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2023/07/07

W124036 500E ピロボール HEIM joint について

 大阪のTさんにたのまれて、TEAM KANGAROO から
 ピロボール、ロッドエンドベアリング使用のマルチリンク、
 大パワーに負けないハブ、ドライブシャフト 720Nm 対応を輸入しました.


 SPEEED JAPAN が kangaroo の 日本代理店やってますので、
 運よく欧州からの便に紛れ込ませられれば、
 送料も大変お得、日本から海外通販で直接買うより、大変お得に買えます。

 自分でスタッビとハブ、ハブキャリアベアリングにあわせえて大口径で
 作った側からいわせると、こんなものがお金出せば、翌週には届くんですから
 すごいことだと思います

 今回のお話は、ドライブシャフトのことは少し置いておいて、
 ピロボールのマルチリンクについて

 いきなり昔話からはいってなんですが、
 ピロ足ってい特別な響き!です。 ダートラが流行ってた80年代、
 市販車ベースで改造自由度が高いCクラスででてる車乗らせてもらう機会があって、
 リジッドサスペンション 4リンクにこれ ピロボールがついてました

 いや、いいんですよ! へたくそが上手になったと思うくらい、特に切り返しなんかバッチリです

 よく知らない人、おそらく整備された車にのってない人
 もしくは、実際に乗ったことない人が、「ピロボールにすると音が出る!」などといいますが、
 
 でません!

 ベアリングで、ガタがないいんですから、がたがた音はでるわけありません。

 もし出るとすれば、ベアリングが壊れたままでガタガタのものか、もしくは、ゴムブッシュがない分、
 なんらかの振動が減衰されることなく、ボディにつたわって共振するといった振動、共振の問題でしょう

 それを証拠に、高級車のベンツ、W124でも重要箇所にはピロボール使ってます
 フロントなんか重要なステアリング回りはすべてピロボールです
 リアでも 3か所ピロです

 有名なのは
 W124 リアのロアアームのハブナックルの固定部はピロボール圧入式でブーツでカバーされてます
 ここピロボール、コストかけて使ってます

 あと、また、レベライザー利用モデル(たとえば500Eとか 190E 2.3-16)のロアアームにくっつく下端も
 反応よくするためでしょう ピロボールです

 ほかにもマルチリンク リアタイロッドのハブ側は片持ちのピロボールになってます

 市販車で全部の箇所に使わないのは、コストと振動でしょう

 これ使えば、加重でゴムブッシュは捻じれるアライメントがかわるということはありません
 
 非常に素直、ゴムのフリクションがないから、サスペンションが非常にすなおに動きます、
 実際のってみると、バネレートが柔らかくなる、レート下がったと思うくらいです

 あと、ベンツのマルチリンクは、
 「ゴムのたわみで各リンク単独では動かないのを辻褄あわせて~」いるとか
 どっかで聞いてきたようなこと言う人がいますが、そんなことありません。

 ピロボールでもきちんとストロークして、サスペンションは動きます
 現実、私自身 定盤にのせて試験してるので間違いありません。

 まあ、これも酸っぱい葡萄といっしょで、やったことない、手に入れられない人のヒガミなのかと思います

 さて、悪口をいいたいからではなく、
 これ記事に書いたのは、HEIMジョイントの生い立ちについて、
 飛行機仲間(笑)から 情報いただいたのでです

 原典まだあたってないんですが、ピロボール、HEIMジョイントは、飛行機由来だってのは昔から聞いてました。
 今から遡ること80余年、大戦中のナチスドイツの発明、考案だったようです。

 撃墜したメッサーシュミット Messerschmitt Bf 109  から入手した機体からイギリス軍が入手、それが米国に渡って
 さっそく製造され、米国のLEWIS HEIM氏によって量産化、米国特許出願されてます

 へー そんな話を飛行機仲間の中村氏 
(実際に 報国515号、零式艦上戦闘機の一部を個人でもってるというすごい人)から
 写真いただきましたのがこれです

 カウルフラップというから、おそらく、空冷星形エンジンの冷却調整用でしょう
 枢軸国の日本でもつかってたわけですね

 下がB17 4発の爆撃機のもの、これみると使う箇所が違うのかもしれませんが、
 米国と日本の工業力の差がわかります わが父祖はこれで良く闘ったものだと改めて感じます

 専門じゃないので見てくれだけですが、二分割のレース、かしめで4か所 切削ねじ と
  80年たっても 光ってる金属材質のベアリング おそらく当時から規格品 の差です

 こりゃ生産性から もとから違ったんですね
 


HEIM JOINT の歴史

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 こちらがカンガルー製のマルチリンクとサブフレーム用ウレタンブッシュ
 純正が欠品、生産中止だそうなので、ありがたい製作品です。 
 
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 こちらは、ハブの幅、ベアリング径を大きくして、
 大径の高強度耐荷重ベアリングにしつつ、スタッビの直径 歯数を大きくしてます
 前にも書きましたが、私は手間暇かけてこれ削ってつくりました

 ハブもそれにあわせて、スプラインが大きくなってます



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 詳しくはまた今度


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