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2022/10/02

W124 ライセンスプレート デリート カバー W124 LICENCE PLATE DELETE COVER CFRP 

大昔に入手した w124 北米向けライセンスプレートレス用のバンパーカバー

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 要は、ナンバープレート前をつけなくても良い州向けのバンパーカバー、
 メルセデスの世界戦略車で、EU横長用ライセンスプレート、JP向け、ナンバーなしの北米用とナンバー付きの北米用
 知りうる限りで4種類あります。

 私、お気づきの方も多いのかもしれませんが、
 ほとんど外観にこだわらないというか、
 外装でエアロとか、ホイールとか、買ってポンで付けられるもの アピアランス系には、ほとんど興味がない
 
 よく言う、前期とか中期とか、後期にも理解があまりない輩でして、

 何を隠そう、W124 トランクもEU用と北米JP向けので2種類、前期中期後期で 全部で6種類あるってことも、
 SJの北村さんから、最近聞いて初めて知ったくらいです。

 へー! ってかんじで、そりゃコスト削減でそういうところは統合されますわね と思いました。

 皆さんは、これ知ってました?!

 




 こちらの写真はひろいものです
 純正品の装着イメージ写真、レースのときはナンバープレートつけないので
 これでいいと思います。

 昔、米国でAMGモデル見かけたらこれがついてましたのが印象的です。かっこよかった往年の記憶です。
 



 さて、こちらが上のグレーが、15年くらい前に入手した、純正のABS製
 これをかたどって 、プリプレグのカーボンで作ってみました。




 いわゆるドライのカーボンで ペラペラの薄さ、軽さです CFRPの目で塗装前です。

 3Dプリンタ製のリプロも 200~300ドルくらいで出てるようなんですが、 この手のプラスチック系は、歪むので、
 そりが合わなかったり、寸足らずだったりするので、バンパー現物あわせで、型修正しながらのFRPなり
 CFRPのほうが、現在の技術水準ではよさそうです。

 もちろん製造中止のため、メーカー欠品
 聞くところには、E_BAYで 一時期は、純正ABS製が650ドルとかで売ってたらしいので、
 日本円にしたら、こんなもんが10万円ときいて、おどろきました。





 しらなかったのですが、こういう金具(欠品中)が純正バンパー(JPディーラー車など)にはついてるらしいので、
 それにひっかけてつかうらしいです。
 この金具も欠品なので、作ろうかと思ってます。(私の車(並行車)には、ついてるのに気が付きました。)


2018/09/06

WTAC 2018 in Sydney

今年もやってきました、環太平洋戦のタイムアタックレース、WTAC シドニー オーストラリア
昨年のWTAC 2017 in SYDNEY !につづき、今年も、日本から、数台のマシンとドライバー、もちろん、チームエスコートの安藤選手も参戦します。
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当初35GTRでの参戦を予定していましたが、トランスアクスル、4WD用のミッションが仕上がってこないため、
昨年に引き続き、三菱ランサーEVOの、エアロ、エンジン他を再セットアップしての参加です。
ハンマーシャーク(シュモクザメ)と渾名される幅広のフロントボディは、トレッドをレギュレーション一杯広くして、
ダウンフォースがかかるように、ウイング、カナードです。
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エンジンルームに入った冷却空気をできるだけ抵抗なく排出して、リフトを防ぐ、ダウンフォースを得るために、
ボンネットには、これでもかという数のダクト、ダクトダクトです
カラーリングは、なつかしの往年のエスコートカラーに変更
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フロントフェンダーは、タイヤ前面にあたる空気を少なくし、抵抗、ドラッグを下げるために前はカバー、
リアは、タイヤが掻き揚げる空気を排出したいので、後ろが、ほぼオープンで、横空も空気を抜くようにしています。
サイドステップも、理論に加えて、多くの実走で、フロアに入った空気を横に逃がさないで、後ろに排出する、
ドラッグを下げる、リフトを下げる、ダウンフォースが効くように、広く、横もカバーしてあります。
4輪にモーテックのストロークセンサーがついているので、リフト、ダウンフォースがログで見れるのが強みです。
ほぼCFRPのボディ外板に カッティングシートで白を貼り、その上に黄色と赤のラインを貼っていきます。
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昨年から、大幅に変更改良になったエアロ、リアはウイング裏面の整流を活かすためにスワン形状で上から引っ張っています。
リアのウイングのサイドは、フェンダー脇から直立に延びて、リアの整流と、キャビン乱流を整えます。
4日に船積み完了でしたので、今頃、コンテナで太平洋上でしょうか?
これで、レースまでの間は一区切りできたでしょうから、
w124036 500E関連の作業も きっと 進むことでしょう!
今年、年内には、何台か 500Eのフルコン車が増えそうです(笑)
2018/04/21

