アルフィンオイルパン鋳造(2)

写真はすべて エスコートのブログから
オイルパン鋳造の第二弾、大人の工場見学ですね
木型を元に、樹脂を混ぜた専用砂で、砂型(上下)を作成し、表面に焼きをいれたもの(ここまでが前回)
この上下型を二つ組み合わせて、溶解したアルミニウムを注ぎ込みます。
アルミニウムの融点は約660℃で、密度は2.7g/㎤、柄杓付バケツで持ってますが
6L位の容積ですから、重さは一杯で15kgはあるでしょう
ルツボに見える溶解アルミの色が温度の高さをあらわします。

ルツボから取り出した溶解したアルミを二人で二つの穴から注ぎます。
この作業、タイミングがあるようで、うまくやらないと
うまく鋳込みができなかったり、スの原因になるそうです。
下の写真はアルミを流し込んで上に重石を載せて自然冷却、固めているところ

こうやってできたものを、冷却後、型を破壊すれば、下作業は完成となります
これにT6の熱処理を加えて、アルミ強度をアップします。
細かい点ですが、市販の大手メーカーの社外アルミパンではやってないものもあります。
熱処理に向く材質を選んで、手間をかけるからできる作業です。