ボンネットからの空気の抜け

記事では前に書きましたが、ブログではまだでしたので、ご存知ない方もいらっしゃるようで、問い合わせいただいてますので
解説を書きます。
このボンネットは、(G)FRP製で、えちごやの皆口さんからわけてもらってます。
ポイントは、左右のエアロダクトで、エンジンルーム内、ストラット前の高圧部分、空気溜まりから、空気、熱気を抜く構造に
なっています。汎用のダクトを埋め込んだだけですが、W124では思いのほか高い効果を果たしてます。
ラジエターを抜けて、ファンによって左右に散った空気は、高速走行時では頑丈な金属製ボンネットの端を持ち上げるくらいの
圧力を持ちます。ここから熱気を抜くことによって、リフトが減って、ダクト形状によってダウンフォースを稼げます。
4速全開で3000超えるくらいから持ち上がるボンネットが、4000でも上がってきません。
ハンドルのフワフワ感がなく、手ごたえも充分です。UFCD同様、冷却効果も高く水温も安定します。
W124/500Eのラジエター面積からすれば、UFCDのダクトにこのボンネットダクト足してもまだ、足りないくらいの出口面積のようです。
冷却風はできるだけ早く外に排出したいわけですから、アウトレットダクトの数は増えます。
真ん中のNASAダクトは、熱が溜まりがちなVバンクの中、スロットルアクチュエター廻りを少しでも冷やせるといいなということで、
ボンネットの製作時にダクト渡しで、空けてもらいましたが、正直どこまで効果があるかはわかりません。
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