サブフレームブッシュ

SJ サブフレームマウント から
ショックの前側、ドラシャより上が擦れているということは、おそらく、
リアにトラクションがかかって、シャフトの角度が上がったとき、トラクションがかかったときに
サブフレームの4個のブッシュがタイヤのグリップ、駆動力に負けて、押されて(引っ張られて)後ろに動く、
リアのリンクのゴムブッシュが撓んで後ろに動く、デフマウントが後ろに動くだと思います。
アームの配置をEPCで見てみると、ブレーキ踏んだとき、つまり車体が前に行くときの、
車輪のコンプライアンスは良く考えていますが、スタートでウィリーすること(笑)は
あまり考えてないから、 アームも、ドラッグマシンのラダーバーや4リンクみたいに、車体が加重で後ろに来ることを中心には考えてない。
それよりは、高速走行時の路面抵抗や、サスのストローク、カーブでのトー変化、乗り心地、
「芯のあるだるさ」を求めているのだと思います。
ベンツの伝統で、リアサスペンションの開発には物凄くお金をかけている部分です、
(今でこそ一般的になったマルチリンクの完成は190Eによるものですね)
それを、本来の設計とは違う使い方をして、それが不十分と言い放つのも、まあ勝手な話ですが、
現代の鬼グリップの幅広タイヤを履いた段階で、もうバランスは崩れているので、
そんな仕様での理想形に近づくという意味では、まあ許されるかなと思います。
純正サイズ、8Jに225/55のレグノを履いてるんでしたら、純正で十分です。何の不満もありません。
しかし、これに275/18とか履くと、とたんにバランスが崩れる。
タイヤが路面をかいて出るまえに、リンクのゴムが動く、ついで、タイヤが動いて
加重でサブフレームブッシュが動く、土台が動くとなります。
うーん、数年前にサブフレームブッシュ交換を記事に連載して以来、バタバタしなくなったと
喜んで、ほっとしていた部分ですが、 最近、やっとまた、一周してここが気になっています。
でも、ここのブッシュ、交換してない人はしたほうがいいですよ!
大きいゴムブッシュですが、太いタイヤで負担がかかる部分です。