2017/08/29

722.6 NAG1 エボリューションプロジェクト (16) 722.6 NAG1. Evolution Project (16) How to install

マイナーな加工部分 次はトランスミッションマウントです

加工したトランスミッションマウントです。

fc2blog_20170823202446242_20170823203554ed9.jpg



下の図は、722.3(左)と 722.6(右)を並べたところ

13575695_1037148469694576_1569767508_os_20170823205840f6e.jpg

 それぞれに装着されるトランスミッションマウントは
 これが 722.3用 下側が平フラットで形状もカマボコ型です
 マウントの真ん中に長いボルトが入るタイプです。

140-240-0318.jpg

 それでこちらは722.6用 下側が出っ張っていて、キノコ形状でアルミ地です。
 トランスミッション単体の重量は丈夫になったためと、ギアが1速増えたので、結構、重くなってますから、
 その分、マウントも丈夫に作ったようなことが見て取れます。
 こちらは、マウントに横棒が入っていて、ボルト2本でオートマを固定するタイプです。

212-240-0418.jpg

722.6には下のマウントを使うのですが、下側が出っ張っているので、そのままではつきません。
ミッションマウントプレートを製作している例もあるようですが、私の場合は、
マウント自体をフライスで削って、純正のマウントが装着できるように加工しました。

flexdisc_new1.jpg

こちら、純正のアルミニウム製のトランスマウントメンバーの画像です。
 W124 500Eでは、トンネル部を連結させるアルミ鋳物製のメンバーになっています。
 後継モデルの鉄板のプレス製と比べると、お金かかってる創りです。
 

実際に作業をして、後追いでこのブログを書いていて、今、思ったのですが、
マウント部分、722.3と722.6を共通して使用しているシャーシ、
たとえば、129だとか140だとどうだったのかと思っています。

EPC見てあとで調べてみます。

それで、マウント位置をいじると、エンジンからデフの角度が、変わってきます。
トラクションや振動、大馬力時の安全性にも影響する重要な部分なので、エンジンマウントの高さ、プロペラシャフトの角度と
あわせて調整する必要が出てきます。
2017/08/22

722.6 NAG1 エボリューションプロジェクト (15) 722.6 NAG1. Evolution Project (15) How to install

722.6 電子制御5速ATの換装について、解説します。
先達の知恵と努力、ノウハウの恩恵であり、これを記載することで、
つぎに続く人のきっかけや、専門家にお願いする場合の大まかな理解になると思います

722.6 とM119
R129のSL500 
W140のS500,S500L
W210のE50, E430に乗っていたので、載せ替え自体は、
すごく乱暴な言い方をすれば、エンジンとオートマ本体は、ベルハウジングがM119用を使うので
エンジンとトランスミッションは、ボルトオンでできます。

社外のTCU自体がスタンドアローン接続で、オートマ本体の丸カップラーと
スフとモジュールへの配線はモデルによっては、カップラーオンです。

それ以外の細かい点、機械式と電子式のシフトモジュール(シフトレバー)が異なるので、
そのリンケージや、オートマ本体のマウント、オイルクーラー等の微調整が必用です。

純正の前時代の点火装置(EZL)やLH(エアフロ燃料制御)を使う場合には、
機械式オートマのスターターロックスイッチ、つまりニュートラルにギアが入っていることを
検知して、セルモーターを動かすスイッチや、
変速時、シフトダウン時のショックを和らげるためにエンジンの点火時期の
遅角信号を送る(にも流用している)、オーバーロードスイッチをどうするかがポイントになります。

ここ、大阪のエグゼさんのすごいところは、純正のLH、EZLで動かしてます。
相当なノウハウ部分があると思います。
他方、私の場合、フルコン制御なので、ここは割愛してます。
変速時の点火遅角は無くても動きますが、シフトシグナル。ギアシグナルを利用します。




これらに比べると、物理的なポイントですが、
シフトゲートのリンクの位置が、違うので、写真のように、ここを調整する必要がでてきます。
現物に合わせて切断して溶接するだけです。別にここはチタン製である必要はありません(笑)。

パドルシフト専用にするのであれば、シフトレバー自体がいらなくなるので、
割り切ってしまえば、なくても良い部分ではあります(笑)




 722.3のEPC画像でいう176番の部品になります。
 もちろん、同時にシフトブッシュも変えておいたほうがいいですね


2017/08/15

722.6 NAG1 エボリューションプロジェクト (14) 722.6 NAG1. Evolution Project (14) How to install TCU

毎年、夏は馬術の合宿で、山梨県の小淵沢にこもっています.
そのため、更新が滞りがちです。
なので、昔のこと、書こうと思っていたことを拾い出して先にまとめておきます。

