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2021/07/07

自動車のサスペンション メルセデスのマルチリンク(2)                   Dr.Ohe特許                            マルチリンクサスペンションは、車高を下げることを考えてなかった!

メルセデスのマルチリンク、5リンクを発明した Dr.Manfred von der Ohe
その前後の発明を検索する限りでは、ロールすること、車高を維持することは考えても、
 車高を下げること!は、どうも 想定してなかったようだと私は思います。

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 左側の男性がManfred von der Ohe博士 ローズウッドの台と サブフレームとサスペンションの模型の前で、

 Revolution an der Hinterachse

 こちらは、AUTO MOTOR SPORTS 誌 の記事 自動車 リアアクスルの革命! とでも訳しましょうか?
 こちらの記事、ぜひ、ドイツ語、もしくは翻訳でいいので、英語で読んでみてください
 とても、良い記事です。


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 もう、記憶レベルの非常に主観的な話でしかないですが、
 メルセデスで車高を下げる!なんてことをするようになったのは、
 日本では、おそらくアメリカでも、ドイツでも、W123のころとかではなくて、
 バブル期のW126以降だったんじゃないかと思います。
(エアサスが壊れて自動的にシャコタンになっていた縦目はいました(笑))


 アウフレヒト氏創業のAMGが、メジャーになったころと重なるんでしょう。
 ベンツ自体が特別な車で、日本では、ショーファードリブンカーのイメージでしたから
 これを車高下げるなんてことはあんまり考えられ無い。

 AMGなんて言葉もアーマーゲーとか言われるようになったのが80年代中後半だから、
 あったんですが、ポピュラーでないW123とかでない、W124、126以降なんでしょう。
 
 トー変化を嫌って、車高下げることより、車高調整、つまり下げないことに注力してたのは、
 123,124ワゴン、荷物積む126 140のSクラスにレベライザーが普及してたことからも想像できます。

 それが、w201とか、124になって、HRとか、社外のスプリングが出回るようになった。

 特に日本では、190E以降、BMWの3シリーズのような
 スポーティさをベンツに求める層が一定数以上いた。

 また、国産の改造経験から、車高下げる需要、特に中古二次取得者で
 ホイール替える、車高下げる、エアロつけて、AMG仕様という 得意変化の
 ガラパゴス的需要がでてきたという時代背景があったんだと思います。
 (それが、同時多発的に世界的に伝播したのであれば、これも立派な文化です)

 これ思うと、
 発明者もメーカーも、この当時は、まさか、マルチリンクで車高下げるなんてこと考えてなかったんでしょうね

 なので、マルチリンクで車高下げると、
 トー角変化、ロールセンターと重心位置だけの話じゃなくって、瞬間回転中心と場所が想定とはかわる、
 リアトーインも調整幅こえちゃうわで、

 とっちらかって、トラクションは抜けるは、底付きすれば、跳ねるわで、まったく、速く走れません。
 
 車高下げたい人が乗ることが多い 500EやW201の事故率は、
 安全装備といわれるABSやASRがついているはずなのに、なぜか、高い、経験上も、
 確かに高いです。

 それは、自動車保険の車両保険の料率表があったころ最高位の6であったことからも、推測できます。

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 こちらの画像も前出のAUTO MOTOR SPORTS から、リンク、車輪の上下を説明してます

 なんで、日本で、ベンツの車高を下げたい人が増えたのか、AMG風もどきが増えたのかは、想像の域を超えませんが、
 おそらく、国産シャコタン文化、背伸びをして、マイカーを手に入れた若者が、
 レーシングカーに憧れて、車高を下げた、ことから端を発して、暴走族=改造車が社会問題になるころには、
 それ風の外観を”手軽”にアピールできる シャコタンや、アルミホイールを変える、
 ウイング、スポイラー、エアダムといわれたから始まり、エアロパーツといわれるようになったものをつけるのも、
 ”それ風の外観”を”お手軽”にアピールできることに消費をしたからでしょう

 国民中流を背景に、
 背伸びするが故に、お手軽を狙う 日本独特のアフターマーケットのクルマ文化は、ここらへんが特徴だと思います
 
 欧州の明確に階層分けされている貴族文化からのモータースポーツ、
 アメリカの誰もが参加できる”わかりやすい結果”を求める底辺の広いドラッグレース、
 ET11秒より早ければ、レギュレーションも急に厳しくなり、
 だんだん 自走が無理なレベルになるので、トレーラーで運ぶレースカー文化とは、やはり背景から違います。

 前に、AMG風が好きなのは、中古車取得層ということを書いたことがありますが、
 ”それ風の外観”を”お手軽”にアピールできるということと、
 レースカー”風”のシャコタンは、共通項、やはりつながるんだと思います。
 
シャコタン、リアがリーフリジット、前がストラットの頃でしたら、
車高落としても、リアのアーム角度なんて、ついてないからそもそも変わらないし、
フロント車高落としてアームがバンザイしても、アルミブロック製のロールセンターアジャスターくめば
ロールセンターは補正されるでよかったんでしょうが、
 
セミトレから、ベンツのマルチリンクになると、そうは問屋がおろさない、結果、街中、
速く走るシャコタンベンツってのは、所詮、無謀運転。

見習いの不良が、兄貴分の車借りて地元でハッタリ見せて、人生賭けて見栄はる場合、
先のこと考えない独自の価値観のアンバランス、
懲役上等のポン中の無謀運転になります。

完熟走行して、物理的な理屈で区間タイム速いんじゃなくって、
ルール守らないか、まわりがよけるから、遅くても結果、速そうに見えるということだったんじゃないかと思います。
昔の往年のベンツ=不良のイメージと、ここはつながります。


 知りうる限りですが、峠や最高速、ストリートゼロヨンでも、特に車高下げている車、ベンツで
 クローズドサーキットでも、速いベンツっていなかったと思います。

 まあ、車格やトランスミッション、部品供給もあるんでしょうが、同じ欧州車のBMWと比べても
 あきらかにそうです。

 いや、ヘアライン号はシリーズチャンピオン、SJのW201も耐久で茂木で2分20秒とかいいますが、
 いずれも車高下げてません。

 いや、DTMにw201出てたと言いますが、ものすごい大改造して、アーム角変えてます

 ここは、よい機会ですので、大昔の思い出含めて、次回ご説明します。




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