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2023/04/04

W124 300E M103 のフルコン KE ジェトロで疲弊している貴方へ 1

 えー いわゆるフルコンについて

 このブログは主にM119エンジンが乗った W124 W124036 500E/ E500 のことを中心に書いてます。

 なので、ほとんど 4気筒や6気筒の乗ったベンツ W124 W201 の ことを書いたことはないです。

 例外的に、タイや 東欧の国のユーザーのことを書いたことくらいだと思います。

 おそらく、日本語で書いている情報が少ないためか、ときどきこれらについて問い合わせをいただくことがあります。

 そもそも自分でやったことが殆どないので、見聞きしたことに推測を加えてですが、備忘で載せておきます。

 まずは、多くが駆逐、淘汰されて輸出された 名機M102・ M102が乗ったW124 W201について

頑丈なスチールブロックに、アルミニウムヘッドの2バルブ 単カム クロスフローという 
 70年代後半から80年代にかけての設計の名エンジンです。

 その前の初代DOHCモデルから引き続き、Kジェトロに電子制御をおまけで足したようなものをつかってます。

 問題が、このK-Eジェトロ 排気ガス規制と環境規制で 
 アイドル制御やコールド、温間時などの電子制御を補助的に くっつけた過渡期のエンジン制御システムです。
 もちろん今は淘汰されてありません。

 電磁ポンプで圧送した燃料を、フュールディストリビューターという奇怪な分配器で各気筒に振り分けて、
 ガソリンの吐出量は、燃圧だったり、キャブのジェットの穴の大きさと同じく、
 物理的にコントロールしてます。ですので、全気筒同時噴射です。

 バルブが開いていようが、閉じていようが変わりません。垂れ流しです(ここポイント)

 エアフロメーターは、これまた奇怪なフラップ式で、エンジンの負荷をフラップの吸気抵抗の増減で検知する仕組み、
 その検知方法はポテンショメーターが機械的距離を動くのを抵抗値でアナログ検知するという 
 まあ鷹揚というか牧歌的というか、こんなことしてたんだね! という検知方法です

 これらを中心にすべてが壊れます。一部部品はというか多くは、これも部品がないようです。

 部品供給本来、がないので、
 本来、非分解なのに分解して弄り壊した中古も多く、もうなんだかわからないようなゾンビ車が
 世界中、いっぱいです

 そんな状況、逆境を生かしてでしょう
 旧西側からの中古車が多く輸出された東欧、ポーランドでは、KEーJET killer なるものが
 一時期大きく出回っていましたようです。

 まずは、6気筒M104 用から


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 簡易な方法で、KEを全部とって、そこにボッシュの現行インジェクターを指して、フュールデリバリーを作って、
 燃圧レギュレターをつけてます。クランクピックはプーリー部につけて、点火系は既存のEZLのまま

 今もつくっているようですが、あまり需要がないようでデリバリーには時間がかかるようです
 EZLが6気筒も欠品、高騰が多いので、それも影響があるんでしょう。


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 写真見る限りでは、フラップがないから Dジェトロ、スロットルの開度と回転で制御してるんでしょうね
 現在のフルコンは賢いので、エアフロレスでも普通に動きます。

 これの良いところは、部品点数が少ないので安い、エアクリーナーくっつければ、 あんまり目立たないところでしょう
 デリバリー 工夫すれば、もっと純正っぽくできますね
 

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 ホームページ残ってますので 値段見ると €1,187.50! 20万円以下ですね
 こりゃ売れたわけです。残念ながらfb頁は5年くらい更新してないので、今やってるかどうかはわかりません

 KEjet KILLER ページ

 私に 聞かれても 詳しくは しりませんので 悪しからず!

 これ見ると、カムセンサーないから、 同時噴射のままなんですかね?
 o2センサーは純正、水温センサーも純正、吸気音センサーらしいものは見えますが、
 よくわかりません。

 点火制御ありませんでしょうから、ノックセンサーもないですが
 動かすには不足はないと思います。潔い割り切りで低価格戦略だったのだと思います

 興味なかったので、考えもしませんでしたが、日本で売れないのはなんなんででしょうかね?

 これあれば、自分でやれば、20万円以下で K_Eジェトロの魔の手から逃れられたのに と思うと
 EUや米国のように 普及しなかったの理由がわかりません

 おそらく、推測ですが、日本のベンツの自動車屋さん(とそのユーザー)はドイツ語も 英語もわからない人が多かった?
 
 いやそんなことないと思います。

 たぶん、多くは輸入ディーラー(新車を売るのが仕事)で整備の修行をして独立、
 ある程度、英語なり、ドイツ語はわかって、ディーラー時代は整備情報をもらえたけど、内燃機までは弄ってない。

 車検整備と一般修理が中心で、エンジンおろして、内燃機加工を依頼なんてことはしてなかったんだと思います。

 そういう状況にいると、自分で考えて調べる必要もない、テスターがでる情報で部品交換になれちゃうから、
 燃料噴射時間がどうしたとか、噴射量がどうしたとか、O2がどうしたとか、水温補正がとか 考えなく なっちゃったんですかね?

 まったくもって、謎です。


 


 つづく
 
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