 敷島の大和の国で、今でも、マニアックな人にあうと話題に昇る W124の 722.6 NAG1 換装。

 すでに何台もの方が実践されているので、六日の菖蒲、6月の皐月の感もありますが、
 これからチャレンジされようとする方のために、何回かに分けて記載していきたいと思います。

 一般の他モデルのエンジン、トランス系を載せ替えるものと比べると、W210 や R129、W140用の
 M119用のベルハウジングがそのまま使えるので
 基本、大きな加工もありませんが、かといってボルトオンというわけにもいかず、いくつかポイントがあります。
 後で紹介といって、延び延びになってたので、少しづつ追いかけます。

 まず最初は、どこにTCUを置くか、

 私が現在、装着してるデンマーク製のtcu(旧モデル)は、マニアックなデンマークのOLEさんが、作成したものです。
 油圧経路を切り替える電磁ソレノイドのコントロールを、電圧、車速、エンジン回転、油温、アクセル開度、大気圧等の
 入力情報に応じて、行う仕組みです。

 とても、良くできていると思いますが、純正のtcuがエンジンecuとやりとりをしてフィードバック、学習機能がある、
 フェイルセーフが何重にも組み込まれているのに比べると、さすがにそこは手薄であり、人が手を加える対策を
 しないといけないかと思う部分もあります。
 
 また、回路や配線を見てみると、自動車車載用というより、弱電系の設計のように感じます。
 なので、温度や湿度、振動、ノイズについては、こちらで考えて対策することになります。

 まず、設置場所ですが、別にここが最善というわけではないのですが、ヘアライン号の場合、
 助手席足元のバルクヘッド、キックボードのところの空きスペースを使っています。

 別にここがベストなわけではないと思うのですが、振動、熱、湿度とノイズ、トランスミッションとの距離考えると
 ここになりました。
 


大昔、HIFIのカーオーディオを嗜んでた人だとわかると思いますが、W124、助手席の足元にちょうど良い大きさの空きスペースがあって、ナカミチのTD1200(アジマス調整、ノンオートリバースのカセットテープ(笑))とかの
ハイドアゥエイチューナーなんかをここに置きました。

 私の場合、モーテック本体、LCDディスプレイを助手席のグローブボックスに置いているので、
 その関連の電源リレー等もここに鉄薄板で枠を製作、整理して、アースポイントを共通にしました。

 これも、アナログ、カーオーディオでノイズで苦労された諸兄、初期の社外ECU、特にロータリーでノイズに悩んだ人には
 おなじみのことだと思いますが、基本、車なんてのはノイズの塊で、メーカーも対策、それは相当苦労しているわけで
 それにならって、アースポイントを揃える、信号系、電源系は分離するということをやりました。

 シールド線、コンデンサー、フェライト等の後付けの対策も大事ですが、基本は、整理整頓だと思います。
 ノイズの原因はどこか、一般に信号、電源、サージといいますが、
 
 それ以外にも、オルタネーター、クランク、ピストン、
 クラッチ、フライホイール、プロペラシャフト、デフ、ドライブシャフト、タイヤ、ローターetc
 金属で回転していれば、多くは帯磁しているので、ノイズの発生原因になっています。

 ここらへんは、再現性あるノイズでしたら、特定のしようがあるのですが、突発的にでてくるやつは、難しいです
 経験がものをいうところなんだと思います。

fc2blog_20170802223749420.jpg

 それで、ここは莫大な経験の蓄積があるエスコートにお願いしていますので、その一部をお見せしますと、
 キックボードを加工して、板金で固定金具をつくって、左のTCUと リレーと電源他を金属壁で
 わけて、収納できるようにしました。

fc2blog_20170802223802018.jpg

 蓋してしまうと、純正とかわりません。といっても、マット開けて比べる人もいないと思います(笑)
 TCU自体、振動に弱い構造なので、加減速コーナリングのG、エンジン、駆動機器の振動、車体の振動考えると、
 きちんと固定する必要があります。

 短時間なら、極端な話、床置きでタイラップ、マジックテープでも良いかもしれませんが、
 経年の半田の割れや、浮き、コネクターの振動を考えるとメーカー同様の対策をすべきだと思います。

 この当時のベンツのECU、がっちりとしたアルミの箱に入って、それを頑丈なアルミ製の金庫にいれて、
 モーターで換気する、固定は特殊工具で差し込み等々を見ると、これぐらい奢っても良いと思います。