カーボンルーフ8号機 How to make CFRP ROOF 500E 8th


先にお話ししましたとおり、
CR8 ルーフ自体はできていました


今月、ようやく板金屋さんに車を持ち込み、サンルーフ、パネルの脱着、カーボンルーフの接着をして、
前後ガラスも装着が完了しました。

施行中の写真はこちら、
屋根をカーボンにするというと、大作業のイメージがありますが、モノコックの骨格部分ではなく、
外販表皮なので、スポット溶接をスポットカッタードリルで外しますが、溶接するわけではありません。
(ボディ補強のためにスポット溶接を、スポットの間に追加はします)

サンルーフ、表側の鉄板は、スポット溶接で前後ガラス上部の骨格とABCピラーを前後つなぐルーフフレーム骨格に
約80個超のスポット溶接で接合されています。なので、このスポット溶接を外すためには、
前後ガラスと 左右2本のモールを外して、鉄板をドリルでもめるようにする必用があります。




 仮合わせ、接着の際に男性二人で作業してますが、重量的には女性一人の片手でも充分です、 
 作業者の顔が 鉄板ルーフを持った後でその重さをしっているからか、予想以上に軽いルーフのためか 微笑んでいます
 指で引っ掛けて持ち上げてるのがわかりますでしょうか?

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 ルーフを ルーフパネルを仮合わせ装着、接着したところ、目止め、クリアーを噴いて仕上げているのでピカピカです。
 ルーフパネルの接着は、最初私のときはエポキシパネルボンドを使いましたが、8年で相当進化しているので
 もっと性能の良い接着剤がでていますので、今はそれを使っています。

 最近では新車ラインでも、溶接でなくてパネルをエポキシ系接着剤で止めている例も増えているためか、
 接着剤も日進月歩です。

 



 参考までにカーボンルーフ 熱硬化性のプリプレグシートを使用して、バキュームパック、
 CFRP製2プライで、間にケブラーのハニカムをサンドイッチ、塗装なしだと
 超軽量で3.5キロ弱で仕上がります。

 これにカーボンの織目を目止めして、クリア塗装を塗り重ねて、
 テカテカ仕上げにすると、乾燥状態で約300グラム位重量が増加します。
 塗膜が厚いからでしょうが、意外に重いのが塗料、です。



 こちらが取り外した、サンルーフ、スライディング部分もあり、重い鉄板が二重になるので重量が嵩みます。

 サンルーフの鉄板、モーターや配線、水抜きドレーンの配管等を除いて、 簡易測定で29キロ、ですから、
 約30キロ弱の軽量化となります。鉄板ルーフだと、さすがに大人一人でも軽々とは持ち上げられません。
 
 肩より 高いところに乗せるのと、下に傷つけられない車両がありますから、
 二人で掛け声「せーの」、の作業になります




 外したルーフのスポット痕、スポットマシンで打ってるのですが、いくつか修正したあとがあるのが、わかりますでしょうか?
 
 ベンツもポルシェも、モノコック、ボディの制作、
 その昔から電気溶接、スポットが得意で、点検して、出来が悪いと修正してたようですが、そのためでしょうか、
 ヘアライン号のときでもそうでしたが、いくつかやり直しの後が見つけられました。

 見やすいところでは、前後ドアのゴムシールを交換する機会に、ドア廻りのスポットを見れるので、
 ほとんどの車で、修正痕を発見することができると思います。
 
 今のロボット生産のラインやレーザー溶接では、きっと、ここまでやってないと思います。手がかかってる証拠です。
 
 ちなみに、ノーマルルーフと、サンルーフは、車検証で比べると30kg違うのですが、外した屋根の重量を見ると
 モーター等を足せば、概算で30キロ減であってると思います。
 
 ご存じの方も多いと思いますが、真面目な ベンツは、昔からサンルーフ有と無で、スプリングレートを変えてます。
 
 スプリングのマーク、部品番号が違います、対して、いい加減な車高下げる目的のバネ、社外品では全モデル
 全部一緒ですね(笑)

 なんどもいってますが、
 質量だけでなく、 最も高いところで30キロ軽くなるので、重心位置も変わり、運動性能、特にロールが
 大きく影響されます。

 もし、乗ってわからないというのであれば、
 車を転がして、講釈たれるのなんか辞めたほうがいいレベルです。

 ルーフボックスに米袋積んで走っていたのを、キャリア毎取り外した位の感覚です。
 車高がすこし上がるというのも理解できます。

 ルーフ、ガラス外した際に、スポット増しをするのと、エポキシ接着剤での接着補強、
 純正でついているルーフの補強バーをCFRPで造って増やしているので、その分の効果もあるのでしょうが、
 外板をCFRPにすることによる引っ張り強度が増えるためか、乗った時の剛性感、シャーシの堅さ感は
 ブラインド テストでも確実にわかってもらえると思います、

 そう、難点は、もう、サンルーフ無の純正のライナーが生産中止になっちゃったことでしょうかね?

