500E、M119のモーテックコントロール8 MOTECH CONTROL FOR W124036,500E,M119 Ⅷ

写真は、幾山河
いや、幾海原 あまた超えて(笑)、完成しました。
部品、オーストラリア、アメリカ、イギリス他、海何度も超えています(笑)。
DENSO 12H INJECTOR と Fuel Rail、
燃料系デリバリーとブラケット 配管の図!
背の低い最近の高性能大容量インジェクターにあわせて、
削りだしたフュールレールとブラケットホルダー
左右に8個あり、そのうち、2つ、1番と5番がチラリと見えます。
苦労した左バンクのホースエンドはヘッドカバーのクリアランスを
上手くクリアしています。
左右のフュエルレールから黒の#6ホースエンド、黒のメッシュホースを経て、
Y字アダプターのあと、90°ホースエンドで左に曲げて、
断熱防炎のファイアースリーブ被服でエンジンルーム左前側に設置した
SARDの大容量フュールプレッシャーレギュレターに入ります。
Yアダプターの固定はウォーターポンプボルトと共締めで、
これもアルミブラケットのビレットです。
ここも、フュールレールブラケット同様にきちんと軽量化されてます(笑)
ここ大事!見逃さないように。
ここから、SARDの大容量、燃料レギュレターにいきます。
レギュレターは、ブラケットでABSユニットに固定。
ステンメッシュのホースは、燃圧センサー用です。
燃圧をモニターすることで、ポンプの流量や垂れがわかりますし、
NOSにしたとき燃圧が下がったら、ソレノイドバルブを開けない等の
フェイルセーフに使えます。
もちろん、燃料温度もモニターしています。
燃料温度がどこまで上がるのか(おそらく水温に近くなるのだと思います。)、
それを燃料クーラーでどこまで下げられるのか、
また、それによって、吐出時間の補正ができます。

SARDの大容量レギュレターの左に見えるのがVH45用の
クランクピックアップ、チェーンの伸びを遅れを考えて左バンクにつけました。Dookies製、これも肉抜加工してます。
ちなみに、長いチェーンを使っているM119は、右と左ヘッドでバルブタイミングを変えています。
レギュレター頭にあるエルボーの配管は、レギュレターのバキューム可変ですが、
負圧、過給コントロール、機械的なダイアフラム補正を燃圧では使用しないので配管しません。
その分、モーテックのDジェトロ、負圧のデーターで、インジェクターの開弁時間を
補正しています。
このレギュレターの後、
ABSユニットの脇を黒メッシュのホースで、エアコンの冷媒で冷やすガソリンクーラーに導きます。
ここの燃料配管はインチサイズなので、ANのホースエンドが直付できます。

水温による吸気温度上昇、
水温上昇による点火時期リタード以外にも、
水温の影響を受けて上昇する燃料温度は重要です。
この時代のベンツでは、残ねながら、燃料温度モニターしていません。
その分、ベンツは燃料温度のこと、
良く考えていて、コストかけて、燃料クーラーつけて、
もどり燃料を冷やしています。
それでも、夏場、燃料残量の少ないとき、加熱された燃料リターンの
多い渋滞時には、冷却不足で、燃料ポンプの突然停止トラブルが増える、
また、パワーが下がることからも、燃料温度の影響は、
皆さんも経験上、お気づきのことと思います。