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2011/02/08

500Eの冷却風は下に流すべきかⅡ? Why shall I modify engine cooling air stream to down side 2 !



写真は単体での、M119エンジンのロングブロック

見ての通り、V型90℃のブロックの上に、大きなDOHCヘッド、ダブルチェーン駆動のカムギアが鎮座してます。

Vバンクの間は、270°ターンのインマニとウォーターバイパス、サーモスタット、スロットルアクチュエターとエアマスが着くことになりますから、ここから空気が抜けません。

なので、少しでも空気を抜きたいので、アルミの粉まみれになってインマニの間を削って冷却風が当たるように加工したりする訳です。
しかもこの上にエアクリーナーボックスとインテークダクトが2本付くから、ボンネットとエアクリーナーボックスのクリアランスは少ないです。

となると、ブロック下、左右に風を抜いてやらないと抜けないのが良くわかります。
実際は、これに左下にはエアコンコンプレッサー、上にはパワステポンプ、
右下にはオルタネーター、その上にはエアポンプが付き、風を遮るので、空気は更に抜けなくなります。

パワステポンプやエアコンのブラケットを削ったり、エアコンプレッサー外すのは、少しでも空気の抜けを
良くしたいからという理由が良くわかります。

写真みるとわかりますが、ファンプーリーが左にオフセットして取り付けられているのは、
少しでも風の通りの良い左側に風を送りたいという思想もあるんでしょう
(エンジンの回転の反力もあると思います)
左には車体側にステアリングギアボックスが付きますから、一層空気の抜けが悪いんですね

ちなみに熱でタコ足にクラックが入るのも、冷却風が届かない左側です。