてます。

エアコンオンの状態について、CFDソフトで熱環境を予測することも今では一般的ですが、
かつてバックヤードビルダーにとって一番簡単なのは、熱源のエアコンを取り外すことでした。
これは非常に効果的で、冷却風のとおりも良くなりますし、熱源のコンデンサー自体がなくなります。

そういう私も、サバンナに乗っていたときは、熱対策でエアコン(クーラー)を取り外しておりました。
(そもそもクーラー自体がオプションで珍しく、消費税対象前の物品税対象のため、
 納車後に電装屋で取り付けが普通でした。)

正確には、高回転時のキャビテーション対策でスポーツキットのアルミプーリーに変えていたので、
そもそもエアコン駆動用のプーリーを駆けられなかった。
12000回転も回ってる時に、クラッチが入るとベルトが切れるんじゃないか、
いや、ペリじゃ、うるさくってそもそも日常の脚にならなかったといった事情もあります(笑)

もし、水温、エアコン修理代が気になる方で、割り切って乗るだけの「ど根性」のあるオーナーには、
エアコンコンプレッサーとコンデンサー他一式を外すことをお勧めします。

これだけで、抜群にラジエターが冷えますし、軽くなるので速くなる、燃費もあがります。
そもそも部品がついてないんだから絶対に壊れません。

しかし、ヘアライン号の目的に照らすと、
オートマパワステの車、500Eで、エアコンなしもないだろうということで、

いろいろ考えたところ思いついたのが、今回採用したスプリットマウントだったり、
FC3SやFDの改造でお馴染みのVマウントです(このVマウントについては次の機会に説明します)。

これらの方法の秀逸なところは、熱源をラジエターから遠ざけられるところ、
空気の透過性が改善できることです。3層ラジエターの3層目が2~3割の効率しか発揮できないのと同じく、
コンデンサーやオイルクーラーのあとにラジエターでは高効率の冷却はできません。

既報のとおり、ヘアライン号の場合、電動ファン制御を水温+エアコンの圧力スイッチとしていたため、
水温が下がってサーモスタット設定温度近くになっても、エアコンコンデンサーがATFクーラーに接している
ことから熱が近接放射、伝導で伝わってしまい、
結果、冷媒圧力下がりきらずに電動ファンが回り続けるというような症状が出ていました。

急に気温が下がってしまった今では、本領発揮とまでは行きませんが、ラジエターファンが動く前に
コンデンサーファンだけが別個独立で動くといった塩梅で、とても上手く作動しています。
関連記事

コメント

非公開コメント