 それ以外にも、前輪を浮かせる加速G、300km/hの振動等を前提としているわけですから、
 ターボのロータリーでなくても、これくらいは必要なのかと思います。

 ノイズ一発、高過給時に、インジェクター作動時間が停止すれば、リーンになって、即ブローとまではいかないのでしょうが、
 ギア抜け、ギアダウンになれば、シフトミスによるエンジンのオーバーレブ、
 駆動輪タイヤロックやオーバーステア等にもつながりかねないので、ここは慎重な部分でもあります。
 
2017/06/30

トランスブレーキ 722.6 NAG1 エボリューションプロジェクト (13) TRANS BRAKE 722.6 NAG1. Evolution Project (13) Swedish Trans brake



スウェーデン Turbo Banditのページ

W124に 722.6 トランスブレーキなんてやってる人いないだろう等といってたら 世界は広いもので
先に装着して自走テストしてる人がいらっしゃいました。
北欧スウェーデンのターボバンディット M104に1000馬力級のターボつけてます

弱点のオートマが722.6で強化できれば、このサイズのターボも装着できます。
M104では過給かけられないといっていたプラスチックのインマニもアルミで製作して、
ステンレスのターボエキゾーストマニフォールドとあわせてます。

動画みると、コンバーターも自分で、変更して4000rpm位のようです
リアタイヤはミッキートンプソンのようですが、外径でかくしているので、後ろ上がり、
そのため、アーム角度がでていないので、トラクションが思ったよりかかっていないようです。

ドラッグマシンではなく、ナンバー付のストリートで、トレーラーひっぱって、ロシアまで
この車で旅行もするようですから、これくらいのセッティングが妥協点なんだと思います。




ミサイルスイッチがトランスブレーキのスイッチのようです。レースのときだとピンポンスイッチで
ステアリングに移すんでしょう




ターボのハウジングも自分のロゴいれてます。

窮屈なM119よりターボ化できる自由度はM104のほうが高いので、このような車が出てくるんだと思います
500Eは ポルシェがつくった特別なベンツだから などといって 安住している人には
絶対に追いつかない 6気筒のM104に仕上がっています。

日本でもこんな車でてくるといいですね
2017/06/24

トランスブレーキ 722.6 NAG1 エボリューションプロジェクト (12) TRANS BRAKE 722.6 NAG1. Evolution Project (12)


夏至もすぎ、日本ではもう少しで梅雨もあけるころでしょうか
こんなこと、もう何年もやっていますが、少し進展がありましたのでとりあげます。

トランスブレーキの主要部品である 加工したバルブボディに装着して使用sるソレノイドボディができました。
後退バックギアと前進1速ギアに同時に駆動力を伝えるよう、油圧を制御する部品です。
電磁ソレノイドのオンオフで油圧通路を変更できるようにアルミビレットで、バルブボディに合わせて
装着されるようにできています。


18403331_759645934214278_4439470837226377504_n trans

バルブボディの3D図面なんてものは公開されていないので、現物をもとに、流路を解析して、
バルブボディを加工し、アルミブロックで流路を断続できるようにしてあります。
このために、クリアアクリルで型とりをしたり、位置変更、高さを検討調整したりとしています。
こんな作業、絶対自分ではできないと思います。

18485789_764487253730146_8178066088091626783_n transbrake

加工済みバルブボディに、トランスブレーキを装着したのがこの状態です。
ステンメッシュのホースがブロックの左右穴をブリッジしているのと、
電磁ソレノイドが良くわかります。

このソレノイドをコネクターで接続し、ハンドル位置まで配線をもってきて、
スイッチのオンオフをできるようにします。

18556389_764487323730139_2048715871894284354_n nag1 trans

純正のATFフィルターを装着した図になります。

18527730_764487300396808_597711236889021828_n transbrake

ブロックの高さが加わりますので、ATFフィルターには下駄、スペーサーをかませてあります。

18556372_764487263730145_3731751351794350981_n nag1 transbrake

反対からの写真になります。

ご覧のとおり、フィルターまでの高さが約4cm変わりますので、1.5インチのディープパンを装着する必要がでてきます。
今製作しているアルミフィン付ATFパンでは、高さが足りないので、ATFパンの高さを足して再度製作することになります。

こんなもの絶対買う人いないので、米国製の市販のディープパンでもいいのですが、
先に、エンジンパンと合わせないとカッコ悪いっていった手前、引っ込みがつかないので、
やむなく両方、製作することにします。
とほほ

チャレンジャーやチャージャーにトランスブレーキつけたい人はいると思いますが、
日本で古いベンツに、オートマ取り替えて、
さらにトランスブレーキつけようなんて人は 絶対にいないでしょうね