 もし、少しでも、CFRP化に興味ある方がいれば、解体屋さんで、
 今から、サンルーフ無のライナー、ヘッドライナー確保しておくことをすすめます(笑)

 屋根の上に、オーナーがのって立ち上がっても、へこまないCFRP屋根が欲しい人は どうぞ!
2018/03/18

炭屋根八号機 CFRP ROOF 8th



炭屋根八號機 
1号の私の完成報告が10年1月ですから 1年1台のペースで増えています


昨年末のことになりますが、大阪のTさんの炭屋根が完成しています。

カーボンプリプレグの綾織シートを、センターで切り分けて、真空バキューム成形し、
加熱硬化させた表皮
ケブラーハニカムの構造材と、同じく、真空バキューム熱硬化の裏皮のマルチコンポジット複合材で形成されています。

スチールでプレスされ、スポット溶接で接合された純正のルーフとくらべて、
軽量であるだけでなく、引張強度、圧縮強度ともに優れていること、
カーボンルーフ装着行程でおこなうルーフ、前後ガラス開口部のスポット増しによるボディの
剛性感、ソリッド感アップが運転して20mも走れば感じられます。

軽量化の観点でいえば、もっとも高い位置にあるルーフが、特にサンルーフモデルであれば、純正の二重のルーフやモーターが
なくなるため、30キロ以上軽くなることによる運動性能向上のメリットもあげられます。

BMWのM3やレクサスの限定ハイエンドモデルで、カーボンルーフを採用しているのは、カーボン繊維が持つ、アピアランスと
高価な先端素材のプレミアム感以上に、運動性能、軽量化のメリットがあるんだと思います。

誰もができる訳ではない、間口の狭い、敷居の高い改造、見方によれば、悪改造ではありますが、
こんなバカげたことをやる人が私意外に7人も日本にいることを驚きつつも、喜んでいます。

2018/02/22

CR2號のフルコン化 MOTEC Management for Carbon Roof 2nd 500E 

春節の休みを利用して帰国した際に、エスコートにお邪魔してきました。

華南からの往復の飛行機は、やはり中国人が圧倒的、家族連れが多く満席、
春節、来日数650万人は伊達じゃないと思いました。
我が国も、否応なしに人口14億人を抱える世界第二の経済大国の影響を痛感する時代になりました。

ホテル業界の方の話をきくには、春節時期と大学受験が重なるので大変とのお話しです。

さて、目的は、自分の車の打ち合わせと、O氏のフルコン化の話です。
前にも紹介してます炭屋根2号機 こと ”CR2”が、私の車なんかとは別次元、
驚くほどきれいな車体です。

日曜午後に、都内から戸田までの往復路、に乗せていただいたのですが、トータルで仕上げた足回りや
高い剛性感のシャーシ、レカロCSEシートは秀逸で、「やはり500Eはいいなー」と独り言が出る瞬間でした。

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写真撮影しようとしても塗面が平滑なため、撮影者の映り込みが出てしまい、上手くとれないレベルです

ポイントは、炭屋根2号機なので、“CR2“ Carbon Roof 2nd のエンブレムをセンス良く作成して
トランク右端部に装着しています。

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フルコン化の内容、記載しておきますと
点火系のコンピューター、EZLが60万円超に高騰した今では、
フルコンにしたほうが中長期的はいうこともなく、
短期的にも合理的になったと思います。


いくらかかりますか?2015年の記事

ポイントとなるのは、
① クランク信号のピックアップ、
② 気筒判別(シーケンシャル制御するなら)、
③ コイルの選択(デスビレスにするなら)、
④ ノックセンサー(フィードバックで点火時期制御するなら)
⑤ ツインλ(シーケンシャル制御するなら)
⑥ インジェクター

だと思います。 

①のクランク信号は、純正のクランクプーリーから取れます。
②の気筒判別は、私はVH45のクランク角センサーを使いましたが、左バンク、インテークカムの突起を
削って、シングルにすれば、純正カムセンサーを流用できるでしょう

③のプラグトップコイルは、w210のカバーと4.8番のカムホルダーを使えば純正流用できます。 

かっこいいけれど、高価なプラグコイルブラケットは必要ありません。

おまけにフロントカバーもw210用がそのまま使えますので、
デスビ撤去後のエキゾースト側のカバー製作の必用がなくなります。

④ノックセンサーは、セッティングさえ整ってて、フィードバックでノックトレースを詰めるのでなければ、NAの場合にはまず、いらないと思います。
割り切って、予算抑えるつもりなら、当面は不要、必用になったら、あとから追加でもいいでしょう。

⑤ ツインλも燃調のフィードバックで気筒別にシーケンシャル制御を補正するなら必用ですが、
これもあとからでいいんじゃないかと思います。

⑥ インジェクターは私は背の低いDENSO製12穴を使いましたが、ボッシュのEV14で背髙のとても、性能の良いものが今は出ていますので、
そちらをつかえば、フュールデリバリーや燃圧レギュレターも現行純正をそのまま使えますので、高価な製作費用が節約できます。

スロットルポジションは、純正の配線から拾えますし、純正配線を加工してほぼポンづけでできますので、お手軽だと思います。

 あとから続いていただける方が増えるのはうれしいですね