2010/07/01

タイヤの空力



図は、180km/hで走行中のオープンホイールのコンピューターグラフィックに
私が、追加したもの

追加したのは、オープンホイールでなくて、フェンダーでカバーされている場合のイメージです。
オープンホイールならオープンエアーに広がりますが、フェンダーで密閉されていると空気の逃げ場がないので、
フェンダーアーチにそって、後ろから前へと回転するタイヤが巻き起こした風がどんどん前に進んでいきます。

対して、床からの風は、タイヤにぶつかって前から後ろへ駆け上がっていきます。
実走行での感覚ですが、180Km/hも出すと、タイヤの真上まで駆け上がる感じで、180km+180kmで360km/hの
風がフェンダー上から跳ね上がって横に飛び出していくことになります。

皆さんも雨の高速で、フェンダーの前横から雨水滴が飛んでいるのを見る機会も多いと思います。

つまり、これをどうやって防ぐかが、良い空力を得るかの重要点です。
トヨタの特許公報を見ると、フェンダーの中に段差を設けて、後ろからの駆け上がりや、
前からの駆け上がりを抑える努力をしています。実際に30プリウスでも採用されてます。
確かに雨の走行中の雨滴の横飛びは少なくなっています。

これがないと、実際の横幅より、相当大きい車幅で空気を書き分けていくわけですね。



タイヤのストレーキも前からの駆け上がり防止には有効で、やはりプリウスにも採用されてます。

ヘアライン号もフェンダー裏に孔空けて冷却を狙ってましたが、結局あんまり変わりませんでした。
タイヤ前で圧力の高いところに風抜いても抜けるわけない(笑)
リベットで固定してましたが、最速チャレンジのときに飛ばされて、バンパー裏にとんでいってしまいました。
やっぱり乱流があったんでしょう。そういわれてみれば、w124の純正のオイルクーラーの孔はフェンダー中に
開いていましたが、外に向っていました....

その他、空力勝負のドラッグレーサーは、前タイヤフェンダーの中にできるだけ追い込んで、乱流の影響を排除してます。フェンダーツライチで喜ぶなんて馬鹿げたことはしてません。空気抵抗になるだけです。
リアフェンダーのカットもフェンダーの耳のゴムもそういわれてみれば上手く処理してます。

みなさんも時間が合ったら、JDDAのプロ8クラスのマシンのフェンダー処理や、
プリウスのインナーフェンダーの処理を見てみてください。

奥が深いね.....






関連記事

コメント

非公開コメント