2009/07/02

ベンツの排気系3 V8のタコ足

では、やっと 排気系のスタートのタコ足にいってみます。

ベンツのM119エンジンのタコ足は、すべてのモデルに共通して搭載されるメーカー戦略から
トラクターのような形状になっています。パッケージとレイアウト優先で性能云々ではないです。
エンジニアも、ここは会社の方針だから仕方がないという訳です。

対して、エンジンメーカーであるBMWは違います。
現行のM3に搭載されたV8は、純正でヘダー、タコ足形状、等長管で、フロントパイプも
良い形状で長さも最適、ダブルプレーンのクランクにもかかわらず、とても良い音で倍音で鳴いてくれてます。


M3のV8


V8ダブルプレーンクランクで音に拘るのは、非等間隔爆発ゆえ、とても難しいのですが、
上手くまとめています。さすがです。この点だけでもこの車が欲しくなります。


対して、レクサスのISF、アイメックの鶴田さんが書かれている記事はためになり、
私も楽しみにしていますが、トヨタも結構頑張っているんですが、まだ改良点はありますね。
ぜひ、鶴田さん流のタコ足を製作して欲しいものです。期待しております。






アイメック、鶴田さんのブログ、ISF


これみると、我等が500Eはお粗末なわけですが、フロントパイプとサブマフラーでは工夫してます。
フロントパイプは(も)、見てのとおり不等長ですが、内径を左右で換えて圧を調整しています。

触媒レスのフロントパイプは、集合位置を変えていますが、まだ不等長です。
等長にこだわるならサクラム流のトグロ管になるか、M117エンジンの初期のように、できるだけ
すぐの、Vバンク後ろで排気干渉させる方法になるでしょう

それで、ここをなんとかしなければならないというので『タコ足』の登場です。
ここがないと、ベンツのM119の欠点が改良できません。
ただ、造るのは大変ですね。私も製作しようと思いましたが、楽をして、皆口さんにお願いしています。
(3年以上、待ったけど)
一気筒2ポート、両バンクで16本の管を8本にまとめて、片バンク4-2-1になっています。
見てくれは4-1ですが、不等間隔爆発なので、1番と2番は離したい、8番と6番も離したい
という理由で、整流板設けて干渉しなくなっています。
ご覧のように非等長ですが、等圧です。ここはあとでお話します。
バルブからの1次集合部までの長さ(8-4)、2次(4-2)も大事ですが、角度も大事です。
反射波使って排気効率狙っているので長さと圧力は計算が必須です。
雑誌記事には計算式書いたけど、たぶん、興味ある人は少なかったと思います。


最終的に集合する2-1つまり、フロントパイプの集合部までの長さも大事です。これ長さ決めるまでに
排気温度はからないと計算が出来ないので、各気筒に8個、2-1の集合部で1個排気温度計つけて
温度測らないとこうはなりません。

M119エンジン、排気温度はかるとわかりますが、ロータリー並の高温です。
ナトリウム封入バルブいれて、アルミブロック、スリーブレス、λ1での高負荷、低空燃費は
ここらへんの偉さなんだと思います。


ここまで書いて思ったんですが、読者はベンツに乗っていて、フロントパイプの長さとか
レイアウトがわかると思って書いています。
そうでない人も増えたようなので、引用の写真、今後できるだけ増やしますね

続く


追伸

ところで、今月号のGワークス(旧オートワークス)読んだら、排気系のことで
V8ダブルプレーンクランクのことが出てました。
良い記事書くなと思ったら、ロータリアンの
ダンザキさんでした。新しい環境でもぜひ頑張ってよい雑誌
創ってください。

G-ワークス


宣伝するわけではないですが、我々の世代にはとても面白いですよ、
毎月20日が発売ですので買ってみてください。
噂では三栄に移ってから某O誌を出版部数で抜いた?等とも聞きます。

難点は広告の質が、出会い系とか、金持ちになるブレスレットとか、包茎手術が多い....
雑誌の格が下がっているのが引っかかりますが、制作費と返本、印刷部数で
なんとか頑張って欲しいと思っています。

ジャーマンカーズも、コンテンツの質の低さでは負けないけど、出会い系と包茎手術、
金持ちブレスレットの宣伝だけはないからなぁ...

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