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2020/12/12

2020 GAFA と BATHに 挟まれて、 古き良き日のメルセデスベンツ W124 500Eを通じて、 内燃機関を思い 馬に乗り、剣を振り、やわらをとる(1)

毎年、12月には 俯瞰して書くように努めています

これからのこと


ドイツ、ダイムラー社では、すでにガソリンエンジンの新規開発は中止したと書いたのが
確か昨年、ハイブリッドに対しての欧州勢の
最後の一矢となった クリーン(笑)ディーゼルエンジンも同様の運命でしょう
今年は、米国の、大統領選後、パリ協定への復帰を表明、

その少し前に、我が国でも、日本では2050年にカーボンニュートラルを宣言。
世界最大の自動車市場となった中国も急激な勢いでEV/HVを加速。
2035年には半減を宣言しました。
内燃機関自動車は、過去のものになる流れであることは間違いないでしょう


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環境問題もそうですが、
電動化のキラーコンテンツ、
切り札としての自動運転には、
“運転する楽しみ“ というのは存在するわけなどなく、

それよりは如何に安全に、快適に、目的地につくか、
となると、アクセルも、ブレーキも、ハンドルもいらない 自動車となるわけです。

先週、北京では、百度が自動運転の試験の免許を取得したとの報道もありました。

制御を考えると、スロットル開度や燃料、点火時期で出力を制御する
出力軸の回転数をトランスミッションで切り替える必要のある内燃機関より、
モーターのほうが、はるかに、適しています。

常時、ソフトウエアや地図、道路情報のアップデートが必要になる自動運転の自動車は、
所有から、利用者の情報提供や広告収入を対価とする無料になるのか、
時間利用の時代になるんでしょう

米国GAFA と中国BATH百度(B)、アリババ(A)、テンセント(T) 華為(H)の争いも、
結局は情報をどちらが取るのか、グーグルなのか、百度なのか、
アップルなのか、華為なのかの国家間の戦いです。

下のまとめ、とてもよく出来ています。(C) 岡べ まさみち
マインドマップというそうです

gafa-vs-bath競争戦略をマインドマップで整理

いまだに近くて遠いと言われる国、
中国で暮らしていた経験からすると、
情報は 国家、が管理して利用、

もしくは国家と比類、いや凌駕するような巨大企業が、
目先の利便、快楽、お得、自己顕示欲、交流情報欲を餌に、
大衆、国民から、集約した情報を、
それに対価を払う、第三者が利用します。

日本でもそうでしょう 
GOOGLEや FACEBOOKでの情報は、程度の差こそあれ、
お金払って、第三者が利用してます。 国が利用するのか、お金払って誰かが利用するかの
違いです。


すなわち、誰が何を、どこで、どんなタイミングで買ったのか、どういう趣味、嗜好なのか、
生年月日や生まれ、趣味や嗜好、宗教、政治背景、
資産、負債や収入、キャッシュフローはどうなのか、親族、血族、社会的信用、
学歴や勤務先、交友関係等、
健康状態や医療費の状況、保険利用状況、医薬品利用状況なども

どうなのかは、もう、すでに事細かに、把握されて利用、推測されています。

これが、経済価値を持つ情報で、
そのツールであるのは、今は、たとえば携帯電話、スマートフォンですが、
昔のスーパーコンピューターレベルの
このツールは、GPSやカメラ、マイク、加速度等の各種センサーがついて、
自動車にもつながりますし、
家電にもつながります。ウエアラブルの時計やヘルスケア機器にもつながります。

それらの情報は、利用する側からするとすごく価値のあるものがあり、
たとえば、高額な家、不動産、マンションを買おうとしている人の絞り込み、
コンタクトするタイミング、方法、
どんな趣味なのか、どんな要求、嗜好、行動パターンなのかは、すごく大事
価値のある情報になります。

どんなセールス、男女、年齢が好みかとか、出身地、
服装が何がいいかとか、話題なにがいいかまで
情報をもとに人工知能はアドバイスしてくれます

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今、お話している、我々の自動車でも、これは同じで、

たとえばね、かみ砕いていえば、

車を買い替えるチャンス、
車検のタイミングだけでなく、
このブログの読者でいえば、タイヤ交換の時期、オイル交換の時期、ブレーキパッドの摩耗度、
外部機器と接続されれば、最適タイミングで、連絡、ダイレクトメールが来るようになります

