2016/04/30

エンジン各部のデーター測定(1) カムオフセット他

カムシャフトなんぞを、まじめにプロフィール追いかけて見ようと思って、
各部のデーターを測定しています。

独立スロットルができてきたので、
ようやく、ハイカムいれて作用角、オーバーラップの大きい、リフトの大きいカムを入れることが、できるようになりました。

シングルスロットル、スロットルの直前のエアフロだと、アイドル安定させるにはAMGのカム+αで精いっぱい。

94.8ミリのロングストロークだから、回転を上げるにしても、ピストンスピード考えるといいところ7000+αrpmが トルクバンドの上限。

トルコンだから、5速にしても、やはり7000+αが上限。

そんなことは判ってるんだけど、どこまで”α”をあげられるか、
トルクバンドのマスクエリアをどこまで上に持っていけるかです、
そのために、測定をしています。

バルブタペットはφ35.0のHLAをソリッドにして、軽量化とカムプロフィール自由度を高めまようとしています。
物理的なリフトは、タペット径による制約以外に、
油圧保持のためのタペットシリンダー壁のオイルフィード穴やカムのノーズ逃げ、
バルブスプリングの線間密着までの距離。

バルブガイド上のステムシールの高さ、バルブスプリングのセット長、ステムコッター位置、リテーナーオフセットなど多岐にわたります。
まずは、重量から、HLAは実測重量。オイルが入っているので、整備書のデーター、
64g(新)82g(旧)より重くでています。

HLA、重いね、バルブより重い(汗) スチールのリテーナーも重い(汗)


M119 バルブ重量比較
 INEX
HLA76(実測)76(実測)
Retainer2020
Cotter22
Spring Outer4040
Spring Inner1515
Valve6659


  写真は、カムのオフセットを測定しているところ。
  私もお恥ずかしながら、知らなかったのですが、タペット径によるリフト限界を調整するため、
  直打式のカムでは、リフターの側圧を減らすためや、当たり面の回転を促すために、
  カムセンターとタペットのセンターをずらしています。
 


  この図面でいう”d” がカムオフセットです。 




  これを測らないことには、、最大リフト量を計算できないので、まずはこれを計測。
  エスコートでお願いしましたが、基準点決めて、カムのセンターとタペットのセンターを探すというのは、各部の測定がさらに必要で結構大変な作業です。





 これは HLAは油圧がかかっていないと、リフター自体が下がってしまって、測定ができないので、手近にあった、Ⅴ8プッシュロッド用のラッシュキャップ 厚さ2.0mmをかぶせて測定したところ、

 HLAのストロークが2.0mmなので、ちょうどよかった。

 ちなみに、ベンツのこのタイプの3山のコッタ―の他、8㎜ステムですと1山タイプがありました。 テーパー角度は7°
 バルブはさみ角は38° (21° 17°) IN EXの数値は実測
 中古ヘッドに、DLCのカムが不釣り合い