722.6 NAG1 エボリューションプロジェクト (24 ) 722.6 NAG1. Evolution Project (24)
500Eのオートマは、機械式4速(実質3速)の722.3
それを、後継機の電子制御5速の722.6に載せ替える人が世の中にはいるわけです。
日本で、こんなことやってるのは、私くらいだろうと思ってたら、
世の中広い、井の中の蛙大海を知らず、夜郎自大なわけで、
大阪のエグゼでは、何年か前で数台はやってるとのことでした。
そうなると、もう十数台の電子制御5速、パドルシフターがいるわけです。
増えたとはいえ、そんな方向けにマーケティングで作ったわけではないこの722.6 ATFパン。
作ろうと思った切っ掛けは、床下から見て
NIIBE オイルパンと絵面があわない、眺めが悪い
722.3の長めの良さを見てしまうと、722.6でもそれを求めるわけでして、
また、722.3より、ロックアップ付きとはいえ、発熱量の多い722.6を
何とかしたいという思いもありました。
あとは、トランスブレーキ用で買ったアメリカ製のNAG1のものが、あまりに
アメリカン、なんというか、大和撫子(死語)と テキサスのおねえちゃん みたいな感じで、
こりゃ自分用につくろうか! というわけでした。
ほんとは、もっと早くできる予定だったんですが、
注文間違え(笑)や、WTAC 安藤号の作業で手が空かず、今になりました。
構想製作5年です!

722.3のNIIBEパンとの変更点は、外観、寸法の他は、特にないように見えます。
スラントの722.3と比べて、スクエアなパンはとてもナチュラルに見えます。
ATFのクーラー用のオイルポンプ駆動のタブもつけてますが、
まだ私自身もテストできてないのと、先にこんなことやる人もいないと思うので、
穴をあけないで出荷するようにします。

722.6には、ATF温度のセンサーが内部の電子基板にあり、
油圧調整につかっていますので、表示はCANで可能なのですが、私のMOTECロガーでは
アナログ入力なので、それ用のセンサーボスもつけています。
今回は、穴あけ無しにしています。
独立メータつけてるひとは、1/8 なり 3/8なりのセンサーに合わせた 穴をあけてお使いください。

機械加工前のATFパンですので、Oリング溝もほっていません。
前作同様 T6熱処理とショット加工(スチールボール)で砂落としはしてあります。
今作からは、樹脂含侵処理をするようにしました。
砂型鋳造のため、鋳物に目に見えない巣穴が空いていることがあり、
そこからオイルがしみ込んで、表面が脂っぽくなることの予防ができます。
特に粘度、分子の大きさの小さい、ATF、高温になって、
経年使用をしていると、その傾向が出てくるので、それを予防するという意味もあります。
市販のアフター品でこんなことやってるものは、ほとんどないでしょう
某メーカーの国産車用オイルパンは、熱処理してないものもあります。
自動車メーカーの量産品だと、重力砂型鋳造ということは、
少量生産の試作品でもないとないでしょうから、まあ稀な処理だと思います。
エスコートの塩原さんのアドバイスで行うことにしました。
前にも書きましたが、ATF交換、フィルター交換を自分でする方は、
このATFパンの底に、赤く残ったフルードで、NIIBE と浮き出るのを見ることができるわけです(笑)。
遠く欧州から、お買い求めいただいた、ドイツ人のクライアントから
「どういう意味? なんで中にかいてあるの?」 との質問がありましたが、
うーん、
洒落た回答は まだ、見つかっていません。
それを、後継機の電子制御5速の722.6に載せ替える人が世の中にはいるわけです。
日本で、こんなことやってるのは、私くらいだろうと思ってたら、
世の中広い、井の中の蛙大海を知らず、夜郎自大なわけで、
大阪のエグゼでは、何年か前で数台はやってるとのことでした。
そうなると、もう十数台の電子制御5速、パドルシフターがいるわけです。
増えたとはいえ、そんな方向けにマーケティングで作ったわけではないこの722.6 ATFパン。
作ろうと思った切っ掛けは、床下から見て
NIIBE オイルパンと絵面があわない、眺めが悪い
722.3の長めの良さを見てしまうと、722.6でもそれを求めるわけでして、
また、722.3より、ロックアップ付きとはいえ、発熱量の多い722.6を
何とかしたいという思いもありました。
あとは、トランスブレーキ用で買ったアメリカ製のNAG1のものが、あまりに
アメリカン、なんというか、大和撫子(死語)と テキサスのおねえちゃん みたいな感じで、
こりゃ自分用につくろうか! というわけでした。
ほんとは、もっと早くできる予定だったんですが、
注文間違え(笑)や、WTAC 安藤号の作業で手が空かず、今になりました。
構想製作5年です!

722.3のNIIBEパンとの変更点は、外観、寸法の他は、特にないように見えます。
スラントの722.3と比べて、スクエアなパンはとてもナチュラルに見えます。
ATFのクーラー用のオイルポンプ駆動のタブもつけてますが、
まだ私自身もテストできてないのと、先にこんなことやる人もいないと思うので、
穴をあけないで出荷するようにします。

722.6には、ATF温度のセンサーが内部の電子基板にあり、
油圧調整につかっていますので、表示はCANで可能なのですが、私のMOTECロガーでは
アナログ入力なので、それ用のセンサーボスもつけています。
今回は、穴あけ無しにしています。
独立メータつけてるひとは、1/8 なり 3/8なりのセンサーに合わせた 穴をあけてお使いください。

機械加工前のATFパンですので、Oリング溝もほっていません。
前作同様 T6熱処理とショット加工(スチールボール)で砂落としはしてあります。
今作からは、樹脂含侵処理をするようにしました。
砂型鋳造のため、鋳物に目に見えない巣穴が空いていることがあり、
そこからオイルがしみ込んで、表面が脂っぽくなることの予防ができます。
特に粘度、分子の大きさの小さい、ATF、高温になって、
経年使用をしていると、その傾向が出てくるので、それを予防するという意味もあります。
市販のアフター品でこんなことやってるものは、ほとんどないでしょう
某メーカーの国産車用オイルパンは、熱処理してないものもあります。
自動車メーカーの量産品だと、重力砂型鋳造ということは、
少量生産の試作品でもないとないでしょうから、まあ稀な処理だと思います。
エスコートの塩原さんのアドバイスで行うことにしました。
前にも書きましたが、ATF交換、フィルター交換を自分でする方は、
このATFパンの底に、赤く残ったフルードで、NIIBE と浮き出るのを見ることができるわけです(笑)。
遠く欧州から、お買い求めいただいた、ドイツ人のクライアントから
「どういう意味? なんで中にかいてあるの?」 との質問がありましたが、
うーん、
洒落た回答は まだ、見つかっていません。