下手すれば、高額な部品注文すると、修理あきらめて買い替えるだろうと
人工知能は予測するから、
他の類似部品のアフリエイト情報や宣伝だけでなく、

新車購入案内や、お金に困るだろうとおもって、ローンや
高価買取の案内が来ることになるでしょう
(もう来てるかもしれません)

もっといえば、
ダイアグノーシスとつながっていれば、O2センサーがおかしいから替えろとか、部品、買いませんかとか、

水温センサーがぼけてるとか、エンジンマウントが経たってるとか、タイミングチェーンが伸びてる、点火時期が
ずれてる、しまいには、カーボンルーフなんか、つけてるとフルコンにしませんかという案内がきたり、
チタンボルトの宣伝が出たり、

エンジンマウントが経たっててると、旧式デスビに湿気がたまってるような人が多いから、
なんてのも わかって、こういう人は、お金を使う人なのか、使わない人なのかを見極めて、
スクリーニングされたうえで、
通信、ダイレクトメールが北村さんから来るようになるかもしれません(笑)。


タイミングチェーンやエンジンマウント、タイヤみたいに、センサー類で直接、
つながってなくても
同年式、走行距離、地域による使用方法、世界中でのオーダー履歴で、その精度は数段上がります

メカニックが、症例数や経験値で替えていたのが、データーで推測されるようになります。

加えて、収入が少ない人には無駄になるので費用をかけてまで情報を送らないけど、
資産がある、高収入で過去の買い物経歴で
買うであろうという人には積極的に情報、メール、SNSやポップアップ広告がパッシブに来る。

航空券やホテルなんか、もうすでにそうですよね、
ビジネスやファーストクラス利用の顧客、エメラルドやダイヤモンドステータスの人には、
そういう案内が来るし、宿の広告も 五つ星や海外投資案内ばっかです

仕事中でなくて、余裕がありそうな時間に、出てくる等が起きるようになります。
ネットサーフィン(死語)してる時間に飛んでくる。

これらのツールは、スマートフォン、PCが第一でしょうが、
クレジットカードの購買履歴、食事の店、料理の履歴、駐車場の履歴、
GPSでの場所、誰とどれくらい、どこにいたかの情報としては、自動車は、とても有用です。

走る場所、時間、アクセル開度から加減速のG、レスポンスタイムまで見るようになります。

だから、その情報くれるのであれば、もう、車両はタダでも良い、そうなると予言してるコンサルもいます。

もうすこし、このブログの読者向けに、砕いていうと、
自動車ディーラーで、クレーム処理をしてメーカーに請求する、
その内、一定数は不必要なものだったり、適用外のものがあっても、メーカー負担になります。
(そういう営業接客してるディーラーも確かにいました)

ディーラーとしては、メーカーが工賃も払ってくれるなら、客に文句言われないで済むし、
客も嬉しいから、クレームにする。

それも、全世界的に情報、頻度をマクロで集約できれば、
この請求は「おかしい」ので、問い合わせ確認させようとか、
前後の走行情報やほかの事例で
不正(笑)もとい、不適切請求も防げます。

そういう世の中になるんでしょう


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これを例えて、昔の中国の開放式のトイレ、個室でないトイレ、ニーハオトイレに例えて
ニーハオトイレで用を足すという人がいます。

フェースブックなんかそうですよね、
娯楽、余暇、趣味と自己アピールのために、情報にアクセスする、
投稿する、共有する、意見を表明する、見るだけでもそうです

結果として、それらの情報が、分析、精製されて、
丸裸になっている


他人、公衆の面前で排泄をする、昔の中国にあった開放式の
ニーハオトイレで用をたす、ことになってるわけです

私も利用している便利な、グーグル検索もそうですし。
アマゾンの買い物履歴もそう、アップルのアイフォン、位置情報もそうです

わかりきったことですが、もう、そんな時代になってます。

つづく、馬、剣 やわら は 次回(笑)

つづく